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小松駐在員の日記

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ネパールでの復興支援

コンサートの様子昨年12月26日にインド洋で大津波が発生してから1カ月が過ぎました。シャプラニールでもインドおよびスリランカにて現地で活動するNGOとの協働により、緊急救援および復興支援を行っています。

私が駐在しているネパールはこれらの国と同じ南アジアに位置しますが、内陸国であり今回の津波による被害はありませんでした。しかし、同じ南アジアの国々が被災したという事実はネパールの人々にとっても大きなショックでした。リゾート地へ出稼ぎに行っていた人々が被害にあったり、国際NGOネットワークの代表も務めていた、大手外国NGOのネパール事務所代表がやはりタイで家族と余暇を過ごしているときに津波に襲われ亡くなるという出来事もありました。

ネパールのNGOが義援金を募るため、コンサートを企画する動きもあります。今日はシャプラニールとも付き合いのあるSAP-NepalというNGOが主催したチャリティ・プログラムがあり、私も観に行きました。ネパールではかなり有名なミュージシャンやコメディアンが次々と登場し、来賓として大臣やスリランカ大使なども来ていました。観客は200名はいたでしょうか。とても盛況でした。

1週間ほど前にチケットの販売に我々の事務所を訪れたSAPのスタッフによると、このプログラムのチケット収入はスリランカ大使に渡されるということでした。SAPにはSAP-Sri Lankaという同じ系列の団体がスリランカにあり、そこも救援活動を行っているはずです。「SAP-Sriには義援金を送らないの?」と尋ねると、その可能性も含めていろいろ議論した結果、身内で使ってしまうよりもスリランカ政府に直接渡したほうがより透明性が高まるという判断があったとのことでした。

「我々ができることはわずかで大海に落ちる涙の滴に等しい。しかしその滴がやがて海になるということを忘れずにいたい」という司会者の言葉にみなうなずいていました。私が災害発生直後にスリランカを訪問した際にも感じたことですが、こうした市民による有形無形の貢献が救援活動の随所に見られ、全体として大きな役割を果たしていることは間違いありません。2月にはネパールのNGO連盟主催による大規模なチャリティ・コンサートも予定されており、こうした支援の動きはまだ続きそうです。

(2005年2月2日 小松豊明)

バックナンバー

第一回:ツバメの家(2003/2/18)
第二回:ダルバートはわんこそばだ!(2003/3/8)
第三回:色の祭り−街が赤く染まる日(2003/3/17)
第四回:ネパールのピクニック(2003/4/15)
第五回:巨大な山車(2003/5/18)
第六回:フェアトレードデー(2003/5/18)
第七回:ダサイン Dashain(2003/10/11)
第八回:真夜中の銃撃戦(2003/12/16)
第九回:バンダ(2004/2/4)
第十回:ルンビニ訪問のはずが(2004/2/18)
第十一回:洞窟探検ツアー(2004/2/19)
第十二回:山車が倒れた!(2004/5/11)
第十三回:クマリの本(2004/11/24)
第十四回:ネパールでの復興支援(2005/2/2)
第十五回:ガネシュ(2005/8/26)

小松豊明(こまつとよあき)
シャプラニール・前カトマンズ事務所長。2002年12月〜2006年4月まで赴任。現在はクラフトリンク部門のチーフとして奮闘中。
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