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藤岡駐在員のブログネパールに2006年2月から赴任しました。よろしくお願いします。

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 藤崎駐在員のブログ

2009年4月16日

 花も嵐も踏み越えて

4月14日にネパール新年を迎えたものの、いまひとつ晴れやかな気持ちになれない。利益の追求とパワーゲームに明け暮れる政党や政治家たち、高騰を続ける物価、治安悪化に対する漠とした不安、恒常的な水不足と電力不足(2週間程前から停電が軽減されているが)にいつも脅かされている生活。どこかに希望を見出そうと頑張ってみるのだがなかなか明るい話題はみつからない。
鬱々とした気持ちになるのは一般協定書General Agreement(以下GA)が来週切れることも関係しているのかもしれない。GAとはシャプラニールのような国際NGOがネパールで活動するための法的根拠となるもので有効期間は5年。駐在員のビザ発行もすべてこれをもとに行われるためGAを期限内に更新することが重要なのである。だから十分に余裕をみて今年の1月から作業を始めたのに、未だに締結できていない。省庁間のコーディネーションの欠如がネックで、重要なレターが別の省庁へ回される途中で紛失するなど、笑えないようなミスがあちこちで起きている。慣れたNGOは自らのスタッフを派遣して書類の回覧をさせたりしている。
私たちもどうにか最後段階までたどり着いて、昨日GAの署名を行うはずだったのだが、肝心のボスが来なくて結局お流れになった。今日の11時から仕切りなおしの予定だがフィールド出張を延期してまで待機していた私に対して、担当の職員は恐縮しきりであったが、彼のミスではないのは明らかなので怒るわけにもいかないが、この脱力感たるや言葉に表せないものがある。
新年の抱負でも書きたかったが、GAが締結されビザの更新が滞りなく進みますように、というの現在の正直な心情である。


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投稿者: 藤﨑 日時: 10:16 | | コメント (0) | トラックバック (0)

 

2009年1月11日

 失せ物探します

今日から一日16時間停電が始まってしまった。1日だけ12時間という日があるので、計算してみると週108時間となる。いずれにしても理解を超えた状況である。

一ヶ月ほど前、自宅にも大容量UPSを取り付けたので、各部屋電灯1つと電源一つを確保したので自宅にいる限りはなんとかなる。ただ、冷蔵庫の中身の傷みが早くなってきたようで、冷蔵庫としての機能はあまり期待しないほうが良いかもしれない。

町中が暗くなって夜間の移動は不安を感じるようになってきたし、暗くなると店が早く閉まるなど、生活すること自体が大変になってきている。巷では病院も電気がなくて治療ができない、酸素ボンベが不足しているなどというニュースを聞くようになり、在住日本人の間では「病気にならない、事故に遭わない」が合言葉になっている。

こんな状況なので停電の友であるラジオは健在だ。いつもは英語放送(BBC)ばかりを聞いているが、ダイヤルを回していたらおもしろい番組を耳にした。「探し物コーナー」である。5分ほどの短い放送で、まずは行方不明の男の子についての情報提供を求めるもの。おじさんの所に行くといって連絡がつかなくなっているという話で、その時に着ていた衣服の特徴などを伝えていた。

おもしろかったのは牛を探しているという人からのもの。白に黒ブチのその牛くん、ラリトプールのある地域で行方不明になってしまったらしい。インドほどではないものの、カトマンズでも道端をのんびりと牛が歩いているのを見かけることがある。牛は帰巣本能が強い動物らしく、普通はきちんと(持ち主の)家へ帰っていくそうなのだが、何かの理由で帰れなくなってしまったのだろう。

探し物をしている人はこのFMラジオにコンタクトすれば放送してくれるそうだ。「ネパールの将来を探しています」と連絡してみたら、果たして誰かから情報をもらえるだろうか。


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投稿者: 藤﨑 日時: 19:40 | | コメント (2) | トラックバック (0)

 

2008年12月29日

 本当にそうなんだろうか

先週土曜日に無事スタディツアー一行は帰国した。小さなハプニングはあったものの、スケジュール全体を変更しなくてはいけないような事故や病気も起きず、一安心というところ。

さて、今日から週82時間という停電が始まった。週6日は一日12時間、残り1日は10時間。仕事や生活に大きな影響を与えている。電気オーブンでパンを焼いているパン屋さんは、電気が来る時間にあわせて夜中にパン生地を仕込んでいると言っていた。

