シャプラニール=市民による海外協力の会
シャプラニール=市民による海外協力kの会
english page 携帯 地図 サイトマップ 検索
シャプラニールについて

藤岡ダッカ事務所長のブログ1998年から3年弱インドに住んだのをきっかけに南アジアとの縁ができ、引き寄せられるようにシャプラニールへ…。そして2005年5月からダッカへやってきました。最近の趣味は、そぞろ歩きを楽しむダッカ市民に混じり、サルワール・カミーズにスニーカーを履いて夕方の公園でウォーキングすること。バングラデシュの村や都市で今起こりつつある変化をなるべくコマメにお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしく。

特定非営利活動法人
シャプラニール=
市民による海外協力の会(地図・住所
〒169-8611
東京都新宿区西早稲田2-3-1
早稲田奉仕園内
TEL:03-3202-7863
FAX:03-3202-4593
メールでのお問い合わせ

 

 
 

メイン

2008年10月18日

生き残れボートレース

ダッカに戻った14日、空港から家に着いてテレビをつけたら「チャンネル i」で名物レポーター&ディレクターのシャイク・シラーズ氏がコタリパラからボートレースの中継をしていました。カヌーを長くしたような長いボートにはくじゃくなどのオブジェの飾りつけがされ、数十人の漕ぎ手の真ん中あたりには太鼓をたたきながらリズムを取る人が乗っていて、岸辺で声援を送る観客もたいへんな数。なかなかの盛り上がりです。

B_0562A.jpg

この「ノウカ・バイチ」と呼ばれるボートレースはベンガル地域で伝統的に行われているお祭りのひとつで、雨期の後半にあたるベンガル暦のバッドロ月(8月中旬~9月中旬)からアシン月(9月中旬~10月中旬)の間に各地で行われます。今年は9月がまるまる断食月にあたっていたので、イード明けの今頃に実施されるところが多かったのかもしれません。(写真はバングラペディアのBoat Raceの項から拝借したもの。だいぶ古い写真みたいですね)

英字紙Daily Starを購読すると週末についてくるStar Magazineの今週の特集もこの「ノウカ・バイチ」。クルナのルプシャ川で大規模に行われたボートレースの様子が写真入りでとりあげられています。ルプシャではここ2年ほど、携帯電話会社大手のバングラリンクがこのイベントのスポンサーになっているそう。

こういった伝統的なボートレースや村芝居などは以前はどこでも当たり前にみられたようですが、だんだんと姿を消しつつあります。シャプラニールの昔からの活動地のひとつであるマニックゴンジ県ギオール郡あたりも、かつてはさかんにボートレースやホース(馬)・レースが行われたといいますが、最近ではほとんどみられなくなってしまいました。クリショク・メラと呼ばれる収穫を終えた後の農民たちのお祭りも最近ではめっきり少なくなりました。

テレビなどの娯楽が増えたことや、稲作が乾期の灌漑稲作中心に変わって収穫を祝う時期がずれたことなど、いろいろ理由はあるようですが、伝統的なお祭りが廃れていくのはさびしいものです。そんな中で「チャンネルi」のシャイク・シラーズ氏はクリショク・メラやボートレースなど農民・漁民たちの間に伝わる無形の伝統文化の保存・復興にも熱心です。

長いボートに数十人が乗り込み、速さを競うボートレースはなかなか見応えがあり、観客も集まるので、いくつか今も盛んな地域があるようです。ルプシャのレースのボートは150-200フィートといいますから、45-60メートルもの長さ。それに70人が乗り込んで全力で漕ぐ様は相当な迫力でしょう。私もまだ生で見たことがないので、ぜひ目の前で見てみたいものだと思います。クルナのルプシャ川はサイクロンの緊急救援や復興支援でバゲルハット県に向かう途中、何度も渡った川。あそこでやってたんだなあ。見たかったなあ。

