|
引越しが大変なわけ
いやー、年度末ですねぇ。先生も走っちゃうし(師走)、動物の手も借りたくなってしまう(猫の手も借りたい)という年末に比べて、今ひとつ注目度が低いような気がしますが(私だけか!?)、やっぱり年度末って忙しいですよね。シャプラニールもご多分に漏れず、慌しい毎日を過ごしております。
で、実はいま自宅の引越しをしようとしてるんです。何もこんな時期にしなくても…というのは私自身が強く思ったりしているのですが、まぁこうなってしまったのはしかたがない。私には3歳になる息子がおりまして、4月から日本人学校の幼稚部というところに入学させようとしているのですが、これが今住んでいるところからだと交通事情の悪さもあって、とても毎日通うわけにいかないんです。そこで前々から引越し先を探していたのですが、家を決めたのが1月末。それでもって、入居前の内装工事がまだ終わっていないため、実際にいつ入居できるのかは未定という状態なのですが、それでもいろいろと準備しなければならないことが多く、なんだか毎日引越しをしている気分です。そう、ここはバングラデシュ。何事もスムーズには運ばない国(別に侮辱しているわけではありません、念のため)。日本でもそうですが、ここではさらにオオゴトなんです。というわけで、今回から何回かに分けて、引越しをめぐるダッカの状況をリアルタイムでお届けしますね。
さて、まずは引越しの前提となる家探しの状況から。日本では不動産屋さんがどこにいっても必ずあるし、いまではインターネットやそれ専門の雑誌でも物件探しはできるようになっていますよね。ところがバングラデシュには不動産屋がないんです。基本的に家を貸したい人はその物件の門や窓のところに「TO
LET(貸します)」という看板をかけておき、借りたい人はそこに書いてある連絡先に自分でコンタクトをとらなければなりません。もちろん、いわゆるブローカー的な商売をしている人はいて、その人に条件を伝えておいて候補をある程度絞り込むことはできるのですが、それに頼り切っていると、後でとんでもない目にあいます。物価の相場があってないような状況で、右も左も分からない外国人は正直いって鴨がネギをしょって歩いているようなもの。必ずや騙されて泣きをみるのがオチ。ここはなんとか自分で頑張るしか道はありません。口コミの情報と直感を頼りに一軒一軒、見てまわり、中を確認して大家がいい人かどうかを見定める…。はぁ、引越しなんてやめようかなぁ、とまずこの時点で思ってしまいます。
(2003年3月22日)
第一回:今日はホテルでビュッフェだ!(2002/11/01)
第二回:常時接続を夢見る今日この頃(2002/10/28)
第三回:引越しが大変なわけ(2003/03/22)
第四回:引越しはしたものの…(2003/06/15)
第五回:一難去ってまた一難(2003/07/29)
第六回:楽しい床掃除(2003/08/05)
第七回:観光旅行はバングラデシュへ(2003/09/17)
第八回:遊園地へ行こう!(2003/10/28)
第九回:とある昼休みの会話(2004/05/21)
白幡利雄(しらはた・としお)
シャプラニール・前ダッカ事務所長。97年〜99年、2001年〜2005年の2回にわたりバングラデシュの駐在を経験する。
|
|