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2008年09月11日

ラマダン月

バングラデシュはイスラム教を国教とする国。今年は9月2日から断食月が始まりました。日の出から日没まで断食をします。陽が沈み、アザーン(礼拝の呼びかけ)が聞こえてくるとお祈りをしてイフタール(日没後の食事)を食べます。つまり日中は食事も水も一切とらない。唾を飲み込むことすらしないといいます。これをすることで、貧しい人の気持ちを知る、また自分の欲を抑えるというセルフコントロールのトレーニングでもあるといいます。イスラム教徒にとって、とても大切な時期です。
断食月になるとオフィスなども業務終了時間が早まります。そのため街は夕方になると家路を急ぐ人々のため大渋滞になります。一方イフタールの時間になると一気に人も車も少なくなり、いつも大渋滞でクラクションが鳴り響いているダッカの街が、びっくりするくらい静かになります。
 
ここに暮らしていると、宗教の存在について考えることがたくさんあります。それは「国教」のある国に初めて住む私にとって驚きも多くあります。「宗教」を軸として物事が動く社会に、不思議さや、時に疑問を感じることもあります。この国では、他の宗教を否定しているわけではなく、様々な宗教を持つ人々が一緒に暮らしている国なのです。ヒンドゥ教のお祭の日もクリスマスも休日です。このバランスはどのように保たれているのでしょうか。いえ、表面的には保っているように見えているだけで、裏にはいろいろな感情があって当然でしょう。

先日ボリシャルに行って、ストリートスクールに通う子どもたちに話を聞きました。その中の一人に、この環境で自分が生きていくためにイスラム教徒のふりをして名前まで変えている、というヒンドゥ教徒の子がいました。その子はまだ6歳くらいの子です。そんな小さな子が、自分でそうすることを決めたという現実。
「国教」を持つ国の中で他の宗教の人はどのような気持ちを抱き暮らしているのか、ということが以前から少し気になっていたのですが、この子に出会ったこと、そしてラマダンの時期に入り社会全体がイスラム教の時間で動く状態を見て、この国の「宗教」に対する人々の暮らし・感情がますます気になっています。

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夕焼けの空にアザーンが流れる

2008年07月16日

芸術としてのノクシカタ

シャプラニールのフェアトレード(クラフトリンク)は、バングラデシュでは現在9つの団体と取引をしています。そのなかのひとつ、BRACのクラフトセクションAarong(アーロン)は今年30周年を迎えました。その記念事業として、「ノクシカタ(刺しゅうを施した布)」をテーマにした展示会が開催されています。
昨日、その展示会のオープニングセレモニーに出席してきました。
会場ではバングラデシュの民族音楽が演奏され、アーロンの代表や来賓の方々のスピーチのほか、生産者に対する表彰などが行われました。
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スピーチと展示を見て、アーロンがやってきたことのすばらしさを感じました。そして、このノクシカタを芸術品として、同時に農村部の仕事づくりとして確立してきたことはバングラデシュにとってどれだけ大きな意味があるのか、計り知れないことでしょう。
30年前、もともと着古したサリーを重ねて布団などにするために刺しゅう(刺し子)を施した布。それを、独立後の復興活動のひとつとして、現金収入、仕事の機会を作り出す手工芸品となった。それはアーロンだけではなく様々な団体がやってきたことです。しかし、アーロンはそれをさらに芸術的価値にまで高め、海外の人々に買ってもらうだけではなく、バングラデシュ社会の中でも価値を高めていったのですから。

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展示スペースでは、30年以上前の「ノクシカタ」から最新デザインのもの(タペストリー、サリーなど)が展示されています。また、ステッチひとつひとつ、それ自体が“芸術”であるとして展示しています。その感覚に感動してしまう。
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この国には本当に豊かな芸術であふれています。それが特別なものではなくて日々の生活の中にあります。詩、音楽、手仕事、暮らし、デザイン、色、etc. 展示を見ながらとても感動してしまった。

この展示会は29日まで、Shilpakala Academyで開催しています。ダッカ在住の方がいらっしゃいましたら、ぜひ行ってみてください。

2008年04月12日

新年のお祝い ボイシャキ・メラ

4月14日は、ベンガル歴の新年です。

この日女性は赤系のサリーなどを着てお祝いをするようです。
そのため、4月に入ってから、どのお店にいっても赤系のものがたくさん飾られています。
先日の昼休み、ダッカ事務所の女性スタッフ2名と、その話になり、
新しいサリーを買ったとか、翌日の15日に着てこようか、とか楽しそうに話していました。
私は「サリーは買ったの?」と言われ、
「サリーはやめて赤いサロワカミーズを買おうかな」と話していました。
サリーは人に着せられるけど、自分で着れないし。。。

当日、街はどんな感じになるのでしょう。楽しみです。


そうえいば、この新年のお祝い(ボイシャキ)、東京の池袋西口公園でも毎年やっていますよね。
サイトで検索してみたら、今年は4月20日に開催されるようです。
この公園には、ショヒド・ミナール(言語運動殉難者の塔)まであります。
バングラデシュ政府から豊島区に寄贈されたとのこと。
ショヒド・ミナールというのは、バングラデシュのどの学校にも必ずあり、
昔の日本でいう二宮金次郎的存在?

