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「イラクへの軍事攻撃」に関する緊急声明
2003年3月22日
特定非営利活動法人
シャプラニール=市民による海外協力の会
私たちシャプラニール=市民による海外協力の会は、これまで30年間にわたって、バングラデシュとネパールなどの南アジアにおいて、南北問題に象徴される現代社会の様々な問題の解決のために必要な海外協力等の諸活動を行い、すべての人が持つ豊かな可能性が開花する社会の実現を目指して活動を続けてきた市民団体です。
私たちは、イラクに対する米軍の先制攻撃に始まった戦争によって、イラクに暮らす人々が死傷し、恐怖に怯え、難民となっていることを心から残念に思っています。私たちが目指してきたものは、人々が貧困や不公正、暴力に苦しむことが無い社会であり、このような武力行使や戦争によって生じる事態とは対極にある状態です。私たちが共に歩む人々、とりわけイスラーム教徒が多いバングラデシュの人々の気持ちを思うと、私たちは今般の事態を支持する日本政府の姿勢を、大変残念に思います。
私たちはしかし、イラクのサダム政権が、これまでに化学兵器を使用し、少数民族の人々を虐殺したことを忘れることも出来ません。同政権が、その地の人々の人権をしばしば蹂躙し弾圧してきたことも、残念なことです。だからと言って、これらの事実が、今回の戦争を正当化することにはなりません。
以上のことから、私たちは日本政府と米英政府、そしてイラク政府に以下のことを求めます。
1. アメリカとイギリスの政府、及びそれらと軍事行動を共にする政府は、直ちにイラクに対する軍事攻撃をやめること。
2. 日本政府は、アメリカを中心とした今回の軍事攻撃、戦争に対する支持・支援をしないこと。
3. 日本政府は、厳正に中立の姿勢に基づいて積極的に人道支援を行うこと。その際、緊急救援・復興活動を行うNGOの自立性や多様性を尊重すること。
4. 全ての政府が、大量破壊兵器や生物化学兵器を使用しないこと。
5. 全ての政府が、武力紛争における紛争犠牲者の人道的な取扱いを定めた国際人道法(1949年のジュネーブ四条約および1977年の二つの追加議定書など)を、遵守すること。
6. 全ての政府は平和的手段によって問題を解決し、人類の進歩と人々の幸福のためにともに協力すること。
(以上)
<本件に関する問い合わせ>
シャプラニール=市民による海外協力の会
info@shaplaneer.org
TEL.03-3202-7863 FAX.03-3202-4593
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