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停電の夜に

これは私が大好きな本のタイトルである。イギリス生まれアメリカ在住のインド系作家ジュンパ・ラヒリの作品で、人生の何気ない瞬間に感じる思いを巧みに描いた美しい短編集だった。

ずいぶん前に読んだのではっきりとは覚えていないが、確か登場人物のほとんどがインド人。ただ、インド生まれの一世とアメリカ生まれの二世など、その生い立ちや現在の生活状況が多様な人物が、アメリカという地でそれぞれの思いを抱えて生きていく様を淡々と描写している。私が強くひかれた理由の一つは、登場人物がアメリカとインドという二つの世界になんとか折り合いをつけようとする姿が、バングラデシュと日本の生活を経験している自分に重なったのだろうと今になると思う。彼女の両親がベンガル人ということで、随所にベンガル語やベンガル人らしい振る舞いが描かれているので、その点でも親しみを感じながら読んだものだ。

とまあ、なぜこの本のことを書いたかというと、今日家に帰ったら停電だったので、ろうそくを点けて灯りを見ていたら思い出したという次第。

表題にもなった「停電の夜に」は本当に美しい(哀しくもある)作品なので、チャンスがあったら是非読んでいただきたい。ちなみに、ジュンパ・ラヒリはこの後“The Namesake”という本も出している。こちらもお勧め。

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コメント

・・・名前がヘンな変換になりましたが、個人的に受けたのでそのまま投稿。つーかナラハラです。ちょっと投稿モード入っちゃいました。

「停電の夜に」いいですよね!わたしも好きな作品です。同じく詳しい内容を覚えていないのですが、掃除婦の女性の話がありましたよね。あの話のリアルさはがすごかった。「文学の力」を感じました。

にしても、まさにその「リアル」をいいほうに変えていくために、藤崎さんたちは日々お仕事しておられるわけですものね。うん、やっぱり、やりがいのある仕事ですね。いろいろご苦労も多いと思いますが、頑張ってくださいね!(「頑張って」という言葉は実は好きではないのですが、この場合他にいい言葉を思いつきません(>_

なら腹さん、お久しぶり。いつの間にお名前変わってしまったのかしら~、というのは冗談です。
掃除婦の話覚えてますよ。確かぶつぶつ独り言をいう癖のある人でしたよね。その小説のなかだったかかな、門番も印象に残ってます。
Namesake読みました?これはわが身(親不幸)を振り返って「いてててて」と思わせるお話でした。(蜂に刺されたんじゃないですよ)

またコメントくださいね。細井さんとも存分に盛り上がってくださいませ。

もうこの名前で行きます。もういいんですよ腹が出てようがカラスの足跡がつこうが。年を取るのはキライじゃないし。

そうそう、ぶつぶつ独り言言う人。まさに門番の話がそのオバちゃんのストーリーです。えーと・・・(調べている)「本物の門番」。辛い話だったです、カタルシスがなくて。なら腹的にいててててでした。

Namesakeね、まだ読んでないんですよ。全く別の本読みの方からも奨められたので、いい本に違いないと思っているんですが。M・オンダーチェの「アニルの亡霊」もA・ロイの「小さきものたちの神」さえ何年も積読になってるし、最近ダメダメです。(ロイの批評的作品のほうはいくつか読んだんですけど)。

また忘れたころにコメントさせていただきますね!お仕事の一環としてブログ書くのって、大変そうですが、ご無理なさいませんように。でも楽しみにしています。

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