今日はイード前の最終勤務日。すでに休みに入っている事務所も多いため、朝の通勤時も人通りは少なく、閑散とした雰囲気でした。

そんな中でも出勤してきたスタッフたちは(私も含め)、休暇前にやりかけの仕事を終わらせようといつになく黙々とがんばり、みんな夕方にはなんとかキリをつけて、「よいお休みをー」「イード・ムバーラク」などと言いながら、ひとりまたひとりと帰っていきました。

キリをつけられずにまだ事務所にいる私ひとり。ブログなんて書いてる場合じゃないんけど、ちょうどイフタールを食べて戻ってきたトゥトゥールがお茶を入れてくれたのでちょっと気分転換。

今日はプログラム・アシスタントのイルシャトの勤務最終日でもありました。イタリア外務省の奨学金に受かり、イタリアの大学で4ヶ月間「人類学と開発」について学ぶそう。本人は辞めたくなかったようですが、ダッカ事務所に勉強のための休職制度はないし(ゆくゆく作ろうという話はあります)、勤務してまだ2年ということもあり、勤務年数の長いベテランスタッフの手前など諸事情考えた結果、結局辞めて行ってもらうしかない、と判断したもの。若いだけに休職しても4ヶ月海外で勉強したあと、本当に戻ってくるかどうかもわからないですしね。もっと勉強しようという気になるかもしれないし、この経験を元にもっと給料やポジションのよい職場を探そうと思うかもしれないし。まあ仕方ない…。

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写真:イルシャト(中央)とダッカ事務所の女性スタッフたち。プログラムオフィサーのハビバ(右)、最近入ったアシスタント・アカウンツ・オフィサーのジョセフィン(左)もなかなか優秀。

断食月中なのでみんなでフェアウェル・ランチというわけにもいかなかったけれど、誰かが辞めるときにいつもそうするように、みんなでお金を出し合って(もちろん私が一番多めに)ちょっとしたプレゼントとお花を買い、一言ずつメッセージを伝え、事務所の前で記念撮影。すでに休みをとっていたスタッフ2人は参加できなかったけど。

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イルシャトは私が来てから採用したスタッフ。期待していたし、もうちょっと長くいてほしかったけんだけどね。でも若いうちに勉強するのもまたよし。4ヶ月といえども若いバングラデシュ女性が結婚1年の夫を置いて海外に勉強しにいくというのはなかなか勇気のいることでしょう。同居のお姑さんの理解も得られてよかったね。

まあがんばって行ってきなされ。身体に気をつけてしっかり勉強してくるべし。