伝統的なお祭りが消え行くバングラデシュでせめて生き残ってほしい、ボートレース。バングラデシュから川や土の匂いがするお祭りがなくなってしまったら、つまりません。


| | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年8月25日

タゴールソングのさよならコンサート

明日は外出禁止令が朝5時から夜11時まで解除されることになりました。昨日は朝8時から夜10時まで、今日は朝6時から夜11時までだったので、少しずつ解除の時間が長くなっているわけですが、一気に完全解除とはいかないようです。しばらくこの状態が続くのでしょうか。

今日はJICAの専門家として3年5ヶ月滞在され、間もなく帰国されるK先生の奥様、ミセスKの、お別れ会を兼ねたタゴールソングのコンサートがありました。ふわっとした雰囲気で、シックなサリーをさりげなく着こなされているミセスK。タゴールソングと出会ってその素晴らしさに魅かれ、音楽学校の門をたたき、こちらの先生に弟子入りされたそうで、今日はその先生方と一緒に11曲のタゴールソングを披露されました。耳に心地よい、のびやかなお声で、ベンガルの農村風景や、雨や風、おさげ髪をたらした村の少女の姿が目の前に広がるような、タゴールの世界に引き込まれました。きっとずいぶん歌いこまれたのだろうと思います。1曲ごとに朗読のように日本語で詩の解説をされたのもよかったです。

詩聖、ラビンドラナート・タゴール(ベンガル語読みではロビンドロナート・タクール)が残したタゴール・ソングとよばれる歌は千曲以上あるといいます。その歌はベンガルの自然や生命の輝きを讃えるものや、神への思い、人生の悩みや歓びを歌ったものなど、タゴールの深い精神世界を反映しています。シンプルで滞りのない流れをもつベンガル語の詩は、歌のタイトルを読むだけでも、なんてきれいな響きなんだろう、と感じます。

私は恥ずかしいことに、最初から最後までちゃんと歌えるベンガル語の歌がろくにありません。童謡でさえも。今日は何曲ものタゴールの歌、それも深い哲学的な詩をもつ歌の数々を、気持ちよさそうに歌っていらっしゃるミセスKを見てとても羨ましく思いました。

私は以前インドのデリーに住んでいた頃は、近所の子どもたちに交じってインドの歌を習いにいったりしていたこともあるのですが、インドの歌のレッスンには楽譜がないことにまず面くらい、かなりご年配の女性の先生の気まぐれな教え方にもリズムが合わず、そのうち他のことに忙しくなって足が遠のいてしまいました。普段の練習は無伴奏でしたが、ほんの1、2回だけ、タブラーの伴奏でほかの子どもたちといっしょに歌ったことがあって、その気持ちよさはなんともいえないものでした。

ミセスKが通っていらした音楽学校は我が家から目と鼻の先にある女子カレッジの隣にあるそうで、金曜・土曜もクラスをやっていると聞いて、ちょっと心が動いています。この女子カレッジからはベンガル新年の日に学生たちのタゴールソングの歌声がずっと聞こえてきて、私はそれを独り自宅の窓を開けて聴いていたのでした(あとで聞いたらミセスKも「あの時私もあの中で歌ってたのよ~」とのこと)。タゴールソングは大勢の人が声をそろえて歌うと、大地から歌が湧いてくるように聴こえて感動的です。あの中に入って歌ったら気持ちいいいんだろうなあ...と思います。

あと1年あるんだから、ちょっとはベンガルの芸術に触れてみるのもいいなあ。でもやるならちゃんとやらないと中途半端な生徒じゃ先生も迷惑だろうし、休みの日はひっくり返って遅くまで寝てるような私じゃ無理かしら...。

