障がい者支援活動
先週21~22日にかけてPAPRIに行って来ました。
PAPRIの四半期(10~12月)活動についての報告、次年度の活動
について話し合うミーティング、そして寒波救援活動として最も困難
な状況にある人々への毛布の配布活動を視察しました。
寒波救援活動については藤岡さんのブログで報告されると思います
ので、そちらをご覧下さい。
またこの間、PAPRIがここ数年力を入れている障がい者支援活動で
ジボントリと呼ばれる手術室が配備され、医師が乗船している船で
手術を行ったボンナちゃん(2歳)の家を訪れました。
ジボントリは3つの国際河川をはじめ数多くの川が流れているバン
グラデシュの各地域を移動し、医療活動を行っている船で今はクル
ナに停泊しています。
(昨年10月まではPAPRIの活動地ノルシンディ県に停泊していま
した)
ボンナちゃんは、生まれつき左足の踝から下が普通と逆方向にな
ってしまう(すみません、日本での病名が分かりませんでした)障
がいを抱えています。
また彼のお父さんも生まれつき同じ障がいを両足に抱えています。
PAPRIのスタッフは1年半ぐらい前に同じ村で活動する少女グル
ープのメンバーから、彼らのことを聞き、彼らの家を訪問して症状
など聞き、PAPRIの障がい者のリストに登録し、手術する機会を
待っていました。
PAPRIのスタッフによると、この手術は生まれてから2~3年以
内に実施するのが効果的で、大人になればなるほど手術は難
しくなるそうです。
先月11日、同じ症状の2名の子どもと一緒にPAPRIスタッフが
同行し、ジボントリが停泊するクルナに向かい、手術を実施。
わたしが訪ねたときには左足にギブスをはめて固定し、くるぶ
しより下も通常の方向を向いていました。
26日には術後の経過を診断するため、再びPAPRIスタッフとと
もにクルナに向かうそうです。
こうした活動は、家族が手術代を含めた諸費用としてPAPRIか
ら無利子で1,200TKを借りることで実施しています。
同行したPAPRIのスタッフからは
「地域には手術すれば直る障がいを抱えた人々がたくさんいる。
そうした人々全てにこういう機会を与えてあげたいが、PAPRIに
も限界がある。今はマイクロ・ファイナンスなど自己資金からこ
うした無利子で貸しているが、これだとほんとに一部の人にし
か実施できないんだ」
と話してくれました。
シャプラニールの活動にも限度があり、すぐにはこの要望に答え
られないのですが、こうした活動を支援出来る方法を何とか編み
出せないものかと考えてしまいました。
もうひとつ、非常にプライベートなことで質問しづらかったのです
が、お父さんは生まれつき足に障がいを抱え、しかも両親は結
婚前に亡くなっています。
バングラデシュで障がいを抱えた人への偏見は存在します。
(例えば身内に障がいを抱えた人や子どもがいてもそのことを
隠して表に出さないなど)
さらにバングラデシュの結婚は、特に村では親も含めた親族
同士の合意によって成立するため、大変失礼な考えなのです
が、結婚に母親の親族などから結婚に対して異議などが出な
かったのか?という疑問です。
失礼とは思いつつこの質問をすると
「確かに相手の親族から多少そういうことはあった。けど、人物
を実際見てくれて、そういう人たちも最後には納得してくれた」
と笑顔で答えてくれたお父さん。
自己満足で本当に申し訳ないのですが、お父さんの答えに何
だかほっとしました。