シャプラニール=市民による海外協力の会
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シャプラニールについて

藤岡ダッカ事務所長のブログネパールに2006年2月より赴任。よろしくお願いします。

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2008年02月21日

 停電の友

s-IMG_2169.jpg2月1日から一日8時間停電が始まっているということを書き忘れていた。朝昼晩、3時間半から4時間の停電が2回あるので、なかなか大変である。

夜に停電時間がぶつかると出来ることは限られてしまう。去年まではインターネットなどをして過ごしてきたが、3,4時間停電するとバッテリーがもたなかったり、インターネットをすること自体に飽きてしまったり…。そこで今年はラジオを停電の友に仲間に加えてみた。短波、中波、長波、FMが受信できる立派な日本某ブランドラジオである。 <写真:ある山のなかで。ラジオカバーを見るとどれだけ大切にされているか判る>

いくつあるのか知らないがネパールにはコミュニティラジオ局がたくさんある。全国をカバーする局ももちろんある。ニュース、音楽、文学や科学、子どもから大人まで幅広い対象に様々な情報を届ける役割を果たしているのである。

おもしろいなと思ったのが社会的メッセージの強い番組が多いこと。女性や子ども、マイノリティの人権についてや4月に予定されている制憲議会選挙のこと、健康などなど国連やNGOが作成した番組もあって、ネパールの今を反映しているのだなあと感じる。ほとんどの場合寸劇を交えた構成になっているのがまた面白い。村の人に身近な設定で問題提起をするので「あー、こういう事あるある」と引き付けて考えられるようになっているのだろう。

ネパールのどこかの村で私が聞いている番組に耳を傾けている人たちがいる、ということを感じられるラジオが私の最近のお気に入りである。




投稿者: 藤崎 日 時: 20:28 | | コメ ント (2) | トラッ クバック (0)

2008年02月19日

 兵糧攻め

s-IMG_2961.jpg最近になって歴史小説を読むようになった。ダッカ駐在半ばからなのでそれでも4年くらいになるだろうか。封建的な制度の残るネパールの生活と重なる部分も多く、停電中にろうそくの光で食事をしていたりすると、小説の1シーンになったような気がしなくも、なくもない。

<写真は2日前に撮ったもの、いつもは沢山の車が客待ちをしている場所>

小説になぞらえて言えば今のカトマンズの状況は「兵糧攻め」という言葉がぴったりか。経済、生活すべての面においてカトマンズ盆地の外からの資源に頼っている状況で、そしてそのほとんどが平野(タライ)から、ひいてはインドの供給であるという状況で、タライの多くの地域でゼネストが続いて石油製品、食糧などが入ってこないからだ。スタッフやニュースなどで聞くところによると、野菜やその他の食料が不足し始めているという。塩などを買い置きする人も増えているらしい。

ガソリン、ディーゼルの不足は本当に深刻だ。今朝カトマンズの北部に行こうとしたが、走っている車自体が少ない。自転車と乗り合いバスと徒歩を組み合わせて1時間かけてたどり着いた。帰りは屋根まで人が溢れているバスに無理やり乗せてもらった(屋根でなく車内に身を押し込んだ)。いつものことながらドアは開きっぱなし、危機管理の観点からは完全にアウトだなと思いながらも、座っている人に荷物をもってもらい、倒れそうな隣のおばさんを支えてあげながら事務所に戻った。混雑した車の中で痴漢が増えているという話も聞くが、こういう状況で乗客の間に奇妙な一体感が生まれ、助け合いの精神が大発揮されるネパールの社会は捨てたもんじゃないと思う。

タライでは既にゼネストが7日間続いている。5ヶ所では外出禁止令が出されている。日銭を稼いで生活している人もいるだろう、病気の人もいるだろう、小さな子どもを抱えている人もいるだろう。そこに暮らしている人々はどうしているのだろう。考えるだけで胸が痛くなる。




投稿者: 藤崎 日 時: 19:23 | | コメ ント (0) | トラッ クバック (0)

2008年02月17日

 車がない!