現実は歌うどころか7月からの咳とカスカス声がまだ治らない私。コンサート会場で出会った知人・友人たちとお喋りしていたらますます声が出なくなってしまいました。ちゃんと続けて薬を飲まないからいけないんだ、タゴールソングに憧れる前にまずは喉の治療だ、と思ってコンサート会場からラーマン先生の病院に直行したのでした。


| | コメント (3) | トラックバック (0)
2007年4月18日

ベンガル正月ファッション

Image002.jpg

前にベンガル正月には赤と白のサリーを着る、という話を書きました。

ベンガル正月明けの15日、昨年入ったわが事務所の女性スタッフ、イルシャトが、ばっちりサリーでキメてきましたのでケータイで記念撮影。

彼女のサリーは赤と白プラス黒と金も入った、はっきりした感じの柄。よく似合ってました。


| | コメント (1) | トラックバック (0)
2007年4月14日

ベンガル大晦日

明日4月14日はベンガル暦のお正月。だからつまり今日は大晦日。近くの女子カレッジの校庭で新年の文化イベントが行われているようで今日は昼すぎからずっと大音量の歌とタブラーやハルモニウム、バンスリなどの楽器の伴奏が聞こえています。年越し音楽祭という感じ。大晦日だから近所で紅白歌合戦をやっていると思えばいいのかな。

去年もそうだったけど、こういうときに独りでいるのは寂しい、というかつまんないですね。休みの金曜日で大晦日だというのに私が今日家でやっていたことといえば、新聞を読んでブログを書くこととまだ見てなかったホラー映画のDVDを観ること(続けて2回も観てしまった)。暗い...。

今年こそは赤と白のサリーを買って友達誘ってベンガル新年のイベントに行くぞ、と思っていたのですが、先月イスラム過激派JMBの爆弾犯人6名が処刑され、その報復テロがベンガル新年を狙ってあるかもしれない、という物騒な警告も出ていて人ごみの中に行く気もせず、今年もテレビ正月になってしまいそうです。まあ出かけたら出かけたで、あちこち交通規制もあって大変ですしね。

TVニュースでは日本の大晦日さながらに市場の生鮮市場で買い物をする人たちの様子が映り、新巻鮭ならぬバングラデシュの国魚イリッシュ・マーチの値段が、大きいもので一尾3千タカ(約5千円)にまで吊りあがった、とレポートされていました。確かに立派なイリッシュだったけど、ちょっと常識では考えられない高値です。ベンガル新年には素焼きの器でご飯の水漬けとイリッシュマーチを食べる、というのが定番らしいのですが、こんなに高くちゃ誰が買うんだろう、と思います。買いものに来た男性が「イリッシュを買いに来たんだけど、こんなに高いんじゃ山羊一頭買ったほうがいいよ」と言っていました。私もそう思う...。

もうあと20分で年明け。1年を振り返りつつビールでも飲むかな。


| | コメント (3) | トラックバック (0)
2007年2月21日

言語記念日。ブックフェアは長蛇の列。

ショヒドミナール.jpg今日2月21日はバングラデシュの言語記念日、そして国際母語の日。この国がまだ新国家パキスタンの一部だった1952年の今日、ウルドゥー語を共通語として押し付けられることに反発するベンガル語公用語化運動が盛り上がる中、警察の発砲により4人の学生が犠牲になりました。それ以来、この日はバングラデシュの重要な記念日となっています。4人の学生への追悼を表した記念碑であるショヒド・ミナールには国の要人ほか多くの人が訪れて花を捧げ、国中で言語・教育・文化に関するイベントなどが行われます。
写真右:ショヒドミナール。別の日に撮ったもの。今日はモニュメント前の広場に花が敷き詰められ、華やかに飾られていました。

これらのイベントの目玉のひとつが、毎年この日の前後1ヶ月にわたってダッカ大学構内のバングラ・アカデミーで行われる、エクシェイ・ボイメラ(21日のブックフェアの意)。今日は仕事は休みなので遅く起きてテレビを見ていたら、ブックフェアに行く人たちや、路上で顔にショヒドミナールの絵やベンガル語の文字をペイントしてもらう子どもたちが映っていました。そういえば、去年はこのブックフェアに行きたいと思いながら結局行かなかったなあ。去年の今頃はまだイスラム過激派の爆弾騒ぎの不安が拭えていなかったし...。今日なんか行ったらものすごく混んでて大変だろうなあ、と思いつつ、賑やかに記念日を楽しむ人々の映像を見ていたら行きたくなってしまいました。

