こんにちは!クラフトリンクのインターン和田です。
先日、自然派くらぶ生活協同組合虹の会の組合員さんが開催した「バングラデシュのカレー作り講座」に、スタッフ長瀬と講師として訪問しました。

今回は、バングラデシュのカレーとチャイ(ミルクティ)作りを通して南アジアの人々の暮らしやバングラデシュの児童労働の現状について学び、シャプラニールが団体として行っている活動を紹介しました。

バングラデシュのカレーの特徴
毎日カレーを食べる文化があるバングラデシュ。さまざまなスパイスを混ぜ合わせた香りと風味が豊かな特徴的なカレーです。

今回は、現地で教わったレシピをもとに8つのスパイスを使った鶏肉のカレー作りに挑戦しました。

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カレー作りに使用したスパイス

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完成したカレーとチャイ

 

 

 

 

 

 

みなさん口をそろえて「スパイスの香りが食欲をそそぎますね」とカレーを作りながら言っていました。

「南アジアのカレーは辛い」というイメージを持たれていたようですが、スパイスのコクやお野菜の甘みが引き出され、お子さんでも食べられるカレーの出来にみなさん驚きの様子でした。

児童労働の現状
今回のイベントで私たちシャプラニールは、カレー作りを通してバングラデシュの児童労働の現状についてお話をしました。

バングラデシュの多くの子どもたちが家族のため働かざるをえない状況にいます。

その中でも、家事使用人として働いている少女たちは住内での労働のため、彼女たちの労働状況を外から目にすることができません。

少女たちの中には、一日の自由な時間がとても限られており、働く家によってはまともに睡眠や食事をとらせてもらえないこともあります。また暴力を振るわれたりすることもあります。

シャプラニールの「家事使用人として働く少女」の活動紹介
シャプラニールではそのような生活を送っている家事使用人の少女たちが初等教育に復学できるよう支援をしています。

例えば、彼女たちが通常の学校に編入できるような証明がもらえるラーニングセンターの運営です。

センターではさまざまな事情で学校に通うことができない少女たちを対象に基本的な読み書き、生活改善に必要な習慣などを教えています。
これまで使ったことがない・難しい電気製品の使い方や料理など、雇い主とのトラブル削減のための家事指導も行っています。

見えない場所で労働状況に苦しみ、権利を奪われてしまっている子どもたちが、適切な教育を受けられるよう、今後もシャプラニールは活動を行っていきます。

ぜひみなさんも児童労働に関して知って・学んで・行動し、理解を深めてみてください。

詳しい「家事使用として働く少女たち」への支援活動はこちらから

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改めて、自然派くらぶ生活協同組合虹の会の皆さま、どうもありがとうございました!ぜひ、ご自宅でもバングラデシュカレーを作ってお楽しみくださいね。

クラフトリンクインターン 和田愛理菜