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ISO26000ってナンだ

企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)が注目を浴び始めて久しい。大企業においては社会的責任を企業価値に結びつけ、専門の部署を設けたり、従来の環境報告書から「CSRレポート」や「サステナビリティレポート」などとして環境以外の分野にも目を配るなど、取り組みを強化しているところも多い。

私も2004年に環境省の「社会的責任(持続可能な環境と経済)に関する研究会のメンバーに加えていただき、産業界、労働界、NPO・NGOからの人たちと議論をした経験がある。

実は「ISO9001」や「ISO14001」といった環境の認証規格で有名なISO(国際標準化機構)でCSRのC(企業)を取ったSRの規格作り(ISO26000)が始まっている。規格作成のためのISOの総会にオブザーバーと言う形で参加した今田克司さん(CSOネットワーク)の報告があると言うので昨日行ってきた。国際協力NGOセンター(JANIC)、日本NPOセンター、CSOネットワークの共催だ。

元々、6者のステークホルダー(政府、産業界、労働界、消費者団体、NGO/NPO、その他専門家)で構成される国内委員会から総会の構成員であるエキスパートが選ばれるのだが、これまで日本のNGO/NPOには参加の機会がほとんどなかった。昨秋からJANICの下澤事務局長が委員に加わり、今回、オブザーバーを派遣する機会を得たとのこと。今回の主な議案となった作業文書(Working Document No.2)などは日本規格協会のサイトでダウンロードできるが、まだまだ作業途中の文書なので大部でかつ文章にゆれがある。

今田さんの報告を聞いて、この規格が認証される類ではなく、あくまでガイダンスであること、全ての組織に適用されるとされながらも産業界寄りの規格の傾向がまだ色濃いこと、途上国からの参加が少ないことなどに個人的には関心を持った。

これまでは企業のための規格ではと考えていたが、SRとなるとNGO/NPOを含む全ての組織に関係することになる。いずれにしても作成の流れを注意深く見ていく必要がありそうだ。

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