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カトマンズ盆地におけるレストラン児童労働の予防と削減
現地活動ルポ
- 2012.04.07交渉を重ねて
- 2012.01.31食べ物には困らないけれど
- 2011.12.06行政機関との関係づくり
ネパールの働く子どもたちへの取り組み
5人に1人の子どもが働いています。これがネパールの児童労働の実態です。
世界的に見ても児童労働が多いネパールで、シャプラニールは2004年から2011年3月まで首都カトマンズの南に位置するラリトプール市内において、レストランや家事使用人として働く子どもへの支援活動を、ネパールの現地NGO・CAPCRON(キャプクロン)をパートナーとして行ってきました。子どもたちへの教育、保健衛生などの直接支援に加え、雇い主や地域住民への啓発も積極的に実施してきました。
2011年から始まった新しい活動では、働く子どもが多く集まるカトマンズ盆地内のカトマンズ市、ラリトプール市、バクタプール市において、これまでと同じようにレストランで働く子どもを対象にしながらも、行政が子どもの権利保護、特に児童労働の削減と予防に取り組むよう働きかけていきます。
活動概要
カトマンズ盆地内にある小規模レストランや茶店で働く子どもを削減することを目的に、3つの市役所内に児童労働をモニタリングする担当者を配置するための政策提言、行政への働きかけを行います。テレビやラジオのCM放映、ポスターやリーフレットの配布により、レストラン経営者や市民向けの児童労働に対する啓発キャンペーンを展開します。また、チャイルド・ヘルプ・ラインや市内の巡回活動を通じて、必要と判断された場合には働く子どもの保護も行います。
活動詳細
児童労働担当者を配置・配属してもらうための行政への働きかけ
市全体の開発計画の立案・実施を担う市役所内に子どもの権利保護を目的とした児童保護委員会が結成され、市内で児童労働が行われていないかどうかのモニタリング業務を行うよう働きかけます。この児童保護委員に対して子どもの権利や児童労働のモニタリング方法を学ぶための研修などを実施して、効果的なモニタリングが行われるよう活動します。
雇い主や市民を対象とした啓発キャンペーン
児童労働の解消を呼びかけるリーフレットおよびポスターを作成して、レストランや茶店への配布、掲示を行います。また、児童労働をテーマとした短いドキュメンタリーやメッセージCMをテレビ、ラジオを通じて流し、新聞等のメディアに意見広告を掲載します。
支援が必要な子どもへの緊急救援
パートナー団体が政府からの委託で運営しているチャイルド・ヘルプ・ライン(子どもたちからの電話相談窓口)の相談内容に応じた支援を行います。緊急の対応が必要と判断した場合には子どもの救出、保護も行っています。スタッフの巡回を通じて見つかった子どもの保護と支援も必要に応じて実施していきます。
パートナー団体紹介
| 団体名 | CWIN-Nepal(Child Workers in Nepal Concerned Center、シーウィン・ネパール) |
|---|---|
| 地域 | カトマンズ市、ラリトプール市、バクタプール市 |
| 団体概要 | 1986年、ネパールの大学生によって設立。子どもの権利促進のために活動する団体としては、ネパールにおけるパイオニア的存在。子どもの権利拡充のための啓発活動、政策提言を活発に行いつつ、ストリートチルドレンや働く子どもなど、厳しい状況に置かれている子どもたちへの直接的な支援にも取り組んでいる。ネパール政府からの委託を受け、無料電話相談サービスである「チャイルド・ヘルプ・ライン」も運営している。現在、約160 人のスタッフを抱え、30の郡(DDC)で活動を展開。年間予算規模はおよそ1億1,000万円。 |





