行列.jpgよし、行くぞ、と決意したのがもう3時半すぎ。自宅近くからCNG(天然ガスで走るオート三輪)を拾い、バングラ・アカデミーへ行ってみると、ダッカ大学構内のずっと手前、国立博物館の前あたりから長い長い行列が続いています。「これってもしかしてボイメラの列ですか?」と聞くとそうだとのこと。最後尾をようやく探し出して列に加わりました。 
写真左:ブックフェアに並ぶ行列。ようやくダッカ大学手前まで来たところ。

じりじりと前進しながら前後の人たちと世間話。私の前はオールドダッカで電気屋を営むカレックさん親子、後ろは日本に10年いて5年前に帰国したという日本語の話せるお兄さん。お名前を聞きそびれましたが、彼はラベル印刷の仕事を6年、赤坂のイタリアンレストランで4年働いたそう。帰ってきて自分で事業を起こしたけれど、支払いを滞らせる客が多かったりしてあまりうまくいかず、近々閉じるつもりだ、と言っていました。

カレックさん親子.jpgカレックさんは「あなたみたいな外国から来たお客さんをこんな風に並ばせるのは申し訳ないなあ」とずいぶん気を遣ってくれ、うしろの兄さんも「みんな日本人には好意的だからたぶん前のほうで入れてくれるよ」と言ってくれたのですが、「まあでもこうやって世間話しながら並ぶのも得がたい経験だからいいよ。前に割りこむのもずるいし」といって一緒に並んでいたら、二人ともずいぶん感心してくれた様子。割り込もうとする人を協力して阻止したり、来年はもう来ないぞー、とわめいたり、このまま日が暮れて明日になっちゃうんじゃない、などと冗談を言ったりしながら並ぶこと2時間。ようやくブックフェアの入り口をくぐったときには本当に日が暮れて6時すぎになっていました。
写真右:カレックさん親子。子どもたちも辛抱強く並んでよくがんばったね。 

ボイメラ.jpgカレックさんは「私たちの国の言語記念日のブックフェアに並ぶのに苦労をかけましたねえ。1冊本をプレゼントしますよ」と言って、恐縮する私に最初に入ったブースにあった「バングラデシュの独立における日本の役割」という本を買ってくれました。後ろのお兄さんも門をくぐったあとの押しくら饅頭状態の中、すれ違いざまに身体を触ろうとしたりする連中から私をガードしてくれました。本当にどうもありがとう。

夜になっちゃったけど、本を愛する者としては山のように本が並ぶブースの間を歩くだけでも楽しい。見たところ、一番人気は、フマユーン・アフメッドやイムダドゥル・ミロンなど人気作家のベンガル語小説をたくさん出しているオンノプラカーシュ社のブース。近づけないぐらい混んでいました。
写真左:夜になってもにぎわうブックフェア会場

今日ゲットした本.jpg私はバングラデシュの開発や文化に関する英語の本を出しているUPLのブースで、バングラデシュの女性作家の短編小説のアンソロジー、“Galpa: Short Stories by Women from Bangladesh”、書評を見て読みたいと思っていたイギリス統治時代のベンガルでのインディゴ栽培についての本“Global Blue”、そしてバングラデシュでのテロリズムについてここ2年ぐらいの間に主要紙に載った論評をまとめた“Faces of Terrorism in Bangladesh”、そして別の本屋のブースで大河の中洲(チョール)に住む人々の状況についてまとめた“Charland in Bangladesh”をゲット。あとは知り合いの団体のブースを覗いたりして夜8時ごろまでうろつき、またCNGで帰ってきました。その頃になってもまだブックフェアへの行列は続いていました。
写真右:今日手に入れた本たち

疲れたけど満足。あとは買った本を積んどくだけじゃなくてちゃんと読むことですね。


| | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年2月13日

春の始まり

ベンガルの暦の上では今日から春。一年で一番寒いマグ月が終わり、ファルグン月が始まる今日は、「バシュンティ・ウトゥショブ(春祭り)」と呼ばれ、女性たちは黄色い服を着て春の到来を祝うことになっています。気温はかなり上がってきたとはいえ、朝などまだ少し霧が出ていて、いかにも「春が来た!」という感じになるのはまだ少し先になりそうですが、しばらく暑くも寒くもない爽やかな気候が楽しめます。