停電時間の延長は通常政府関係者などが発表する。○○発電所のダムの水位が例年に比べて××センチ低いため、など背景の説明が去年まではあったのだが、インターネットや新聞を見る限りにおいて、今年はそういう話をほとんど聞かない。「電力が足りない」「電力危機的事態宣言」など、危機感を煽るような一方的な説明のみで、ほとんどだれもそれに疑問を呈していない(ように見える)

これは一体どういうことなのだろう。どんなささいな事であっても、なぜ、どうしてそうなるのかを追求することは私たちの権利であり義務であるのに放棄していないか。現在の政府に巧みに丸め込まれているような気がするのは私だけだろうか。ネパールメディアに対する襲撃などが続く状況で、ついついそんなうがった見方をしてしまう。


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投稿者: 藤﨑 日時: 21:20 | | コメント (0) | トラックバック (0)

 

2008年12月19日

 迷える人々

今朝、通勤で表通りを移動していると、大学(キャンパス)の前に機動隊の格好をした警官が集まっていた。学生グループの抗議活動が予定されているのかも、と嫌な予感がしたがスタッフに聞いても「知らない」というのでそのままにしていた。

11時頃、事務所前にマイクロバスが止まっていた。事務所の前の道は行き止まりなので、こんなところにマイクロバスが来ることはありえない。段差のある空き地で苦労してUターンしたマイクロバスがいなくなったと思ったら、すぐに数台のバイクが迷い込んできた。

「この先、道ないですよ~」と、事務所のガード(警備員)がみんなに教えてあげている。遠くに目をやると、なにやら黒い煙。むむむ、学生ども何かやっとるらしい。渋滞につかまった人たちが、抜け道を探して事務所の前まで来てしまったようだ。※

迷えるバイク.jpg遠くにはタイヤを燃やした煙.jpg

<左:迷い込んだバイク 右:遠くにはタイヤを燃やす煙が>

どこにも行く用事がなくて事務所で仕事をしているぶんには高みの見物とでもしゃれこめるが、来客があって空港まで迎えに行かなくてはいけない、なんて時に当たったら大変。足元を見てふっかけてくるタクシーと交渉し、行けるところまで行って、途中から歩きもアリ、なんて考えるのもイヤ。というか明日から到着のスタディツアー滞在中何も起きませんように。

※スタッフが後で得た情報によると、ネパール会議派系学生グループとマオイスト系学生グループが派手に衝突したためクプンドール一帯の交通が麻痺してしまったということだ。単なる迷惑。


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投稿者: 藤﨑 日時: 16:29 | | コメント (2) | トラックバック (0)

 

2008年12月18日

 1日10時間停電

今日から1日10時間停電が始まったというニュースを聞いた。一日当り10時間停電となるのが週に6日あり、残り1日は3時間。

先週自宅に充電式発電機(こちらではインバーターと呼ばれている)を設置したのは、タイムリーな判断だったとつくづく思う。夜になると仕事にならないので閉めてしまう店も多く、ビジネスへのダメージは大きいだろう。産業界からは「せめて停電時間をまとめてくれれば、多少なりとも効率良く仕事ができるのに」という声がある。もっともだ。

しかし10時間停電より精神的なダメージの大きかったのはこのニュース(カンティプール:電力不足解消のため火力発電計画)

不安定な生活を余儀なくされている庶民の現実を理解もせず、「1年後には停電ゼロ(首相)」「ディーゼル火力発電所を作って電力不足解消(某大臣)」などと絵空事ばかりいう政府官僚にはあきれてしまう。車を動かすためのディーゼルが入手困難なことも多い状況で、それに頼って安定した電力を確保できると考えること自体、私の理解を超えている。しかも、火力で発電した電気はコストが高く、現在(水力発電)の4~5倍するという試算らしいが、誰がそんな高い金を払って電気を使うのだろう。ネパールの現実を見てないのか何なのか…。

10時間停電よりも、こちらのニュースが与える精神的なダメージの方が大きかった。


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投稿者: 藤﨑 日時: 13:52 | | コメント (0) | トラックバック (0)

 

2008年12月 6日

 コールド・ヨガ

うー、寒いと朝ひとりごちながら出勤するようになった。日中は日差しのあるところに出れば25度前後(体感温度はそれ以上かもしれないが)となるが、朝は10度以下にまで下がっているようだ。室内の温度は16、7度で、確実に布団から出たくない気持が日に日に強くなる。

