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2008年05月19日

フィールドワーカー

今月のはじめ、パートナー団体のPAPRIに3日間行ってきました。
フィールドワーカーに付いて一緒に村をまわることで活動を見たい、ということが目的でした。
暑い日差しの下、汗だくになりながら歩き回りました。
そんな私を見て、「雨が降り出したらもっと大変だよ」と笑われました。
そうですよね、暑さだけでなく、足元は悪くなるのですから。
一緒にまわりながら、ワーカーがどうやって人々と信頼関係をつくりながら活動を行ってきたのか垣間見ることができました。
ミーティングの場所に向かう途中、いろんな人に声をかけながら歩いています。
「○○さん、元気?」
「ミーティング始めるから、○○さんに声かけてきて」(メンバー以外の人に)
移動途中で、メンバー以外の人から話かけられ(相談され)、立ち止まって話を聞いていたり。
“人とゆっくり話をする”その基本的なことのようで、なかなか時間に追われておろそかにしてしてしまいそうなことが、とても重要であることを再認識しました。

そんなワーカーのうち、二人の言葉を紹介します。

handicapped.jpg
バイクを運転して村をまわれたら、もっとたくさんの人のところにいけるのに。
私たちを待っている人がいっぱいいるのに、1日に数人のところにしか行けない。(障がい者支援活動)

adolescent.jpg
見て、この子たち楽しそうでしょ。グループができたばかりのころ、恥ずかしがって顔はうつむいたままだし、声もだせなかった子たちが、今では週に1回集まっておしゃべりするのがうれしくてたまらないのよ。(アドルセントグループ)

2008年01月24日

川とともにある暮らし

先日、パートナー団体PAPRIが2006年から活動を行っているチョール(中洲)での活動を見に行ってきました。ここでは現在、児童補習教室、少女グループ、最貧困層グループへの支援活動を実施しています。

チョールにたどり着くまで、首都ダッカから車で2時間、そこから船に乗って40分かけて到着。船を下りてから活動場所までさらに30分以上徒歩で移動。次の活動場所までさらに20分歩く。バングラデシュにきて、久しぶりにこんなに歩きました。


本土から船でメグナ川を渡ります。向こう岸がまったく見えないので、まるで海のようです。
メグナ川.jpg 海のように広い川.jpg


船を降りて、ここからしばらく歩きます。
IMG_9633.jpg リキシャがない.jpg


途中で見かけるのは、川で水浴びをする人、洗濯をする人、魚を採る人。
今は乾期なので歩いて移動できますが、雨期になると家が建っているところ以外すべて水の下。ここに暮らす人は、川の水の増減によって生活が左右される。川とともに暮らしている人々であることがよくわかります。
川とともにある暮らし.jpg 川とともにある暮らし2.jpg


ここに来ていくつか感じたことがあります。
・NGOの存在
農村部に行くとNGOの看板をあらゆるところで見かけます。しかし、この地域でNGO活動はほとんど行われていません。アクセスが悪いということもありますし、マイクロクレジット活動を行うNGOも、この地域は貧しい人が多く、貸付対象者にならないのでしょう。

・行動範囲
バングラデシュといえば、リキシャ。というイメージがここにはあてはまりません。リキシャは人々の足、どこに行くのにもリキシャに乗って移動します。しかし、ここには1台もいません。それだけ、移動範囲も限られているし、まして川で分断された地域なので外からの情報が少ないのがわかります。

・視線
本土との交流がほとんどないため、外国人を見ること自体とても珍しいのでしょう。「外国人だ」という興味津々の表情でじーっとみつめられることはいつものことですが、ここでの見つめられ方は違う。とても不思議なものを見るような、こわばった表情で見つめてくる人が少なくありません。


近寄ってきた子どもたちに、何年生?と聞くと、学校に行っていない、自分の年はわからない、という子が何人もいました。きょうだいの数を聞くと、5、6人が普通。つまり、NGOが入っている地域であれば、少しずつ改善されてきている課題、就学率、乳幼児死亡率、出生率に対して、この地域ではほとんど取り組まれていない。だからこそ、PAPRIがこの地域で活動を開始した意義があり、いままでの経験を十分に生かすことができるでしょう。この地域での活動を今後も見ていきたいと思います。

のどかな景色だけれど。。.jpg


2008年01月20日

村の寒さ

1泊2日でパートナー団体COLIを訪問してきました。
COLIの事務所があるのは、首都ダッカから北に車で4時間半、マイメンシン県イショルゴンジ郡という地域。

今、日本はコートが手放せない寒さだと思いますが、バングラデシュも結構寒い。首都ダッカでも朝晩はカーディガンなしでは寒い。
「村はもっと寒いよ」と聞いていたので、寒さが苦手な私は大げさ?と思いつつも、ショール、フリース、そして薄いダウンジャケットを持っていきました。