今日は私もコルカタで買った上から下までまっ黄っきのサルワール・カミーズを着てきました。昨年入った若い女性スタッフのイルシャトも黄色の上下。(彼女はわざわざ昨夜電話をくれて「アパ、覚えてる?明日は黄色い服だよ!」とリマインドしてくれました)

男性たちはとくにいつもと変わらぬ服装ですが、朝リキシャで通勤の途中、すれ違う女性たちの服装をみると、半分ぐらいの女性は黄色い服を着ていました。全部黄色の人もいれば、どこかにワンポイントで黄色が入った装いの人も。こういう風に季節に合わせた色の服を楽しむ文化っていいな。

大学のキャンパスでは、朝から文化イベントが行われ、女子学生たちは黄色いサリーに髪にも黄色の花をつけて着飾り、「キャンパス中黄色」になるんだそうです。

4月中旬のベンガル新年、「ポイラ・ボイシャク」には、赤と白のサリーを着るのが習わし。去年は家で寂しく指をくわえてたけど、今年は紅白のサリー着てお祭りに行きたいな。このベンガル新年が来ると、いよいよ夏。一年で一番暑い季節の到来です。


| | コメント (0) | トラックバック (0)
2007年1月24日

若者たちが未来を変える

今夜は私たちが時々行く、グルシャンのスパゲティ・ジャズというお店(ダッカにある数少ないイタリアン・レストランのひとつ)で、「ルネッサン」というこちらのバンドのコンサートがあって、ぜひ行きたかったんですけど結局断念。仕事は片付かないし、明日も朝から日帰り地方出張で、パートナー団体とシビアな来年度予算の話をしてこないといけないし、それどころじゃなかろう...と。あーでもやっぱり残念だったな。

この「ルネッサン」というバンドは、昨年末に行われた「Concert Against Corruption (汚職・腐敗に反対するコンサート)」に出演した約30のグループのうちのひとつ。バングラデシュのロック・バンドの中では、かなり人気の高いバンドです。私も彼らの「21世紀に」というタイトルのCDを持っていて、けっこう気に入ってます。

この「汚職・腐敗に反対するコンサート」、年末の12月29日にダッカのグルシャン・ユース・クラブのグラウンドで開催された、バングラデシュでは初めての試み。主催は世界の汚職・腐敗問題に取り組む国際NGOのトランスペアレンシー・インターナショナル・バングラデシュ事務所(TIB)です。TIBは、とくに若者への働きかけを重視していて、このコンサートも将来に向けて、汚職・腐敗に反対する若者リーダーを育てよう、という「YES」というプロジェクトの一環。若者たちのボランティア・グループを組織して、コンサートのみならず汚職・腐敗に反対する作文や漫画のコンテストなど、いろいろなことをやっているようです。うーん、面白いですね。

このコンサートについて伝える新聞記事はこちら
写真入りで紹介しているブログも発見。このラッセルさんて人もミュージシャンかしら。

このコンサートには、新聞社のDaily Starやチャンネル・アイなどテレビ局2局、先日このブログでもご紹介したダッカの2つのFM局がスポンサーとなり、入場料は無料で、1万人以上の若者たちが集まったとか。見たかったなあ...。バンドだけじゃなくて、クシュティアからバウル(注:ベンガルの吟遊詩人)も来たし、ユヌスさんも挨拶したし、ほかにも何人も有名人が参加したそう。NGOの主催でこっちの企業がスポンサーになって、こういうコンサートをやったっていうのは画期的だと思います。若者に人気のグループや話題のFMラジオ局をしっかり押さえているところが素晴らしい。汚職や腐敗にノー!と言うことこそがカッコイイんだ!と若い人たちが思ってくれるといいですよね。

年明けにTIBの代表の方とお会いする機会があったのに、年末年始一時帰国していた私は不覚にもこのコンサートのことをそのとき知らなかったんですよね。知ってたらいろいろお聞きしたかったのになあ..。

