こんにちは!クラフトリンクの赤井です。

前回好評だった、アーユス仏教国際協力ネットワーク様を通じて開催された4団体合同の「知らなかった!アジアンコーヒー入門」が「vol.2」となって開催されました。

2部構成となっており、前回とはまた違ったおもしろい会となりました。

第一部では、コーヒー概論&ハンドドリップ講座と4地域のコーヒー飲み比べが行われました。
以前は国際協力団体にお勤めだったコーヒー豆自家焙煎店「ジオグラフィー」オーナーの諸さんが、コーヒーの生産から焙煎、おいしいハンドドリップの方法、コーヒー生産にまつわる課題など、コーヒーが好きな方から国際協力に関心がある方まで幅広い方にとって学びのある講座をしてくださいました。

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第一部の講座の様子(お寺の敷地を借りて開催されました)

参加者の方にはコーヒー飲み比べマップが配られ、お話を聞きながらハンドドリップされた4地域のコーヒーを飲み比べました。同じコーヒーでも、酸味を感じるもの、深い渋みを感じるものなどあり、また人によっても好みが分かれていてとても面白かったです。

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飲み比べシート(香りやコクなどをチャートにまとめました)

第二部では、4地域の生産地をめぐる話&生産地でのおいしい飲み方講座が、インドネシア(ジオグラフィー)、東ティモール(パルシック)、ラオス(APLA)、ネパール(シャプラニール)と、それぞれのブースに分かれて行われました。

東ティモールの脱穀(木で出来た杵と臼のようなもの)の実践、ラオスのコーヒーの底に練乳が仕込まれた七変化など、各ブース手法を凝らしてにぎやかな講座となりました。

私たち、シャプラニールのブースは、元々コーヒーではなくお茶を飲む習慣があったネパールの文化を紹介し、コーヒー風味のチャイを振舞いました。
この独特のコーヒー?チャイ?を皆さん楽しんでくださりほっとした私たちスタッフでしたが、それ以上に皆さんが「太陽とヒマラヤの恵み ハニープロセス珈琲」の生産地であるネパールの現状について、私たちの、そして彼らの共通する思いについて真剣に耳を傾けて下さりつい熱が入ってしまいました。

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第二部のシャプラニールブースの様子

自分の国や地域で仕事ができない出稼ぎの現状や、その状況を打破すべく小さな家庭が集まって栽培・収穫・選定しているネパールのコーヒー生産者のことについて少しでも伝わっていたら幸いです。

他の団体の皆さん(ジオグラフィー様、パルシック様、APLA様)のコーヒーもフェアトレードにこだわって生産・販売されているので、様々な地域のコーヒーを飲み比べて、その地域に思いを馳せていただければと思います。

このイベントに参加してくださいました皆さま、一緒に開催してくださいました団体の皆さま、そしてアーユス様に改めて感謝いたします。

「知らなかった!アジアンコーヒー入門 vol.3」もまた開催できることを祈りつつ、次のイベントも是非お楽しみに!!