日本の知人から「残暑お見舞い申し上げます」のメールが届きました。バングラデシュも長ーい残暑の中にあります。3月後半ぐらいから「夏」なので、もう半年ほど暑い夏が続いているわけですが、10月にかけて暑さの最後のもうひと山が来るので体力を温存しておかないといけません。

ちょうど今頃の時期というのは、長い夏の暑さでただでさえだんだんバテてくる時期なのですが、今年はちょうどそんな時期にラマダンが重なり、みんなよくやってるよなあ…と思います。2006年の自分のブログを見てみたら、ラマダンは9月後半から10月後半で、イフタールの時刻は5時40分前後でした。今日のイフタールは6時15分ごろなので、断食している人は一昨年より朝晩30分ずつ、計1時間は長く我慢していることになります。ラマダンはイスラム暦にもとづいていて、毎年10日ぐらいずつ前にずれていくので、今はだんだん日が長い時期に向かってズレつつあるわけです。

ダッカ事務所のスタッフの一人が胆石で近々手術すると言いつつ断食しています。(バングラデシュは暑さのせいか飲み水のせいか、胆石とか尿結石とか、「石」ができる人が多いです。これは長期滞在の日本人も同様)。「なんともない」と本人は言うのですが、この暑さの中、長時間水を飲まないでいて身体にいいわけないよなあ、と気になります。

そういう彼の目の前で悠々と食後のお茶を飲んでいる不信心者かつ非情な私。「目の前でワルイねえ」というと、「いや、これも欲望に負けず自分を節するための修行になるからいいんです。気にしないで飲んでください」とのこと。うーん、とても私には真似できません。