先日、それまで使っていたインターネットモデムを床に落としてしまいました。

バングラの床は硬~いタイル貼りが一般的。寝ぼけてベッドから落ちた日には
とてもとても痛い思いをするほどのカタさ(実証済)。プラスチックのモデムは
ひとたまりもなくお亡くなりになりました。
自宅でネットにアクセス出来ないのは非常に困ります。さっそくお店へ。
店についたのは18時過ぎ。色々説明を聞いているうちに30分が経ち、
イフタールの時間になってしまいました。
今年は8月2日からラマダンが始まったのですが、約一ヶ月のラマダン期間中
ムスリムの人たちは日の出から日没まで絶食します。イフタールとは日没後、
絶食明けに摂る食事のことです。
いそいそと支度し始めるお店の兄ちゃん。私が申込書を書いているすぐ隣で
玉ねぎときゅうりを刻み始めました。そこでふと目が合い、
店の兄ちゃん 「あなたはムスリム?」
わたし 「違うよ」
店の兄ちゃん 「そっか。良かったら一緒に食べない?」
わたし 「でもあなたたちの分が足りなくなっちゃうじゃない」
店の兄ちゃん 「いいのいいの。気にしなくていいから」
わたし 「ほんとに?んじゃ遠慮なく」
そう答えると、初めから私の分を用意していたかのようにお皿に盛ってくれました。
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・・・食べかけの写真ですみません。お腹空いてて撮り忘れました。
実は去年も携帯電話を買いに行ったときにイフタールの時間と重なって、
携帯電話ショップの兄ちゃんたちにごちそうになったことがあります。
分け合う文化というんでしょうか。バングラの人たちは心理的な距離が近くて、
ふらっと店にきた外国人にも屈託なく声をかけて一緒に食事をしてしまいます。
村のおっちゃんたちだけでなく、ダッカのように都市化の進んだ街に住む
お兄ちゃんでさえもこういう感じなので、なんだか嬉しくなります。
一緒に食べようとすすめてくれたのは右側のお兄ちゃん。なかなかのイケメンです。
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ふたりとも若いですねぇ。左の彼が23歳、右の彼は26歳だと言ってました。
ラマダン期間中、日没の時間帯になるとあらゆる場所でこういう風景がみられます。
みんなイフタールを食べてるので、この時間帯だけは道路から車が減り、
一気に渋滞が解消します。
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彼はこの日店にいた店員の中で最も年長の29歳。
私が「ご両親から見合いを勧められたり、結婚するよう言われたりしない?」
と訊くと「言われる」と苦笑していました。
横にいるイケメンのお兄ちゃんから「来年あたり結婚するんじゃないの~?」と
冷やかされてたから、ガールフレンドがいるのかも?
う~ん、もうちょっと深堀したかったな。ダッカの若者の恋愛事情。