私は、池袋のボイシャキ・メラにも池袋西口公園自体にも行ったことがないのですが、
本当にあるのか見に行ってみてください。
そして、ベンガル料理をお楽しみください!
(って開催者じゃないので、本当に4月20日かどうか調べてから行ってくださいね)


この新年がきて、雨期に入るまでがいちばん暑い季節だそうです。
気温はそんなに高くないけど、湿度たっぷり。ジメジメの季節です。
もう今の時期から、かなり汗かいています。これから暑さ本番です。

2008年04月02日

マイ・リキシャ

藤岡所長のブログにあったように、ここバングラデシュでは物価上昇が大きな問題。
生活の厳しい人にとっては、どんどん厳しい状況になっています。
賃金は上がらないのに、生活必需品の米や油などの値段はどんどんあがる。
生活必需品のひとつ、リキシャ。私の通勤リキシャ代は、1月は12タカだったけど、3月くらいから15タカ払うようになりました。

でも、15タカ払うようになったからでしょうか、3月に入ってから、マイ・リキシャができました。
毎朝、家の前でちゃんと待っててくれるリキシャがいます。
「やあ元気?オフィスに行くんだよね」と言って行き先・道順を言わなくても私をオフィスまで乗せてくれるのです。
朝はぼーっとしている私にとって、ありがたい。料金交渉もいらないし。
彼にとっては、毎朝同じ時間に乗ってくれる客としてありがたいと思ってくれているのでしょうか。
先週はスタディ・ツアーで1週間いなかったので、今日はもう来ていないかなと思っていたら、ちゃんと待っていてくれました。
通勤時間10分弱の短い時間ですが、おじさんのリキシャに乗ることで私の1日が始まります。
なまりの強いおじさんのベンガル語は理解不可能で、ところどころしか分からないけどね。。。

2008年03月14日

サイクロンから4カ月

■サイクロンの爪痕
サイクロン被災者救援活動を実施している地域のひとつ、ショロンコラ。
そこは、川沿いにありあの規模のサイクロンがきたらひとたまりもない。ということが一目瞭然であった。
この地域は、インド政府が家の再建を実施することを発表しているがまだ何も始まっておらず、ほとんどの家の屋根はビニールシートのままである。
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魚の干物をつくっている臭いがする。船の修理をしている人がいる。網をなおしている人もいる。
この地域の主な仕事である漁は、サイクロンで大きなダメージを受けた。船や網がなくなり、魚の数も減っていることだろう。しかし、彼らは漁をして生活をしていく。

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■自分の足で立つ
サイクロンがやってきたとき、レハナは家の裏にある木に登り、子ども2人を両脇に抱えて風と水の勢いに耐えていた。しかし、水の勢いはすさまじく、1人の子は水に奪われてしまった。夫も流されてしまった。レハナはどうすることもできず、娘を抱えたまま、夜明けを待つしかなかった。
翌日、夫と息子の遺体が見つかった。2人の遺体は、夫が家を建てようと考えていた土地に埋葬した。

サイクロンから4カ月。
夫と子どものお墓の脇には、夫が世話をしていた野菜が立派な実をつけている。
今、レハナは家でミシン縫製の仕事をはじめた。サイクロン直後、夜になると怖がって眠れなかった娘のライラは今、毎日学校に通って友だちと元気に遊んでいる。

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少しずつ、自分自身の足で立ち、歩き始めている。
復興支援、私たちになにができるのだろうか。

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2007年09月24日

文字を覚える

ついにブログをはじめます!
test画面で、すでに5名の方からコメントをいただきました、ありがとうございます。

私は、小嶋駐在員の後任として、9月13日ダッカに赴任しました。
まずはバングラデシュの公用語、ベンガル語をしばらく集中して
勉強させてもらっています。

週5日(日~木)の朝8:30~12:00、学校に行って授業を受け、
事務所に戻ってきて、復習と宿題。受験生のような生活。
ベンガル文字は、「デザイン」としてはかわいいんだけど、
覚えるとなると。。。
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字を覚えるって本当に大変です。
シャプラニールのプログラムで行っている成人識字学級がありますが、
大人になってから文字を覚える村人の大変さを身をもって体験中。
文字が読めないと、まちの看板も何が書いてあるのか、わからない。

一文字ずつ声にだしながら、テキストにむかっています。
「あー、みー」「ばー、のー」 あ、違う「ばー、ろー」
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