« 2007年09月 | メイン | 2007年11月 »

2007年10月26日

朝の散歩

9ヶ月になる息子が、こちらに着てから毎朝5時半(早いときには朝
のアザーンの頃)頃に目覚めます。

1時間ぐらいは寝床におもちゃを置いて一人で遊ばせる(親二人は半
分夢の中)のですが、それにも限界があり3ヶ月ぐらい前から7時前
にわたしと息子が朝散歩に出かけ、その間に妻が息子の朝飯(離乳食)
を準備するという日課になっています。

毎日と言いたいところですが、雨の日や前夜雨が降った日は足元が悪
く、抱っこして歩くのにリスクがあるためお休み。またわたしが二日
酔いや前の日のみ過ぎた場合は起きられずに中止。そしてデング熱に
かかってからの2週間はお休みという状況でしたが、それでもこの3
ヶ月間の7割ぐらいは朝の散歩をしています。

わたしのアパートの近くには、ダッカには珍しい綺麗な(夕方になる
とカップルがベンチに座っている)公園があり、その中の大きな池の
周りの歩道を一周して家に戻るのが定番のコース。

公園までの道のりでは、ガートやドライバー、使用人としてそれぞれ
の家で働く人たちがリキシャや自転車あるいは徒歩で通勤している
様子が見られます。公園の中では散歩やマラソンをしているベンガル
人やダッカ在住の外国人。中には週に一度公園で太極拳もどき(先生
らしき人が上半身裸で気合入ってやっているのでちょっと近寄りがた
く何をやっているのか聞けていないのですが)を行っているベンガル
人の集団も横目でちらりと拝見。

気のせいかもしれませんが、イード以降公園を散歩するベンガル人
の数が増えているように感じるのですが、もしかしたらイードで美
味しいものばかり食べ過ぎたから運動しよう!と日本人が正月明け
に思うようなことを彼らも考えたりするのでしょうか?

元来ぎりぎりまで寝ているタイプなので、こうした風景も息子がダッ
カに来なければ見られなかったわけで、家族に感謝しなければならな
いのですが、それにしても毎朝眠いです!
(こういう事を書くと相方から「あなたは夜中の授乳をしていないん
 だから、十分熟睡出来ているでしょ!」と言われそうですが。。。)

2007年10月19日

イードとドゥルガプジャ

今年のバングラデシュは、14日(日)からイスラム教のイード休暇
そして21日(日)がヒンドゥー教のドゥルガプジャがあり、12日
(金)から21日(日)までの一週間とちょっと、お休みモードにな
っています。

イスラム教徒はイード休暇に、ヒンドゥー教徒はドゥルガプジャ休暇
に日本のお盆や年末年始のような自分たちの出身地に帰省していくと
いう光景が見られ、普段渋滞のひどいダッカが閑散とした雰囲気とな
ります。

ところが、最近その帰省についても状況が変わって来ているようなん
です。

「自分たちは高校まで育ったところだから愛着があり、親や親戚も住
 んでいるから、イード(ヒンドゥー教徒はプジャ)に帰省するのが
 楽しみだけど、子どもたちはダッカで生まれ育っているから、あま
 り田舎に行きたがらないし、それに休み明けに子どものテストも控
 えているから、今回は自分だけ行くか、家族と一緒に行くとしたら
 早めに切り上げて戻ってくることになるだろう」

このような発言を同僚やベンガル人の知り合い数名から休暇前に聞き
ました。また「イード休暇の時期はバスのチケットも取りにくいし、
値段も高いから帰らない」と言う人たちも見かけました。

日本のお盆や年末年始のように、ベンガル人のイードの過ごし方も徐
々に変わっているのかもしれません。

2007年10月10日

ダッカの売春産業

イスラム教徒が9割以上の国で!?と思うかもしれません
が、ここダッカでも売春産業が存在します。

わたしが毎日使う通勤路の縫製工場が立ち並ぶ場所には、
ベンガル語や英語でHOTELと書かれた所謂売春のため
の連れ込み宿がいくつも存在します。

また夜にアパートの近くのレストランで食事をした後、
ひとりリキシャに乗って帰宅しようとすると、リキシャ
をこいでいる男性から
「ボス、女性はいりませんか?いい子知ってますよ」
と声をかけられたりします。

さらに売春する女性自身が夜街角に立っていて、直接声
をかけられたこともありました。
(勿論、無視してリキシャに乗って帰りましたが)

彼女たちが売春をするようになったきっかけはさまざま。

田舎から縫製工場で働くために出てきて、最初は親戚の
家や女工同士が一緒に住むアパートで暮らします。そん
な彼女らに「縫製工場よりももっと稼げる場所があるよ」
と声をかけて来る輩がいて、その誘いに乗って住処を変
えて売春をはじめてしまうパターン。

夫が働かなくなり、あるは借金をつくり、どうしようも
なくなって家族を養うために仕方なく売春をはじめてし
まうパターン。

母親が売春婦で、その娘が10代になった頃には売春を
取仕切る連中に手懐けられ、いつの間にか売春婦にさせ
られてしまうパターン。

彼女たちは一日に何人もの男性と相手をしなければな
らす、そしてそこで稼いだお金も売春を取仕切る連中
にことごとく吸い上げられてしまうという過酷な状況
です。

また彼女たちの子どもがいた場合、親が売春婦だとい
うことでいじめにあったり、さらに娘なら上記のよう
な危険な目に合わされています。

世界最古の職業とも言われ、世界中どこに行っても存在
するといわれる売春。ここバングラデシュでもこの職業
自体が無くなるということはおそらく無理でしょう。

だとしたら欧米の一部が行っているような国がきちんと
産業として認め、そこで働く女性たちに対してヘルスチ
ェックなどきちんと保護する政策をとるほうが現実的な
のかなあと考えたりもするのですが、それもこの国では
限りなく不可能に近いのかなあ~。