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バングラデシュの爆弾事件

8月17日(水)午前11時から11時30分頃(現地時間)、ムンシーゴンジ県をのぞくバングラデシュ全土64県中63県の少なくとも459箇所において、主に政府関連施設、記者クラブ、裁判所付近で同時多発的に爆発が発生。首都ダッカでは、空港付近、首相府前、最高裁判所、警察署、ダッカ大学、鉄道、バス・ターミナル、ニューマーケット付近、シェラトンホテル、ショナルガオンホテル付近、米国大使館付近等30箇所において爆発があった。爆弾の威力は弱かったが、爆弾が包装紙や紙袋に包まれていたため、拾った子どもを含む2名が死亡、約140名が負傷した。事件はカレダ・ジア首相(与党バングラデシュ民族主義党党首)が5日間の訪中のためバングラデシュを離れた2時間後に発生。爆弾には今年2月に政府に活動を禁じられたイスラム過激派政党、ジャマトゥル・ムジャヒディンの名によるリーフレットが添えられており、「バングラデシュでイスラム法を実行すべき時が来た。人間の作った法に未来はない」などとかかれていた。国務大臣がジャーナリストに話したところによると、政府は8月14日から16日の間になんらかの攻撃があるという情報を得ていたが、17日については情報がなかったという。


事件後の状況

  • 事件後8月20日(土)は、野党アワミ連盟の呼びかけにより全土終日ゼネストが実施された。アワミ連盟本部のあるダンモンディ付近では警官隊との衝突があった模様だが、通常の域を超えるものではなかった。

  • 8月21日(日)は、今回の爆弾事件前から予定されていた通り、昨年のアワミ連盟集会での爆弾事件が発生した時間に合わせ、「反テロリスト集会」が実施されたが、特に暴力事件等は起こっていない。

  • 8月22日(月)午後6時現在、今週ゼネストが行われるという情報はなし。

  • 今回の事件を利用してアワミ連盟の動きが活発化する恐れがあり8月28日(日)にバングラデシュ民族主義党(BNP:与党)の全国集会、29日・30日にアワミ連盟が集会をもつ、という情報が入っている。


ストリート・スクール周辺での爆弾事件

8月22日午後サエダバッドのストリート・スクール付近で爆発事件があったとの報告を現地パートナー団体のオポロジェヨバングラデシュより受ける。

  • 発生は8月22日午後午後1時から2時の間、場所はストリート・スクールから45メートルほど離れた場所(ごく近く)。

  • 4つの爆弾が仕掛けられ(どのようなタイプのものかは不明)そのうち一つが爆発。近くにいたバス従業員一人が負傷したとの情報。その後爆発物処理班が現場に入り、残りの爆弾3つを除去した。

  • 17日の爆弾事件との関連があるのか、模倣犯によるものかなど現状ではまったく不明。

(ダッカ事務所長 藤岡恵美子 2005年8月22日)

 

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