今朝はヨガのクラスがあったので、土曜日にも関わらず出勤するより1時間早く家を出た。5月から始めたヨガではあるが、クラスは週に2回、しかも私の出張や先生の都合で2、3週間お休みということもザラ。それでも、ちょっとずつ上達しているという実感があるのが楽しく、ゆっくり気長に続けている。夏の盛りのレッスンでは汗だらだらだったのが、最近は寒いせいで体が温まるまでに時間がかかるようになったが部屋に満ちた冷んやりとした空気に、中学の頃にやっていた剣道(2年生の途中で挫折…)の朝稽古を想い出し懐かしい気持ちになった。

こんな寒いカトマンズ、今週半ばからは週45時間の停電が始まった。入手した時刻表によると、夕方から夜にかけてのゴールデンタイムの停電が週に5日もある。確か昨シーズンでも最高48時間(2008年の2月頃)だったように記憶しているので、12月初めでこの停電時間というのはタダ事ではない。一時期噂されていた一日10~12時間停電という話も現実を帯びてきたようだ。

といっても、便利な日本に住んでいる方には想像も出来ないだろうが、そのお手伝いをするために例をあげてみよう。

テレビや室内の電灯はつかない。電子レンジも、オーブントースターも、ドライヤーも、洗濯機も、掃除機も当然使えないのである。冷蔵庫は室温を上げないよう開け閉めを最小限にすることで対応するとしても、ワイヤレスの電話機も加湿器も乾燥機もナシ。(以上家電関連)コンピューターも、プリンターも、コピー機も、電話の交換機も使えない(以上事務所関係)。街灯も消えるので、家の周辺の道路も真っ暗になり治安にも不安が出てくることになる。

うへ、と思われ方は普通だと思う。イルミネーションやらで街を飾って欲しいとは思わないが、生活に必要な電灯1つだけでもつけられるようにならないかと切に願う。夕食を作っても、視覚的に確認ができないので満足においしいものが出来たためしがない。そのお陰で野菜も肉も豆も一緒に煮込んでスープ!という料理が最近増えてしまった。

ロウソクで暖を取る生活に限界を感じてきたので、精神状態を健全に保つためにも早急に対応策を取ろうと思っている。(ヨガのクラスを増やすとか、お酒を飲んで体を温めるなどではありません、念のため)ということで、次回報告をお楽しみに。


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投稿者: 藤﨑 日時: 20:42 | | コメント (3) | トラックバック (0)

 

2008年11月12日

 餅は餅屋

ここ2、3週間、いつも心のどこかにひっかかっていたことがあった。ネパール赴任時からずっと仕事をしてくれていたお手伝いのジョティ(「ああ言えばこう言わなくちゃ」で紹介)がオーストラリアに行くことになり、次の人を探さなくてはいけなかったからである。

洗濯、掃除、買物から料理、植木の世話までをこなしてくれたジョティは、1を言えば10を知る、という賢い女性で、英語も理解し、私の両親が遊びに来たときには語学学校で学んだという日本語で案内もしてくれた。ネパール生活がこれまで快適に過ごせたのは彼女のお陰であると言ってよい。

事務所のスタッフや知り合いに声をかけ、望む条件(これまで外人の家で働いた経験があること、料理は出来なくても良いが信頼できる人であること)で探してみたが、なかなかこれが難しかった。何人かいることはいたが、いろいろなことを考えると決断までに至らずずるずると時間が過ぎてしまった。

そんな時、知り合いのネパール人に偶然出会った。外人への不動産紹介をしている人で、私が今住んでいる家も彼の紹介だった。さすがのネットワーク力で、私が相談をしたその日の夜には候補の女性がいるという電話があり、次の日の朝には面接のためにその彼女を連れてきてくれた。

あれこれ話をして、お互いに望む条件をほぼ満たしていることが確認できたので、仕事をしてもらいしばらく様子を見ることにした。ジョティからの引継ぎも終わり、今日から彼女は一人で仕事をしている。最初は勝手がわからず混乱することもあるだろうが、互いに少しずつ歩みよっていくしかないだろう。


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投稿者: 藤﨑 日時: 16:26 | | コメント (0) | トラックバック (0)

 

2008年11月 3日

 全くもってエロメロなのである

ティハールの休暇を利用して、昨日までバングラデシュに遊びに行っていた。バングラデシュ駐在時代から懇意にしていたクリスチャンのバングラデシュ人の友人に娘が生まれ、洗礼式に参加するため6日間滞在した。

