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2003年10月29日(水)「薪能」
少し前の話になりますが、近所で行われた「薪能」を見に行きました。「薪能」とは、夜間神社の境内で薪をたいて能を行うものです。もともと「薪猿楽の能」の間を省略した呼び名だそうです。本来は奈良・興福寺の修二会(しにえ)の後の余興のようなものでした。修二会に使う薪は、興福寺で、「薪迎」の儀式で運び込んで焚く、神聖な灯で上演されたことから、「薪猿楽」(「薪の神事」とも)と呼ばれました。灯は当時の照明に違いありませんが、一つには火で潔める意味もあるのです。というものらしいのですが、私はまったく薪能という言葉さえ聞いたことがなく、もちろんこの解説も後で調べて知りました。近頃では全国様々なところで、行われているそうです。暗くなるのを待って、開始のアナウンスが流れました。その夜は天気が良かったので、月の明かりと薪の炎に照らされた能の舞台はとても幻想的でした。ただ一つ、私は10月の夜の寒さを甘くみていました。夜風が吹く中、じっと座って3時間能を見るというのは思った以上に寒かったのです。一緒に行ったしっかり者の友達は、大きめのストールを持参していました。私は前半その半分を拝借してくるまっていたのですが、後半が始まる前の休憩中に彼女がたまりかねたように「寒い寒い」というので、しかたなく舞台脇で売られていたフリースのひざ掛けを買いました。後半の演目はおもしろく、天女が舞うクライマックスはゆっくりとした動きがとても優雅で、釘付けになりました。来年はぜひひざ掛けを持ち、着込んで見に行きたいと思います。抽選に当たらないといけないらしいのですが。

(クラフトリンクインターン 進藤


2003年10月22日(水)「ネイチャーアクアリウム」
さて趣味のお話。最近のプロフィールには「ネイチャーアクアリウムといまだに音がよく出ないブルースハープ」と書いているけれど今日はネイチャーアクアリウムについて。ネイチャーアクアリウムとは、水槽の中で水草を育てて、熱帯魚を共生させ、自然界の生態系を再現するといういわば水の中のガーデニングです。たとえばこんな感じこんな感じ、はたまたこんな感じで流木や石などをレイアウトに使います。この生態系を維持するのがなかなか難しく、水温はもとより、水草のための二酸化炭素や水の浄化にもかなり気を使います。このところ、手入れに時間をかけていないせいか、どうもお魚がお亡くなりになったり、水草にコケが付いたりして見苦しくなってしまっていますが、丹念に手入れした直後の水草はいつまで見ていても飽きません。まさにスローライフ。癒されたい方にはオススメですよ。

(事務局長 坂口


2003年10月8日(水)「砂の城」
少し古いのですが、「砂の城」を最近読みました。さすが遠藤周作でした。登場人物として、まっすぐに自分の思う道を進む主人公とその親友。また主人公の大学の友人で卒業後、過激派に入る男。その3人以外にも出てきますが、大きくとらえるとこの3人が中心となっています。主人公は自分の思う道をまっすぐ生きる。しかし、親友は(いわゆる)道を外れ、ついには服役してしまう。もう一人の大学の友人は卒業後、過激派に入り、行方知れずとなる。傍目から見るとまったく正反対の道を歩み、成功者と失敗者となる。最後の場面では主人公は偶然にも過激派に入った友人がハイジャックをする飛行機に乗り合わせ、最終的に友人が公安の作戦で射殺されるところを目の当たりにする。そんな友人たちの人生を見て主人公は、ふたりは自分たちの「砂の城」をつくったのだといった。つくっても波にさらわれてすぐに崩れてしまうもろい「砂の城」を。若い人は、若さゆえに分かっていても崩れる「砂の城」を何度もつくるといわれます。確かに若さゆえに作るのかもしれません。自分の夢、理想を追い求めて。でもひとはみな「砂の城」をつくるために、生きているような気もします。たとえ、その「砂の城」が別に自分の夢、理想ではなくとも。

(広報財務グループインターン 森田真


2003年10月1日(水)「庭いじり」
どうしても一軒家に住みたくて、2年前バングラデシュから帰国する前にホームページで検索して見つけた家に今住んでいる。通勤はしんどいがやはり身近に「土」があるのは良い。狭い庭で今年は、きゅうりが豊作だった。毎日大きくなっていくきゅうりを見るのが、夏休みの自由研究みたいで楽しい。秋になり、きゅうりとニガウリが終わってしまったので、週末チューリップとスイートピーの球根と種を買ってきた。昨日今日と、朝早く起きて球根を植えた。早くも今から春がくるのが楽しみだ。チューリップだけでも30本植えたのだから。

(海外活動グループ 筒井


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