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小松駐在員の日記

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巨大な山車

写真:山車の全体像数多くあるネパールのお祭りの中でもひときわ目を引くのがマチェンドラナート祭。高さ15メートルもの山車が伝統的な打楽器の演奏を伴って街中を引き回される姿は圧巻です。これはいくつかの異名を持つマチェンドラ神を祭るもので、慈悲深いことで知られるマチェンドラ神は雨を司る神様としても人々から崇拝されており、特にジャプーと呼ばれるカトマンズ盆地の農民カーストの人々にとってはモンスーンの前のこの時期に行われる雨乞いの祭として、非常に大きな行事となっています。

写真:ご神体を収めた中央部には、お祓いした花などを受け取ろうと人々が集中する。特に今年はバーラバルセ・ベラと呼ばれる12年に一度の大祭で、大きな盛り上がりを見せています。巨大な4輪の台車の上に柱を取り付けた山車は古くから豊饒のシンボルとされ、ちょっと動かすにも100人単位の力が必要です。また山車巡行のルートは決まっているものの、そのスピードは道路事情や人々の盛り上がり具合等様々な要因に左右されるため、いつ終わるのか誰にもわからないというユニークさもあります。

写真:山車の車輪今年は5月2日に山車がブンガマティという郊外の街を出発し、先週中心部に入りました。山車を引いていたうちの一人が足を車輪に引かれ切断しなければならない怪我を負うという事故もありましたが、山車が出発地点へ戻るまで祭はまだしばらく続きます。私が家の修理を頼もうと思った工務店にも、祭があるのでしばらく行けないと断られてしまいました。

写真1:山車の全体像
写真2:ご神体を収めた中央部には、お祓いした花などを受け取ろうと人々が集中する。
写真3:山車の車輪

(2003年5月18日)

 

バックナンバー

第一回:ツバメの家(2003/2/18)
第二回:ダルバートはわんこそばだ!(2003/3/8)
第三回:色の祭り−街が赤く染まる日(2003/3/17)
第四回:ネパールのピクニック(2003/4/15)
第五回:巨大な山車(2003/5/18)
第六回:フェアトレードデー(2003/5/18)
第七回:ダサイン Dashain(2003/10/11)
第八回:真夜中の銃撃戦(2003/12/16)
第九回:バンダ(2004/2/4)
第十回:ルンビニ訪問のはずが(2004/2/18)
第十一回:洞窟探検ツアー(2004/2/19)
第十二回:山車が倒れた!(2004/5/11)
第十三回:クマリの本(2004/11/24)
第十四回:ネパールでの復興支援(2005/2/2)
第十五回:ガネシュ(2005/8/26)

小松豊明(こまつとよあき)
シャプラニール・前カトマンズ事務所長。2002年12月〜2006年4月まで赴任。現在はクラフトリンク部門のチーフとして奮闘中。
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