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フェアトレードデー
昨日5月17日は世界フェアトレードデーということで、ここネパールでもフェアトレードの活動に取り組む団体が合同でいくつかの行事が催されました。まず17日朝からフェアトレード団体関係者が集まり、フェアトレードの推進を訴えながら市内の主要道路を行進したのですが、ちょうど主要政党が合同で現王室への抗議活動を展開している最中でもあったため、取材に来たマスコミ関係者から「あなたたちは何に対して抗議しているのですか」と訊かれてしまったそうです。しかし総勢500名にも及ぶ行進は道行く人々の関心を集め、「フェアトレード」という言葉自体が知られていない中で一定の効果はあったようです。
また、午後からはネパールのフェアトレード団体の中でも中心的な役割を果たしているサナハスタカラという団体事務所でフェアトレードデーを記念したセレモニーが開かれ、そこから手工芸品を仕入れているシャプラニールも招待されました。セレモニーではサナハスタカラに所属する生産者および生産グループが表彰されたほか、何人かの来賓から挨拶がありました。
その中で興味深かったのがネパール手工芸品組合の代表者のスピーチで、フェアトレードとは呼ばれずにまた意識せずに生産活動を行っている団体が非常に多い中で、サナハスタカラなどの団体がフェアトレードの意義を他の団体や企業へ伝えるという役割を果たすべきではないかというものでした。シャプラニールとしても生産者の生活向上を目的とした手工芸品の販売活動を行う際に、果たしてフェアトレード団体と呼ばれるところと一般の企業とでは、生産者へ与えるインパクトにおいてどれだけの違いがあるのかという疑問を持っており、両者の関係を考える新たなきっかけになったのではないかと思いました。
18日には市内中心部の王宮広場で、フェアトレード団体が出展し手工芸品の展示会が開かれました。先述のようにまだ認知度が低いためか人出は良いとは言えないものの、通りかかった人たちは興味深げに各団体のブースを覗いていました。
写真1:フェアトレードデー
写真2:フェアトレード団体の展示
(2003年5月18日)
第一回:ツバメの家(2003/2/18)
第二回:ダルバートはわんこそばだ!(2003/3/8)
第三回:色の祭り−街が赤く染まる日(2003/3/17)
第四回:ネパールのピクニック(2003/4/15)
第五回:巨大な山車(2003/5/18)
第六回:フェアトレードデー(2003/5/18)
第七回:ダサイン Dashain(2003/10/11)
第八回:真夜中の銃撃戦(2003/12/16)
第九回:バンダ(2004/2/4)
第十回:ルンビニ訪問のはずが(2004/2/18)
第十一回:洞窟探検ツアー(2004/2/19)
第十二回:山車が倒れた!(2004/5/11)
第十三回:クマリの本(2004/11/24)
第十四回:ネパールでの復興支援(2005/2/2)
第十五回:ガネシュ(2005/8/26)
小松豊明(こまつとよあき)
シャプラニール・前カトマンズ事務所長。2002年12月〜2006年4月まで赴任。現在はクラフトリンク部門のチーフとして奮闘中。
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