チッタゴン地すべり死者100名以上に

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チッタゴンの地すべり災害の死者は、今日の午前中の段階で118名にのぼっています。今も救出活動は続いており、この数字は残念ながらまだ増えてしまうでしょう。
崩れ落ちた丘の土砂で運河や側溝が埋まり、チッタゴンの町もあらゆるところで麻痺状態になっているようです。チッタゴン港からの荷の輸送にも影響があるでしょう。
おととい「目先のことしか考えない開発に腹が立つ」と書きましたが、実際は「開発業者や土砂業者などが好き勝手に丘を削り、行政もそれを放ったらかしにしてきた」というのが実情のようです。役所には当然こういったことを監視すべき役目の人がいるはずですが、何もしてこなかったか、業者とつるんで儲けていたか、ということなのでしょう。テレビの環境専門家の談話では、丘を削ったり土砂を運び出したりすることを規制する法律を新たにつくるべきだ、という話も出ていました。甚大な被害が出てからでないと問題にしない、動かない、とは、人間とはなんて愚かなのでしょう。
人のことばかりはいえません。「いよいよこれはまずい」という状態になってから「なんとかしなきゃ」と動き出すのは私たちの仕事にもあること。日々の仕事に追われたり、以前から続いてきた仕事に疑問を持たず、惰性で繰り返すようなことをしていると、そういう状況に陥ります。
崖が崩れる前に防ぐこと。崩れるずっと前にその危険性を見通して必要な対策を実行すること。
言うのは簡単ですが、実はそう簡単にできないことです。「崖」はどこにあるのか。いつも気をつけていないといけません。

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5件のコメント

  1. 「丘を削ったり土砂を運び出したりすることを規制する法律」を新たに作って、果たしてそれで災害が防げるのでしょうか?
    この国には、法律はあるのに守っていないことが山のようにあるように感じます。
    「なぜそういう法律が無いの?」と聞くと、「法律はある」という答えをよく聞きます。
    いくら良い法律があってもその法に強制力がなければ意味がありません。
    大きな被害が出てからでも、動いて再発を防げるならばまだいいのですが、何度も同じような事故や災害を繰り返しながら、何も改善されないこの国に疑問を感じています。
    そのあたりはどう感じていらっしゃいますか??
    もしお差支えなければ、藤岡さんのこのブログのリンクを私のブログに貼らせて頂きたいと思いますがいかがでしょうか?
    私では経験できないバングラデシュの情報が満載なので…。

  2. ふじおか on

    きなこさん、
    「丘を勝手に削っちゃいけない」法律、実はもしかしたらもうあるのかもしれません。守られてないだけで…。ほんと、法律上は結婚だって18歳未満はしちゃいけないことになっているのに、15~16歳で結婚する女の子がいっぱい、というのはどういうこと?と思いますよね。
    今回の土砂崩れは人災だ、と新聞の社説も書いていました。これを機に勝手な土砂採掘や池の埋め立てなどの処罰を強化してほしい、と思います。今の暫定内閣のほうが癒着が少ない分、こういう仕事は進むかも。
    リンクの件、こんなブログでよければぜひ…。私のブログはシャプラニールのサイトの中にあるので、個別のリンクは張れないんですけど、きなこさんのブログはよく見せていただいてます!お庭のマンゴー騒動とか、面白かったです。

  3. j、フォキール on

    日本でもいっぱいありますよね!環境に限らず、全てのところ、全てことに、昔からいつの時代も。その度に新たな法規制を作ったり、強化したり・・。金銭欲・物欲・自己中心がこうさせるのでしょうか?
    私は、ブログをやっていませんが、差し支えなかったら、リンクしている方々のブログを紹介してもらえますか?!いろいろな方の発信とそれに対するコメントを見て、勉強したいので!

  4. ふじおか on

    j、フォキールさん、
    きなこさんのブログは、きなこさんにいただいたコメントの、お名前のところをクリックすればつながります。お人柄の表れた(ってまだきなこさんとは直接お会いする機会はないのですけど)楽しいブログですよ。

  5. j、フォキール on

    藤岡さん、ありがとうございます!
    一昨日、ちょっとの合間をぬってきなこさんをクリックしたら出てきました。国際結婚なのですね。これからじっくり拝見します。1/3デジタル2/3アナログですね!まだ。

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