みなさま、明けましておめでとうございます。お正月をいかがお過ごしでしょうか?

バングラデシュでは西暦の年末年始はとくに休みではないので、ダッカ事務所も今日は平日、通常どおり朝から仕事をしています。昨年12月中旬から後半にかけて、イスラム教の犠牲祭のイード(Eid-ul-Azha)の休みとクリスマス休みがあったので、10日ほど日本に一時帰国していたのですが、クリスマス・イブには日本を出てダッカに戻ってきました。

昨年、2007年はバングラデシュにとって本当にいろいろあった1年でした。軍をバックにした選挙管理内閣が大物汚職政治家を片っ端から逮捕したり、ダッカ大学から波及した政府への抗議行動で外出禁止令が出たりと、政治的にもいろいろありましたが、自然災害の多い年でもありました。年のはじめの寒波、2度の洪水、そして11月半ばの大型サイクロンの襲撃では多くの犠牲者が出、被災した人たちは今も厳しい状況におかれています。

シャプラニールダッカ事務所も昨年度の後半はサイクロン被災者の救援活動で目まぐるしい日々を過ごしました。おかげさまで予想を超える額のご寄付が集まったので、救援と復興支援活動は今後も引き続き実施していきます。第1弾から第3弾までの救援活動はほぼ完了し、今は次なる支援活動について現地パートナー団体と共に鋭意検討しているところです。

また、ダッカ事務所では昨年9月に内山新駐在員が赴任、昨年末には小嶋駐在員が2年5ヶ月の任期を終えて家族とともに帰国しました。プログラム・オフィサーも男性オフィサー1人(ロシドゥル・バリ)が去り、女性オフィサー1人(ウンメ・ハビバ)が新しく入ったので、前よりだいぶ女性が多くなりました。

私も2005年5月に赴任してからあっという間に2年7ヶ月が経ちました。今年は(たぶん)駐在最後の年になります。やらなければならないことはたくさんありますが、残りの時間、ひとつひとつしっかりやっていきたいと思います。

シャプラニールの会員・支援者のみなさま、このブログをいつも読んでくださる皆さま、コメントをくださる皆さま、昨年はどうもありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。