バングラデシュに来てすぐの頃、まだ家も決まらず、しばらく事務所の2階に住んでいました。事務所の向かい側の家には大きなマンゴーの木があり、この季節にはたくさん実をつけます。夕方ざーっとスコールが来ると、ベランダに出て涼みながら、青いマンゴーが雨に打たれるのを眺めていました。たまに雹が降ることもあり、空から落ちてくる氷の塊と青いマンゴーの取り合わせに、異国情緒を感じたものです。

あれからもう2年か。早いなあ…。

Image006.jpg今年はマンゴーの生り年みたいで、ダッカ市内で見かけるマンゴーの木にも、青い実がいっぱい生っています。この季節の楽しみは、ダール豆のスープに青いマンゴーを入れて煮込んだもの。煮込まれて透明になったマンゴー、梅干並に酸っぱいですが、夏バテ防止に効果がありそう。我がダッカ事務所でも私が美味しい美味しいと言うせいか、3日続けてこれが出てきました。

写真=青いマンゴー入りダールスープ。こんなアルミの器じゃあんまり美味しそうに見えない?みんながここからよそって食べたあとだしね…。

青いマンゴーは酸味が強く甘くありませんが、これをアチャールという漬物にしたり、唐辛子やにんにくと混ぜてサラダのようにして食べたり、といろいろな楽しみ方があります。とくに女の人が好きみたい。女性のほうが酸っぱいものが好きな人が多いんでしょうかね?

黄色く熟れた甘いマンゴーが食べられるのは、まだ1ヶ月は先かな。少しずつ大きくなっていく青いマンゴーを見ながら、楽しみにしています。