最初の2日ほどはベンガル語が出てこなくとにかく苦労した。ベンガル語を話しているつもりが「何言っているか判らない」と言われてやっとネパール語を話していることに気付くくらい私の頭はグチャグチャになっていた。表現したいことがあるのに、言葉が出てこないというもどかしい感覚は久しぶりだった。

ちなみにベンガル語でこういう状況を表すのにぴったりな単語がある。「もうエロメロなの」と言えばどこから手をつけて良いか判らないようなヒドイ状態のことを指し、まさにこの時の私のためにあるような単語であった。

ベンガル語とネパール語はかなりの確率で重なっている。厳密にどうかは知らないが、私の感覚では単語ベースで30~35%と言ったところだろうか。もちろんネパール語とベンガル語に限らず、サンスクリットに語源を持つ単語は南アジアで広く使われているので、驚くことではないのだが。

途中ダッカ事務所の藤岡さんや内山さんと会って話をする以外、ほとんどベンガル語漬けの生活だったので、5日目くらいにはなんとか言いたいことが伝えられるようになったが、残念ながらもうネパールに戻る日になっていた。

バングラデシュからネパールは飛行機で1時間と少し。飛行機が多少遅れたものの、あっという間に「ネパール語」の世界に戻った私の言葉は、空港から乗ったタクシーの運転手のお兄さんには「あなた一体どこの人?」と聞かれるくらい再びヒドイことになっていた。今日の事務所でもスタッフとのミーティングでは「判らない!」とところどころ注意をされる始末。ネパール語の方が早く戻ってきてくれると思うが、あと1、2日はこのエロメロな状態が続くことになるだろう。全くもって気が重い…。


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投稿者: 藤﨑 日時: 20:56 | | コメント (3) | トラックバック (0)

 

2008年10月23日

 悩める季節

s-IMG_4857.jpgこのところ朝晩の気温がぐんと下がってきた。日中の気温差はおそらく10度以上、空気も乾燥して埃が多くなり体調を崩しやすい季節だ。

晴天が続き写真のように遠くの山々がくっきりと見えるのは嬉しいが、毎朝何を着ていこうか悩んでは、あやうく遅刻しそうになったりしている。こんなどうしようもない理由で遅れたなんてスタッフにも言えないし、この週末はこれまでのびのびにしていた衣替えをしなくては。
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投稿者: 藤﨑 日時: 22:14 | | コメント (0) | トラックバック (0)

 

2008年10月18日

 新しいスタッフを迎えて

先週一週間のダサイン休暇が終わり、カトマンズ事務所に新しいスタッフが2名加わった。この二人へのオリエンテーションや休暇前からの宿題をすることに追われてあっという間に一週間が終わってしまった。

プログラムオフィサーだったゴパールが8月末に退職することに決まり人員採用をしなくてはならなくなった。兼ねてから懸案だった増員もこの際実現してしまおうと2つのポジション(プログラム・オフィサーPOとアシスタント・プログラム・オフィサーAPO)で応募をかけることとした。

スタッフ採用という行為自体が未知の世界。しかもネパールでどのように進めれば良いのか判らないことも多く、NGOの先輩方から助言をもらいながら進めてきた。500通を超える応募をまず振り分けるのが一仕事。「リタイヤしても社会のためになることがしたい」と、こんな小さなシャプラニールに応募してきてくれた60歳過ぎの男性は国連スタッフとして海外でのポジションをいくつもこなしてきた人だったし、自らゲイであることを表にして「社会的な差別を受けている人のために働きたい」と書いて応募してきた若い男性もいる。別のNGOと勘違いして応募してくるような人は問題外だが、ネパールのために何かをしたいと思う人たちがこれだけいるという事を身を持って感じることができたのは幸いだったと思う。

面接に来てくれた人のほとんどが優秀で誰を選ぶか最後まで頭を悩ませた。最終的には、女性の権利推進の分野で長い経験がありさらに総務関係の業務経験もある女性(ニルマラ・グルン)をPOとして、農村におけるコミュニティ開発の現場経験がある男性(ラリット・タパ)をAPOとして採用することに決めた。

それぞれの経験があるだけに、オリエンテーション中も活発な議論が進み、この二人と仕事をする手ごたえを感じた。既に働いているスタッフにも刺激となってくれることと期待している。

ニルマラとラリットの紹介は、写真も併せていずれ改めて紹介したいと思う。


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投稿者: 藤﨑 日時: 11:21 | | コメント (0) | トラックバック (0)

 

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