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■活動の趣旨 メッセージ
world poverty
why poverty?
what can we do?
long version
「ほっとけない、世界のまずしさ。」
いま世界では3秒にひとり、子どもが貧困から死んでいます。1日だと3万人。いま地球の人口は64億人、そのなかで1日1ドル以下の生活をしている人は12
億人、満足な食事にありつけない人は7億9000万人、きれいな水を飲めない人は10億人以上、読み書きのできない大人は8億6000万人。
21 世紀に入り、世界的な貧富の差は拡大しています。お金持ちの人はますますお金持ちになり、まずしい人はいままでになかったくらいにまずしくなっています。モノをつくっても公平に取り引きしてもらえなかったり、返済不可能なほどの借金を背負わされていたり、援助が足りなかったり、援助がきちんと使われていなかったり。そんな原因が組み合わさって、貧困が人為的に作り出されています。
貧困は「お金がない」状態だけではありません。食べ物、水、教育、保健など、人が生きるために必要な最低限の要素が満たされていない状態です。たとえば貧困から薬が買えなくて、エイズで死んだ人はこれまで2000万人近く*(1)。自由に意見が言えなかったり、不当な差別をうけたり、それも貧困の弊害のひとつです。貧困は、子どもや女性、アフリカに住む人、弱い者をさらに弱くします。人はひとつ、ふたつの問題なら持ちこたえられても、いくつも重なると持ちこたえられなくなります。そんな貧困が、世界で、アフリカで、アジアで、日本で、静かに目に見えない形で広がっています。
なぜ世界が貧困になったかという大きな理由に、人口の増加をあげる人もいますが、その人口増加のいちばんの大きな原因は貧困以外のなにものでもありません。
貧困は、個人や社会だけの問題ではありません。地球全体の責任です。
世界のまずしさは、克服することができます。
私たちは、ようやくその方法をみつけました。
必要なのは、貧困を世界の優先課題にすること、そしてその意志をもつことです。
「貧困のスピード」
20年前、アフリカの貧困を救済するライブエイドというチャリティーコンサートが開かれ*(2)、280億円の募金が集まり、アフリカに寄付されました。しかしその額はアフリカ諸国が先進国に返済するたった1週間の債務の額と同じだったのです。
年々勢いを増す貧困のスピードに人々の努力が追いつかないのです。
政策を変え、貧困の克服を世界の優先課題にすることが必要です。
2000 年の国連ミレニアム会議で、世界のリーダーたちが一堂に集まり「ミレニアム宣言」*(3)に同意しました。そして2015年までに貧困に苦しむ人々の数を半分にするために、8つの目標「ミレニアム開発目標(MDGs)」*(4)を定めました。でも残り10年、目標の達成は危ぶまれています。
その危機感から先進国では貧困をなくそうと、ホワイトバンドを身につける活動が広がり、セレブリティたちも賛同し、ムーブメントとしての盛り上がりを見せています。
先進国でもイギリスや、フランス、ドイツは援助の増額や返済不可能な最貧国の債務の帳消しを決定しました。
世界はいま、日本が何をいうか、具体的に何を約束するかに注目しています。GNPが世界第2位のとても恵まれた国である日本に生きる私たちにとって、世界の貧困というのは、これまであまり実感のない話でした。この数ヶ月でどこまで貧困への理解を深められるか分かりませんが、「世界のまずしさは克服することができる」ということだけは確かなようです。
「7月のG8、9月の国連総会、12月のWTOは大きなチャンス」
世界の貧困をなくすために、日本にできることは、援助の質をよくして量もふやす、返済不可能な最貧国の債務を帳消しにする、そして貿易をフェアにする、この
3つです。2005年はG8サミット、国連総会、WTOと大きな会議が3つもあります。日本が世界にむけ「貧困の克服を日本の優先課題にする」とはっきり言うチャンスです。
援助の額をふやすことも大事ですが、日本は特に質を高めることも大事です。国連の提唱するODAの国際目標はその国のGNIの0.7%。日本は、世界第2位の7862億円を出すODA大国ですが、
GNIにするとその0.2%です。その他にも、日本にはエイズや基礎教育など社会開発の分野を支援することや、草の根のキメの細かい活動を広げていくために、途上国の市民社会やコミュニティと力を合わせていくこと、途上国政府に援助のお金がきちんと使われるようしっかりとした対応を求めていくこと、などが求められています。
私たちは日本の代表が、今年世界的に注目される国際会議の場で「貧困の克服を日本の優先課題にします」「日本の開発援助の目的は貧困の削減です」と言うことを期待します。それはこのひどい貧困の構造を根本からなんとかしようと動き始めた国際社会の希望になるはずです。
援助、その量や質、債務や貿易、人口問題、世界の貧困をなくすには、きっと難題はまだまだ続きます。このキャンペーンは、2005年だけでは終わりません。だからこそ2005年のうちにはっきりと「貧困の克服を始めるぞ」という意志表明がほしいのです。だれかがどこかで始めなければ、貧困はどんどんひどくなってしまうのです。
「ホワイトバンドを身につけて、世界同時アクションに参加してください」
私たちは、このキャンペーンの趣旨に賛同してくれる世界中の人たちと一緒にアクションを広げていきます。
私たちひとりひとり、実は大きな力をもっています。
その意志を表にあらわして、たくさんの人に伝えたとき、
すんなり一国の政策が変わったりします。そのことがいまの地球の希望です。
あきらめずに、あなたも参加してください。
ホワイトバンドをつけて、貧困についてほんのちょっと、くわしくなってください。
世界が貧困の克服に一歩を踏み出した2005年に。
ほっとけない 世界のまずしさ。
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ほっとけない 世界のまずしさ」 www.hottokenai.jp
「ほっとけない 世界のまずしさ」は、グローバルな貧困根絶キャンペーン(Global Call
to Action Against Poverty -- G-CAP)の日本キャンペーンで、世界のキャンペーンと連携を取りながら活動しています。
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*(1)
貧困とエイズ
いま世界のHIV陽性者は4000万人。そのうち97%が途上国の人です。薬を必要とする段階にさしかかった人が途上国で600万人。そのうち70万人にしか薬が届いていません。毎年HIVで死んでいるひとは350万人います。先進国のHIV陽性者はいま150万人です。
*(2)
Live8ジャパン
http://www.live8.jp/index.html
*(3)
「ミレニアム宣言」とは
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/kiroku/
s_mori/arc_00/m_summit/sengen.html
*(4)
「ミレニアム開発目標(MDGs)」とは
http://www.undp.or.jp/mdg/
「ほっとけない 世界のまずしさ」は、グローバルな貧困根絶キャンペーン(Global Call
to Action Against Poverty -- G-CAP)の日本キャンペーンで、世界のキャンペーンと連携を取りながら活動しています。
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