11月第1週、アメリカの選挙ではオバマが勝利し、バングラデシュでも総選挙に向けて様々な動きがあり、と世の中は大きく動いてるんですが、私のブログが滞ってるのはこのところいささかバテ気味のため。この間覗いてくださった皆さんスミマセン。今日のブログもまとまりのない独り言です。

ただでさえ忙しい第3四半期に2度のイード休みが入ってしまったおかげで、間の11月はほとんど休みなし、出張も多くてバタバタしています。12月はイード休みと選挙であんまり仕事にならなさそうだし…。年に2回あるイード休みの間隔がもうちょっと離れててくれたらいいのになあ、といつも思います。

オバマ勝利の報道が世界に流れた選挙翌日の5日も、泊りがけで農村出張だったのでシカゴでの歴史的勝利演説をテレビで見そびれました。でも演説の全文がバングラデシュの英字紙にも載ったので、出張から帰った夜、冷蔵庫から貴重な缶ビールを取り出し、初のアフリカン・アメリカンの米大統領誕生にひとり乾杯しながら”Yes, we can”が繰り返されるシンプルで力強い演説の文章を音読してみました。ほんとに易しい英語でわかりやすくてすっと頭に入りますね。いい演説ってそうなんでしょうね。

オバマが大統領になってアメリカは、世界は変わるでしょうか?

平和を愛するバングラデシュの知識人でも名前にフセインとかモハマドが入ってるだけでアメリカ渡航ビザが取りにくい、という状況は変わるでしょうか?オバマ自身もバラック・フセイン・オバマですもんね。

自身はクリスチャンだけれどケニア人でイスラム教徒だった父の子に生まれ、小学生時代の数年をジャカルタで過ごしたオバマ。ムスリムの幼なじみもいるでしょうね。イスラム教徒とみればテロリストと決めつけるような傾向が強かった近年のアメリカ、少しは変わるでしょうか?

ケニア人とインドネシア人の父を持つ息子と娘を育てたオバマの母はシングルマザーとしてずいぶん苦労したことでしょう。シングルマザーに優しいアメリカになるでしょうか?

イラクは、アフガニスタンは、どうなるでしょうか。根拠のほとんどない疑惑をもとに攻撃をしかけ、つつましく暮らす普通の人たちの生活をめちゃくちゃにし、膨大な金や人材を戦争につぎ込むアメリカは変わるでしょうか?

黒人の貧しい若者が次々と甘い言葉でリクルートされ、戦場に送られる状況は変わるでしょうか?

変わってほしい、変えてほしい。この「変化ムード」の波に乗って日本も変われるでしょうか?

今日You tubeでオバマのシカゴの演説をダウンロードして見たんですが、まあダッカのネットの速度じゃダウンロードに時間がかかること。とほほ遅すぎるよ。

そんな中、ネットサーフィン中に筑紫哲也さん死去のニュースに触れショック。筑紫さんのニュース23で見た、様々な時代の局面が思い出されます。

時は容赦なく流れ、時代は変わっていく。人の命は短い。全力で仕事ができる働き盛りの時期はもっと短い。そんな想いにしばしふけっていました。