昨日選挙管理委員会のメンバーが昨日語ったところによると、バングラデシュ総選挙が行われる予定の12月18日、選挙が公正に行われ、よけいな「影響」が及ぼされるのを防ぐため、朝から夕方まで携帯のネットワークが止められるようです。→bdnews24.com

そんなのってアリ?人の生活は選挙だけじゃないんだぞ。その日に急病人が出るかもしれないし、事故にあって緊急連絡する必要が生じるかもしれないし、困るじゃないか?

昨年、ダッカ大学に端を発した学生たちの軍への抗議デモが広がったときも、携帯のネットワークが急に閉鎖されました。一方、暫定政権発足丸1年の日にはなんだかよくわからない祝賀メッセージのようなのが携帯に一斉配信されました。

携帯のネットワークを当たり前のように操作する政府。非常事態宣言下にあるってのはそういうことなのか、とあらためて「国民の基本的な権利が保障されていない状態」にあることを思い出します。一方でそれだけバングラデシュ国内で携帯電話の影響力が大きくなっているんだな、ということも感じます。

選挙日に携帯が使えないことになると日本や世界各国からみえる選挙監視団の皆さんも当日不便でしょうね。みんなが反発して取り下げられるといいですが。