ネパール大地震・復興支援活動

被災者支援活動を継続しています。

2015年4月25日(土)現地時間11時56分、ゴルカ郡(カトマンズより西へ80km)を震源としたマグニチュード7.8の大地震は死者8,891名、倒壊家屋893,509戸(2015/9/28時点)という甚大な被害を引き起こしました。

この倒壊家屋数は東日本大震災を超える数字で、地域によっては家屋の倒壊率は100%となってしまいました。緊急救援のために海外から多くの援助が入りましたが、ネパール政府の復興計画が定まらないこともあり、個人住宅の再建など復興の道のりは思うように進んでいません。

あの日から約2年が経ち、多くの援助機関が撤退する中、20年間ネパールで活動を続けてきたシャプラニールは、これからも復興支援を継続します。

緊急救援活動(発災〜2015年6月初旬)
シャプラニールでは、地震発生翌日には緊急救援活動実施を決定し、2015年5月末までの間に計6名を現地に派遣し、カトマンズ事務所長、現地スタッフと合流し、すぐに物資配布を中心とした救援活動を実施しました。約20年にわたってネパールで活動してきた経験、ネットワークを活かして、支援が届かない地域、人々への支援を意識して活動を進めました。この間、日本では多くの個人、団体の方からご寄付をいただけたことで、迅速な安心して救援活動を進めることができました。

その結果、主に毛布約2,700枚、マットレス2,430枚、ビニールシート約1,900枚、食糧2,330世帯分を緊急救援物資として配布し、約5,400世帯へ支援することができました。カースト制度の残るネパール社会の中で阻害されがちなダリット(不可触民)の人々や寡婦へ支援が行きわたるよう意識をしながら、地域の行政、現地のNGOと協力して公平に配布を行いました。遠隔地だけでなく、比較的カトマンズに近い地域でも支援から取り残されている村もあり、そういった地域へも必要な支援を届けました。

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期間地域世帯数活動内容
5/1チトワン郡 郡病院へ医薬品キット54セットを提供
4/30〜5/7チトワン郡4村718世帯被災者への物資の配布
・ビニールシート329枚
・毛布270枚
・食糧セット(5人家族×5日分)370セット
(米12kg、ダール豆2.5kg、塩1kg、大豆油1L、大豆たんぱく250g、香辛料一パック、石鹸一つ)
5/13チトワン郡3村63世帯支援物資購入のためクーポン5,000Rsクーポンを山崩れの危険があり移住勧告が出された63世帯へ配布
5/1, 5/2カトマンズ郡
キルティプール市
500世帯食糧セット(5人家族×5日分)500セット配布
救護所への医薬品提供
5/4〜カトマンズ郡 児童労働削減の活動のパートナー団体CWINに集まった若者ボランティアのコーディネーション、管理をピースボートにやってもらえるよう橋渡しを実施。
5/6ヌワコット郡
トゥプチェ村
110世帯食糧セット(5人家族×5日分)100セット配布
5/12ラスワ郡
ヤルサ村
1,350世帯米30Kgを1,350セット配布
5/15ラメチャップ郡2村1,363世帯シェルターキットを1,363世帯へ配布
(キット:ビニールシート1枚、マットレス1枚、ロープ1本 、毛布1枚)
5/11, 5/19カブレパランチョーク郡2村1,254世帯村の緊急救援物資購入予算のうち、足りない部分を支援することで村の被災全世帯が物資配布を受けられるよう支援
・毛布1,067枚
・マットレス1,067枚
・ビニールシート187枚

復興支援活動(初期)(2015年6月〜2016年3月)

