《インターン企画》この人にインタビュー!特定非営利活動法人ハロハロ 事務局長・成瀬悠さん

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インターン企画・この人にインタビュー!

シャプラニールのインターン生が国際協力や社会問題に興味のある若者への対話を通じ、お互いの活動への理解を深めながら国際協力のあり方や多様な関わり方などについてお伝えします。

今回は、インターン企画として特定非営利活動法人ハロハロ(以下ハロハロ)の事務局長の成瀬悠さんに団体全体の活動のお話から、ハロハロで行なっているフェアトレード活動についてお話を伺いました。成瀬さんはハロハロ設立当初、シャプラニールのフェアトレード事業クラフトリンクの担当者から話を伺ったそうで、シャプラニールとの関係も深い方です。


「だれもが魅力的に働き生きることのできる社会の実現」

特定非営利活動法人 NPO ハロハロ事務局長の成瀬悠さん

特定非営利活動法人 NPOハロハロ事務局長の成瀬悠さん

団体概要

Q.まずはじめに、ハロハロの全体のことと、どのような活動をしているのか伺います。掲げているビジョンなどについてお聞かせください。

ハロハロでは、「だれもが魅力的に働き生きることのできる社会の実現」を目指しています。活動場所はフィリピンと日本、活動対象地域は、主にセブ・マニラ・ボホール・日本・千葉地域で、住んでいる人を広く対象にしています。フィリピン事業地の人々は1日1.9ドル以下で生活する貧困層が主となっていますが、1日1.9ドル以下で生活する貧困層の人々に限らず、「生計向上事業」「教育事業」「啓発事業」と3つの基幹事業を通して、地域の中に「人」と「組織」を育成しています。
地域の人たちを主役に、自分の力で地域を豊かにしていくグループを作っていくサポートをしています。

 

Q.地域の中に「人」と「組織」を育成することについて詳しくお聞かせください。
ハロハロでは、地域の中の人が集まり、ともに課題を解決していく活動に取り組み、組織になっていく3ステップを大切にしています。たとえば、地域の人々が集まり、1つ解決したい課題を見つけ、活動を組み立て成果を測っていけるよう少しづつサポートしながら地域課題に対するアクションの充実度を高め、組織と活動と人を育てています。
一方的に「教えこむ」のではなく、みんなでチーム作りを行うことを重要視していて、トライアンドエラーが続く中でも、よりよい活動を行っていくための答えは、チームの人々が導き出していく力をつけていくことを見守っています。

スクリーンショット 2021-11-02 16.08.44 スクリーンショット 2021-11-02 16.08.50 スクリーンショット 2021-11-02 16.08.56ハロハロの3つの基幹事業

Q. ハロハロの創立背景話が気になります。。!!個人事業主からNPOに移行したそうですが、理由などはあったのでしょうか?
一番最初は、社会起業を志してNGOローブさんのフィリピンのワークキャンプに参加しました。社会貢献事業はどのようにして回っているのか?を学び、ローブさんが普段ゴミを拾って生活している人を対象に行なっていたジュースの廃材で雑貨を作る活動の販売ボランティアを始めたのがきっかけです。

スクリーンショット 2021-11-02 16.11.58ジュースの廃材で作ったキーケース

初期は個人事業主で始め、「地域の人たちの生活がよくなるかな」という思いで製作できる最大数を輸入して販売していました。しかし現場に行ってみたら、『納期にあわせて作業をすると家族といる時間が少なくなる』『品質への要求に応えることが難しい』といった悩みを抱えていました。「収入向上だけがこの人たちのありたい未来ではなくて、家族との時間や健康などいろいろなことを望んでいる」ということを知りました。

 

活動について

Q.フェアトレード事業についてもお聞かせください。
ハロハロではマニラの女性たちとジュースパックやお菓子の袋、飼料袋などの廃材からアップサイクルして作る雑貨「Angkyut アンキュート」と、セブの女性たちと貝・木・麻などの自然素材を活用したアクセサリー「Nindot ニンドット」の2ブランドを展開しています。ハロハロが製品の売り上げを上げ、地域の女性たちの収入向上にあたることは、困難な道のりですが、どのようなマーケットに対して、どのような製品をつくり、どのように販売していくか、試行錯誤をする中で、今は日本の学生や社会人のインターンやボランティア、現地の統括スタッフ、制作スタッフにも支えらて活動を続けられています。

