パートナーNGOのフルキと行っている活動に、使用人として働く女の子たちへの支援活動があります。

1月16日(水)、現在の活動場所である2カ所の子どもたちの遠足と交流を目的としたプログラムを行いました。

参加したのは、コライルスラムの女の子30名、パイクパラ政府住宅で働く女の子15名の合計45名。

朝、バスを借りきって、コライルスラムから30人の子どもたちがパイクパラに到着。

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コライルから来た子には赤いリボン、パイクパラの子には黄色いリボンを手首につけました。これは、迷子防止という大きな意味があります。

今日のプログラムは、盛りだくさんです。

そのなかのいくつかを紹介します。

●クッションまわしゲーム

音楽が止まったときに持っていた人から抜けていき、最後に残った人が勝ち!というゲーム。

大人チームもやったのですが、これがけっこう盛り上がって、私たちもおおはしゃぎしました。

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●ビスケット食い競争

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●なわとび競争

私も飛び入り参加してみたけれど、10回も続かずひっかかってしまいました(けっこう悔しかった。。)

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●歌・ダンスコンテスト

歌や踊りをセンターの先生に習って練習してきました。みんな上手!

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・かけっこ

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最後にそれぞれのプログラムでの優秀者への表彰式を行いました。賞品はプラスチックのボウル(お鍋?)やグラスセットなどが用意されています。残念ながら入賞できなかった子にも、グラスを1個ずつプレゼント。

<表彰式は、ここのコミュニティリーダーに商品をわたしてもらいました>

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いつも別々の場所で集まっている子どもたち、でもすぐに仲良くなっていました。

雇い主の子どもをつれてきている子もいましたが、他の子も交代でその子の面倒を見ていたり、オルナ(肩にかけている布)をとりかえっこしてみたり、みんなとっても楽しそうです。

お昼を一緒に食べているとき、その場で食べない子が何人かいました。

「食べないの?」と聞くと、「持って帰って妹にあげる」「家に持って帰る」という答えが。

遊んでいるときは感じなかったけれど、この子たちは、自分で働いて家族を支えている子どもたちなんだ、ということを痛感させられました。

コライルスラムの子どもたちは、年齢はパイクパラの子どもたちより小さい子が多いのですが、体力があり積極的で元気な印象がありました。コライルの子どもたちは、日ごろ歩いて働き先に行っていますし、家に帰ってから友だちと外で遊んでいたりするのでしょう。一方、パイクパラの子どもたちは、住み込みで働いているので、1日中家の中でいて、みんなで遊ぶという機会は少ないからでしょうか。そのことが、ちょっと気にかかりました。

今回の子どもたちの表情を見ていて、ここにいる子どもたちは、毎日働いている。

でも、子どもとしておもいっきり遊ぶ、そんな時間が本当に大切なんだということを感じました。