支援活動の決定に際し、以下のポイントに重点を置いて検討しました。

  • 支援の届かないところへ届ける
  • 地域(丘陵地帯/カトマンズ盆地内)の偏りがないように
  • 今後の防災事業へのつながり
活動地域対象概要
仮設住宅支援タナフン郡全壊家屋500世帯政府の指定する被災14郡から外れて支援が届いていない地域などで、仮設住宅建設時に屋根や壁に使用できるトタン板を配布した。
オカルドゥンガ郡全壊家屋310世帯
コミュニティ・ラジオ再建支援シンデュパルチョーク郡、ダディン郡、ラスク郡、ゴルカ郡、カブレ郡、ラメチャップ郡コミュニティラジオ局ネパールの生活に密着し、情報を得るのに欠かせないコミュニティラジオの放送局が被災し屋外のテント等で活動している状態だった。機材購入などにより10カ所のラジオ局の復旧を支援した。
チトワン郡生活再建支援チトワン郡移住勧告が出された24世帯家屋が倒壊し、土砂崩れの危険から移住勧告が出された山間部の住民の移住先の住居やトイレ建設などの生活再建支援を行った。

復興支援活動(継続中)

取り残された地域で

  • 被災者の生計手段支援:地震で生計手段を失った、収入が十分に得られていない被災者の中でも、社会的に弱い立場の人を優先した75名の被災者に対し、新しい事業を始めたり事業を再開したり、収入を向上したりするために必要な支援を行います。
  • インフラ支援:集落が共有して使っている水場や細い道、広場といったインフラを修繕する復興支援を行います。
  • 次の災害に備えて:普段からの近所付き合いの集落単位で、地域防災リーダーの育成やハザードマップの作成、救急救命用具の設置、避難用品の備蓄といった防災・減災活動を行います。
  • リソースセンターの運営:復興に関わる情報をまとめて見られる場所がなく、住民は噂ともつかない情報に翻弄されています。そのため、復興関連情報を集め、共有・発信するリソースセンターの開設を考えています。
  • 被災学生の教育支援:被災による経済的困難から入学、通学が難しくなった青年の大学、専門学校の学費支援を行います。

被災した人々が安心して過ごせる場所を

被災によって抱えた困難を誰かに話すことができ、生活再建に関する情報が簡単に手に入る場所を提供するために開設したコミュニティスペースの運営を、地域の情報を集め、発信する役割を担うコミュニティFMラジオ局と協同で継続します。情報提供のほか、傾聴やイベントを通じて、厳しい非難生活の中で抱える不安や辛さからひと時でも解放されるような憩いの場を作り出します。

活動地域対象概要
防災・減災活動カトマンズ市、ラリトプール市カトマンズ盆地内の住宅密集地域被災者の生計向上支援、集落の共有インフラ修繕、防災リーダー育成、防災地図作成、地震時の経験のまとめなど
コミュニティスペースの運営シンドゥパルチョーク郡、ダディン郡、ゴルカ郡、ドラカ郡、カブレ郡被害の大きかった地域の住民住民が交流してリラックスしたり、情報を得、発信したりできるスペースをコミュニティラジオ局に併設して運営する。
被災学生の教育支援カトマンズ市近郊被害の大きかった地域の住民被災による経済的困難から、入学・通学継続が難しくなった青年の大学、専門学校の学費支援を行う。

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カトマンズ事務所長 小松豊明より復興支援ご寄付のお願い


現地活動ルポ

ご寄付の方法

(1)クレジットカード


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(2)郵便振替

郵便振替口座: 00130-6-63672
口座名:シャプラニール

※ 通信欄に「ネパール応援募金」とご記入ください。

(3)銀行振込

銀行名 :三菱東京UFJ銀行
支店名 :高田馬場支店(店番号053)
口座種類:普通預金
口座番号:1781376
口座名義:特定非営利活動法人シャプラニール市民による海外協力の会
代表理事 岩城幸男 (※ シャプラニールでも可)

※ 領収書が必要な方は、お手数ですが info@shaplaneer.org または TEL: 03-3202-7863 まで下記項目をお知らせください。
題名:ネパール応援募金
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・平成21年9月1日以降の当会へのご寄附は税の優遇措置(寄附金控除)の対象となります。※平成28年8月1日~平成28年12月20日までのご寄付は対象外です。詳細はこちらをご覧ください。
・ネパール大地震の中長期的な復興支援を含む、ネパールで実施する支援活動に使用させていただきます。
・12月までにお預かりしたご寄付の領収書は、来年1月にまとめて送付いたします。