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クマリの本
去る9月下旬、カトマンズ事務所のプログラム・オフィサー、スリジャナ・シュレスタさんが、クマリについて書いた本を自費出版しました。
クマリとは生き神として崇められる少女のことですが、初潮を迎えるまでの数年間をクマリの館と呼ばれる屋敷で暮らします。役目を終えた少女は自分の家へ帰されるのですが、多感な少女期を特殊な環境で過ごした元クマリが日常生活になじめず不幸な生涯を送る、という話を良く聞きます。そのため、この制度を廃止すべきだと提唱する人もいます。
しかし、実際にはクマリに関する文献はそれほど多くなく、実態がよくわからないというのが現状のようで、スリジャナさんが出版した本は、全国紙や雑誌などでも大きく取り上げられました。
彼女はこの本でクマリを崇める習慣がどのように始まったのか、また代々の元クマリがどのような人生を送っているのか、実際に何人もの元クマリにインタビューした内容を基に書いています。彼女が会って話を聞いた女性の多くは、普通に結婚をし幸せな生活を送っているそうで、本の出版披露セレモニーにもそのうちの一人が顔を見せていました。
(2004年11月24日 小松豊明)
第一回:ツバメの家(2003/2/18)
第二回:ダルバートはわんこそばだ!(2003/3/8)
第三回:色の祭り−街が赤く染まる日(2003/3/17)
第四回:ネパールのピクニック(2003/4/15)
第五回:巨大な山車(2003/5/18)
第六回:フェアトレードデー(2003/5/18)
第七回:ダサイン Dashain(2003/10/11)
第八回:真夜中の銃撃戦(2003/12/16)
第九回:バンダ(2004/2/4)
第十回:ルンビニ訪問のはずが(2004/2/18)
第十一回:洞窟探検ツアー(2004/2/19)
第十二回:山車が倒れた!(2004/5/11)
第十三回:クマリの本(2004/11/24)
第十四回:ネパールでの復興支援(2005/2/2)
第十五回:ガネシュ(2005/8/26)
小松豊明(こまつとよあき)
シャプラニール・前カトマンズ事務所長。2002年12月〜2006年4月まで赴任。現在はクラフトリンク部門のチーフとして奮闘中。
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