夜になるとやはりかなり冷え込んできて、濃い霧も立ち込めてきました。
部屋に戻って、寒いから早めにベッドに入るのですが、コンクリートの床から冷えが伝わってきます。シーツが冷たいのでショールを下にひき、フリースを足元に、そして、ダウンを着る、という完全防備で寝ました。
大げさなくらい持って来て良かった、おかげでぐっすり眠ることができました。

翌朝、1時間ほど時間があったので、事務所の門をでて、少し歩いてみました。通りは霧で真っ白。
真っ白で先が見えません.jpg

この霧の中、9時になるとスタッフは各フィールドにバイクや自転車に乗って出かけていきます。
霧の中スタッフは出かけていきます.jpg


途中で会った子どもたち.jpg
この写真は、途中で出会った子どもたち。
この子たちにカタコトで話しかけると、こんどはいろいろ質問をしてくる。
「もう一回言って」というと、あきらめずに何度も質問を言い直してくれる。
コトバができたらもっと楽しいのに。私にとって子どもたちは語学の先生です。
家に帰って勉強します。。。。。
元気です.jpg


ダッカに戻り、家に帰ると寝るときはうすい毛布だけで十分。
家の密閉性というもの大きいけれど、「都市熱」ですよねぇ、これって。
ダッカと村でこんなに気温が違う。車は一日中行き交っているし、
24時間あらゆるところで電気がついている(ほぼ毎日停電するけど1時間程度)。
最近、温暖化現象のひとつとして、バングラデシュの事例が取り上げられることが多いようですが、
ダッカの電気だけでこれだけの熱を発して気温が上がっている。
世界中でどれだけ多くの熱を出して地球を暖めてしまっているのか、と考えると。。。うーん。

2007年12月31日

学校にいける!

今日は大晦日ですね。大掃除が終わって、お正月モードでしょうか。
ずっと更新をせず、いろいろな方から気にしていただきすみませんでした。
10月にデング熱になり、11月中旬には復活していたのですが
ずっと、更新せず失礼しました。いまはもうすっかり元気です!
来年の目標(?)、こまめにブログを書くこと。
早速、今年の最後ぎりぎりに更新します。


先日、駐在員交代の挨拶のため、パートナー団体であるPAPRIを訪問しました。
その際、活動のひとつ、障がい者への支援活動を見させてもらうことになりました。
この日は、担当スタッフのナシマに同行し2人の子どもに会いに行きました。
PAPRIでは、障がいのある子が手術を受けることなどもサポートしています。
(治療費は、補助を出したり、全額負担などその家族の経済状況などによります)

一人は、12日前に手術を受けたという7歳のノズルル・イスラムくん(7歳)。
彼の足首は逆を向いてしまっていて歩くことができませんでした。
彼のおばあさんがPAPRIのマイクロクレジットのメンバーであり、
PAPRIが障がい者に対する活動をしていると聞き、孫のことを相談したとのこと。
ノズルルくんは学校で友だちに足のことをからかわれたりもしていたそうです。
でも、3カ月後には歩けるようになり、友だちとも遊べるようになる、とうれしそうでした。
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次に会いに行ったのは、ロビンくん(4歳)。
彼もノズルルくんと同じ障がいがあり、2才の時に右足首の手術を受けました。
「この子、どこかで見覚えがある」と思いながら話を聞いていると、
2006年12月の会報(220号)のプロジェクト・ニュースで紹介されていたロビンくんでした。
今では普通に歩き、おじいさんがしている屋根の修理を真似して手伝ったり、元気いっぱいです。
ロビンくんは、もうすぐ学校に通いはじめます。
すると「ちょっと待ってて」とお母さんがロビンくんを家の中に連れていきました。
すると、新しいかばんと靴を履いたロビンくんが姿を見せてくれました。
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彼のことをPAPRIに相談したおじいさんは、彼の足が治って本当にうれしそうでした。
「この子の足が悪かったときには、村の人に『障がい者』とからかわれたりして、本当につらかった。
今は本当に幸せだ。アッラーにお祈りをするとき、いつもナシマ(PAPRIの担当スタッフ)にも
感謝の気持ちをお祈りしているんだよ」
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このような関節に障がいがある人をいろいろなところで見かけます。
原因は何なのか、担当スタッフにきいたところ、
「よくわかっていない。でもバングラデシュにはとても多い」といいます。
でも、手術を受ければ普通に歩けるようになります。
手術を受けた子だけではなく、周りの人々が心から喜んでいる姿を見て、
このような「機会」の大切さを感じました。
今度この地域に来た時に、ノズルルくんの様子を見に来たいと思います。