仕事の打ち合わせのため、昼前に外出をした。最近は通勤に自転車を乗ることが多く、車の多い表通りを避けているため、今日は町の様子を感じるために歩いて出かけてみた。スタッフなどから聞いてはいたものの道行く車は少なく、マイクロ(乗り合いのバン)などほとんど走っていないことに改めて驚いた。いつもなら数台は必ず止まっているターミナルにマイクロ1台きり。客が乗り口に群がるが、もともと混み合っているので誰も乗れないまま車はいってしまった。

新聞では、燃料(ディーゼル)がないためゴミ収集車が動かせずカトマンズ市内のゴミ収集が出来なくなっていること、停電と燃料不足で酸素ボンベの病院への供給が滞っていることなどが報じられている。カトマンズやパタン市内の数箇所のガソリンスタンドにはガソリンやディーゼルを求める車の長い列が続いていた。

今日乗ったタクシーの運転手は闇市でガソリンを買ってしのいでいると言っていた。市場価格が80ルピー(約145円)のところ、闇では100ルピーするが仕方がないという。「仕方ない」は結局消費者に転嫁されるわけで、いつもなら140ルピー前後の距離に対して200ルピー払わされたが、本当に仕方ないことだと思う。

しかし問題は、市民がこの状態をいつまで我慢できるかということだ。今ニュース速報で「(ガソリンやディーゼルなどの)燃料を買えなかった人々がカリマティ(カトマンズ市内の交通要所)で交通妨害、緊張高まる」というテロップが流れている。手元にある辞書を引きひき読んだが、新しく覚える単語が「罵り合い」だの「妨害」「一触即発」であることが非常に悲しい。




投稿者: 藤崎 日 時: 18:38 | | コメ ント (0) | トラッ クバック (0)

2008年02月13日

 春まだ遠し

今日はネパール暦の11番目ファルグン月の1日にあたる。早いときには午後4時過ぎに薄暗くなっていたのが、いつのまにか6時近くまで明るくなって、とても嬉しい。11月半ばから昼食時間を短くし、終業時間も4時半までと30分繰り上げていたのだが、今日から再び5時までとなる。昼食時間が30分しかないと、慌しくて個人的には好きではないので、これも嬉しい。

このファルグン月、バングラデシュでは春(ボショントカル)の始まりに当たり、女性たちは黄色と赤のサリーやサルワールカミューズを来て春の到来を祝うのである。そんな記憶があったのでてっきりネパールでもそうだろうと思い、念のため辞書を繰ってみたらネパールの春(バサンタ)は、あと一カ月後なのであった。緯度も標高もこちらが高く、考えてみたら季節の区切りが違うことも十分ありうると判るが、ひとり「へー」と納得してしまった。

ちなみにネパールは6つの季節(リトゥ)に分かれている。ネパール月の発音については複数あるものもあり、あくまでも一例としてご覧いただきたい。また私の発音標記はベンガル語に引っ張られがちなので、正確でもないこともお断りしておく。

季節        ネパール月     日本の暦では 

春(バサンタ) バイサーク     4月中旬~5月中旬

夏(グリシュマ) ジェト     5月中旬~6月中旬

           アサール     6月中旬~7月中旬

雨季(バルサ)  サウン       7月中旬~8月中旬

           バドウ       8月中旬~9月中旬

秋(サラッド)   アソージ      9月中旬~10月中旬

           カルティック   10月中旬~11月中旬

冬(ヘモント)   モンシール    11月中旬~12月中旬

           プース       12月中旬~1月中旬

冬2(シシール)  マーグ       1月中旬~2月中旬

           ファルグン    2月中旬~3月中旬

春(バサンタ)   チョイト      3月中旬~4月中旬  

バングラデシュも同様に6つであるが、若干並びも違うようなので、興味がある方は調べてみていただきたい。ちなみにネパールもバングラデシュも4月中旬が新年であることは変わりない。

※先ほどから月の名前一覧を整えようとあれこれいじっているのだが、どうにも上手くいかない。既に1時間近く費やしているので、そろそろ諦めようと思う。見苦しいのはお許しください。



投稿者: 藤崎 日 時: 20:00 | | コメ ント (2) | トラッ クバック (0)
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