止まらぬ食べもの談義

8

バングラデシュに赴任してきてすぐの頃、昼食をとりながら魚や野菜、果物の味や値段について、えんえんと熱心に語り合うダッカ事務所のスタッフたちを見て、「なんとまあこの人たちは飽きずに食べものの話ばかり毎日することよ」と思っていたものです。
しかし、滞在が3年を超え、その間平日は毎日事務所でベンガル料理を食べながらバングラデシュ人スタッフたちと世間話をする生活を続けていたら、私もすっかり「えんえんと熱心に食べものの話をする人」になってしまいました。そうなっていたことに今日気がつきました。
大使館やODA関係者、ビジネス関係者などダッカ在住の日本人の方々と夕食をご一緒する機会が時々あるのですが、今夜もそういった夕食会にお招きを受けていました。日本からみえたお客さんも交えての食事の席で、私がもっとも熱心に語っていたテーマはなんだったか。それは「今出回っているマンゴーの種類と味の違いの見分け方」というものでした。
あとになって「ああ、もうちょっとほかに話すべきことがあっただろうに…」と思うのですが、とくにマンゴーについては、「バングラデシュでマンゴーをこうして毎日食べられるのも今年のシーズンが最後かも…」という思いがあって、様々なマンゴーの個性をことさら心して味わい、市場価格にも目を光らせているので、つい語りたくなってしまうのですね。
そろそろシーズンが終わりかけているヒムシャゴルという赤みがかった果肉のマンゴーが私は大好きなんですが、そろそろこれに代わってラングラーという身が黄色くてクセの強い種類が旬になりつつあります。そのあと1個で1キロとか大きいのは2キロぐらいもあるフォジリーという種類が出てきます。(そのあともいろいろ続きます)
「藤岡さんて食べ物の話になると乗り出してくる人だよね~」と言われているかも(実際そうなんですが)。バングラデシュの人たちと世間話するきっかけとしては、食べ物の話題は階層問わずみんな乗ってくれるのでいいんですけどね。

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterEmail this to someone

8件のコメント

  1. ハッピージュンコ on

     マンゴーいいですね。バングラでは勿論、バンコクのホテルで食べたそれはとっても美味しくて忘れられません。果物でバングラにあったジャックフルーツは木になっていたのは見ましたが食べた事は無く、興味津々です。藤岡さんは食べましたか。未熟な物は野菜として食べ、完熟がフルーツとして食べれるそうです。大きな木になるようで、その木からは楽器を作ったり、またタイの坊さんの袈裟の染料も取れるようですよ。以前文通相手が言っていましたが「バングラほど果物の豊富な国はないよ」と自慢をしていたのを思い出します。もう一つ驚いたのは休憩の時にぶどうやバナナと一緒に出された人参でした。それも丸ごと洗ったままの物で私達日本人は驚きながらかじりました。とても甘くて美味しかったです。水代わりに飲むやしの実もさっぱりしていて・・・。でも当地にとっては貴重な飲み物なのでしょうね。こんな話をしていると本当にそこへ、藤岡さんのそばへ行きたくなります。8月にはツアーがあるようで羨ましいのですが、都合で行けません。また会う日までお元気で!

  2. ふじおか on

    ハッピージュンコさん、ジャックフルーツは木になってるのを初めて見るとびっくりしますよね。なんだこのグロテスクな果物は、って。中身は甘くて美味しいですが、何かかなり強い成分が入っているようで、いっぺんにたくさん食べるとお腹をこわしますね。ジャックフルーツは果物として食べてよし、種を炒ったりして食べてもよし、皮や葉は牛のご馳走になるし、幹は木材としてもよいものだし、となかなかに貴重な木です。

  3. かずき on

    いきなりこのようなメールを送り申し訳ありません。
    明日から、バングラデシュ、ダッカに行く予定なのですが、何か僕に手伝えるようなことはあるでしょうか?
    とにかくどのような形でもお手伝いできたら。と考えております。
    いきなり申し訳ありません。

  4. ふじおか on

    かずきさん、
    お手伝いのお申し出ありがとうございます。でも、せっかくなのですが、ダッカ事務所ではいま日本人のボランティアの方の受け入れはしておりません。バングラデシュの事情や言葉をご存じでない方にいきなりいらしていただいても、お手伝いいただけることはほとんどないのが実情です。それより対応に駐在員の時間をとられてしまうことのほうがキビシイのです。がっかりさせてしまうかもしれませんが、どうぞご理解ください。ゴメンナサイ。

  5. 初めてコメントします。
    学校の英語の授業でバングラデシュについて学んで興味をもちました。
    高校生の私には現地に行ってボランティア活動をすることは難しいでしょうか?

  6. ふじおか on

    あやさん、
    こんにちは。現地でのボランティア活動、ってどんなイメージをお持ちですか?シャプラニールも初期のころ(30年以上前)は、日本人が直接村に入って村人と一緒に汗を流す…というタイプの支援をしていました。でも、活動を続けてくる中で、村の人にできることは村の人に、バングラデシュ人にできることはバングラデシュ人にやってもらい、日本人は側面的お手伝いとか、違う視点からのアドバイス、彼らが仕事をしやすくするための環境づくりをするべきだ、という方向に変わってきました。なので、今、直接村に日本人が入って井戸を掘ったり木を植えたり、そういう活動はしていないんです。バングラデシュの人たちの生活の向上のために日本人の私たちができること、すべきことは何か?そのためには現地で活動に関わる日本人にどんな知識や資質が必要なのか?そして、日本にいる私たちができることは何なのか?これは今も私たちが考え続け、試行錯誤し続けているテーマです。とにかく現地で何かしたい、と考える前に、現地で本当に必要なことは何なのか、私たちに何ができるか考えることから始めませんか?シャプラニールの東京事務所では時々「何かしたい!」方々のための説明会やセミナーを開いています。また、シャプラニールの試行錯誤の歴史をつづった本もありますので、ぜひ読んでみてください。

  7. かずき on

    丁寧に答えていただき、ありがとうございます。
    仰られているように、本当に必要なことを僕なりに探してみたいと思います。

  8. ふじおか on

    かずきさん、
    なんだかとても邪険にしてしまったみたいで気がとがめています。先日、所用で大使館に行って車で戻ってくるとき、門の前でリュックを背負った日本人青年とすれ違いました。その直後、大使館の方から日本人のNGOの連絡先を知りたいという若い方が来ているので事務所の連絡先を伝えていいか?というお問い合わせをいただき、OKとお答えしました。その後事務所には連絡はなかったようなのですが(または取次ぎがうまくいかなかったのか)、あの青年はかずきさんでしたか?余裕があれば事務所でお話だけでもできればよかったんですが、ここしばらくひどく忙しくて事務所を空けることが多かったのでごめんなさい。ご縁があればいつかどこかでお会いしましょう。

コメント

CAPTCHA