声明

2004年4月9日
特定非営利活動法人
シャプラニール=市民による海外協力の会

イラクにおける日本人人質事件に対する声明


私たちシャプラニールは、2004年1月28日付けに出した自衛隊のイラク派遣に関する声明で、「今回のような『人道支援』に名を借りた、米英占領軍保護下の自衛隊派遣は、これまで日本のNGOが行ってきた、非暴力・非武装の人道支援活動に対する現地の人々の理解に、混乱や誤解を生じさせる恐れがあるだけでなく、今後のNGOの活動の妨げとなる危険性があります」と述べましたが、今回、まさにそのような事態が生じてしまったことに深い憂慮の念を抱いています。

「国民」を守るための自衛隊が、アメリカの要請に応じてイラクに派遣された結果、このように「国民」を危機に陥れる事態が生じている、とも言えます。イラクの人々に対して、自衛隊が「人道支援」のために来ているとは必ずしも理解されてはいないということの表れだと思います。

人質となっている三人が無事解放されることが最優先されること、また、NGOや民間の人道支援を行っている全ての人々が今後このような事件に巻き込まれないよう関係各所の速やかな対応を強く望みます。



シャプラニール=市民による海外協力の会