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活動の規模-その3「使っている金額」

このコーナー、しばらくぶりの更新となってしまいました。いままでの遅れを取り戻すべく、これからガンバッテお届けしますので、お付き合いのほど、よろしくお願いします。
さて、過去2回は組織の概要ということで、ダッカ事務所と地域活動センター(村事務所)の体制、特に人員配置を中心に紹介しました。今回は使っている金額、つまり予算の規模についてです。
すばり、バングラデシュ全体の現地予算総額は今年度、約5,100万円となっています。ここにはすでにご紹介したダッカ事務所、各地域活動センター(含:PAPRI)のほか、オポロジェヨ・バングラデシュというNGOをパートナーにして実施しているストリート・チルドレン支援活動の全経費が含まれています。ただし、私を入れて2名派遣されている日本人駐在員の給与や送金に必要な経費などは入っていません。
どうです? 多いと思いましたか? それとも意外に少ないと感じましたか?
ちなみに現地で雇用しているスタッフの総数は、この予算でまかなっているパートナー団体の職員も入れると、実に120人超。そしてグループのメンバーなど、直接活動に参加している住民の数はおよそ1万2,000人を数えます。もちろん、この他にもメンバーの家族や手工芸品の生産者など、私たちの活動によって影響を受けていると考えられる人も入れれば、いわゆる受益者の数はこの5倍以上、少なくとも6万人ということができます。
シャプラニールに金銭面での直接支援を下さっている会員・寄付者は現在、約4,500人。ネパールでの活動もあるため、約8割がバングラデシュに充てられているとして、お一人あたり平均16人以上のバングラデシュの人々を支援されているという勘定になります。
実際はこの他にも日本政府からの補助金や各種助成金などを組み込んで活動しているため、もっと計算は複雑になるのですが、おおよそのイメージはつかんでいただけるのではないかと思います。
いかがでしょう? シャプラニールの予算は少ないでしょうか? それとも多いでしょうか?
自分で問いかけておいてこういうのもなんですが、この質問は実に卑怯な質問です。というのも、何をもって多少を判断するかで、回答者自身のモノサシを推し量ろうとする意図が見え隠れしてしまうからです。では私自身はどうかというと、金額的には非常に少ないと思っています。でも、同時にこの金額でよくぞまぁ、これだけの規模の活動をやっているなぁという気持ちもあります。5,100万円を直接のメンバーである1万2,000人で割ると、一人あたま4千数百円になります。最小のコストで最大限の効果を追求しなければならないNGOの活動としては、まずまずの状態かな、と思っています。
村人やストリート・チルドレン一人一人の生活向上をはっきりとした数値で示すのは非常に難しいことですが、少なくとも年間4千円の投資額に見合うだけの収益(=生活向上)をあげられているかどうかについては、このコーナーでもおいおいとりあげていきたいと考えています。
(ダッカ事務所長:白幡利雄)
バックナンバー

■活動の規模-その1「ダッカ事務所の概要」
■活動の規模-その2「地域活動センターの概要」
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