スクリーンショット 2021-11-10 15.08.04 スクリーンショット 2021-11-10 15.06.53angkyutブランドイメージ図

インターンについて

Q.インターンについて詳しくお聞かせください。
今年から初めて導入した制度で、3ヶ月〜6ヶ月間のあらかじめ決められた期間で動いています。今はリモートワーク環境となっており、主となる業務は広報企画運営で、SNS広報の計画立案から広報物の作成までを行なっています。雑貨の企画や管理などに携わることもできます。最近はインターン発案で、作り手の顔がみえる広報、お客様とのコミュニケーションができる広報にしていこうと力が入っています。どんな投稿や写真が良いのか?面白い発信方法はないか?など、学生インターンが主役になって行なっています。

Q.学生インターンはどんな方が多いですか?
フェアトレード事業の広報自体が社会問題に関することなので、環境問題や社会問題、国際協力に関心のある大学生が多いです。個人のSNSなどで日々エシカルについて発信している人もいますし、みんなでアフリカ布のイベントに行ったりなど無理のない範囲で楽しく活動に発展的に関与してくれてとても感謝しています。

スクリーンショット 2021-11-02 16.06.36nindotブランドイメージ図

現在の活動について

Q.COVID-19によってどんな影響を受けましたか?
COVID-19下で活動していく中で、よかったこと、悪かったこと、2点あります。
まずよかったことは、私自身がCOVID-19の影響で完全にフィリピンに渡航できなくなってしまったことが吉となり、オンライン・コミュニケーションが目を見張るほど円滑に進んでることです。以前は私が3ヶ月に1回は渡航し、その時にプロジェクトの資料や会計書類などを確認したり、現地の人々が抱える課題点の整理もしていました。プロジェクトの進捗報告を始め、問題や疑問などは特に、すぐにも連絡が欲しかったことばかりだったので、今は自分たちで責任感をもってオンラインにアクセスしてくれるようになったのは本当によかったポイントです。
悪かったことは、事業収入が入らなくなってしまったことです。フェアトレード雑貨の対面での販売の機会減ってしまったことが大きな原因でした。オンライ側の販売を強化するために、インターンチームをスタートしました。しかし、まだ回復には程遠いので時間がかかるなと感じているところではあります。

スクリーンショット 2021-11-02 16.05.30スクリーンショット 2021-11-02 16.03.28フィリピンの生産者の女性たち

今後の活動について

Q.今後成瀬さんが描く未来とは?
ようやく、人々が集まり自分のありたい未来に向かって活動し支えあう、そんなチームになってきたように思います、これからは、さまざまな他団体と携わっていきたいと思っています。たとえば同じNPO法人であれば、抱えている組織的な課題に対し、類似するアプローチができると捉えます。バングラデシュやアフリカなど、全く違う国の支援をしている団体で、、私がハロハロで培った経験や力を活かしてみたいと思っています。それは相乗効果でハロハロにもプラスになると思っていますし、課題解決の歯車が動くのではないかなと思っています。

 

ーインタビューを終えて ー

生産者のフィリピンの女性たちにとっての幸せは、決してお金を稼ぐ事だけではなく、家族とともに幸せに暮らす事だったという成瀬さんの言葉がとても印象的でした。それは成瀬さんが生産者目線になって行動に起こしたからこそわかった、活動の基盤になるとても大事なことだなと感じます。これからさまざまな団体と協力し合うハロハロと成瀬さんに大注目です。ハロハロのフェアトレード事業のブランドも2つとも、クラフトリンクとはまた違った雰囲気で、とても可愛いのでチェックです!!(クラフトリンクインターン 亀川)


 

《ハロハロ開催イベント情報》
「NPOハロハロ9周年みんなで一緒にチャンスをつなごう!活動報告&クリスマス交流会」を行います。
参加費:活動応援チケット500円〜
申し込み/詳細はこちら:https://halohalo9th.peatix.com/
日時:2021年12月19日(日)17:00〜19:00

スクリーンショット 2021-11-10 16.13.17

なかなか聞けないフィリピンのさまざまな事業のこと、聞けるチャンス!!

◉ハロハロ 公式アカウント
Twitter https://twitter.com/npohalohalo?s=11
Instagram https://www.instagram.com/npohalohalo/

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