やっぱり未来を変えていくには、若者に働きかけないとな、と思います。私たちの農村のプロジェクト地でも、10代前半で結婚させられそうになった少女の親を説得して思いとどまらせたのは、その少女が参加していた少女グループの仲間たちでした。よそのおとなが説得して早婚を止めさせた、という話は聞いたことがないけど、少女たちが仲間の早婚を止めたケースはいくつか報告を受けています。

日本国内でシャプラニールがやっているような、都市部でのユース・グループの活動や大学を回って話をするキャラバンなど、バングラデシュでもそろそろできるといいんだろうけどなあ。でも、そういう企画をファシリテートするのって大変そう。もうひとり新しいセンスを持った、若いバングラデシュ人スタッフがほしいところですね。


| | コメント (4) | トラックバック (0)
2007年1月19日

ダッカの人気FM放送

最近、バングラデシュのメディアにはいろいろ新しい動きがあって注目しているのですが、今日はそのうちのひとつ、FMラジオの話です。

ダッカではついこの前まで、FMといえば時間の限られたBBC放送しかなかったのですが、昨年からプライベートのFM放送がスタートし、ラジオを聴く習慣を忘れかけていたダッカっ子たちに新たなブームを呼んでいます。

現在、ダッカで聞けるFMには、昨年7月ごろ開局したRadio Today FM89.6と、数ヶ月遅れて開局したRadio Foorti FM98.4があるのですが、人気なのは断然Radio Today。彼らが目指しているのは「インフォテーメント」だそうですが、その通り、実用的な情報とエンターテイメントがなかなかうまくミックスされたプログラムです。

実用的な情報の代表は、30分に一度流れる道路情報、「ダッカル・チャカ(ダッカの車輪)」。ダッカの渋滞は日に日にひどくなる一方で、全然動かない道路でうんざり、ということもしばしば。そんな中、今どこが渋滞しているか30分ごとに教えてくれるこの放送は便利です。そして、市場価格情報を伝えてくれる「アージケル・バザール(今日の市場)」。今も私はこの放送を聴きなが書いてるんですが、今日の放送はミルプール11番街の市場から。砂糖やダール豆、コンデンスミルク、マスタード・オイルなど、市民の暮らしになくてはならない基本食料品の値段を伝えていました。このほか、1日4~5回のニュースも中立的でわりといい、という評判です。

エンターテイメントのほうは、流行の歌が中心ですが、話題のアーティストやビジネスマンを招待してのインタビュー番組もあります。デジタルの設備を備えているので音質もよく、私が日本から担いできたBoseのMusic Systemでもきれいに入ります。

もうひとつのRadio Foorti(フルティ=大きな喜び、英語で言うならJOY)は、音楽・エンターテイメント中心の番組構成ですが、彼らにとっての不幸はダッカを走っている車の多くが日本車で、FMが90.0までしかキャッチできないこと。これらダッカのFM放送が対象としているような中~上流階級の人たちの多くは車の中でラジオを聴くことが多いので、これはけっこう致命的。

それでも車以外にも、ラジオを聴く人が増えている理由のひとつには、若者を中心に人気を集めている携帯電話のラジオ機能があげられます。わがダッカ事務所の運転手のシポンもこのラジオが聞ける携帯電話を持っていて、ヒマな待ち時間はよくイヤホンをつけてFMを聴いてるんだそうです。電話がかかってくると自動的に電話に切り替わるんだそうで、なかなか便利ですね。

放送がキャッチできる範囲は狭くて、ダッカから80km圏内ぐらい。ウチの事務所のスタッフによると、私たちの活動地でもっとも距離的にダッカに近い、マニクゴンジ県のポイラ村でもぎりぎり聴けた、という話です。マイメンシン県のイショルゴンジではぜんぜん無理。ノルシンディ県でもダメでした。

ちなみにどちらも放送はベンガル語。DJのおしゃべりを聞くのはベンガル語上達にもいいかも。
ダッカに来られたらぜひ、聴いてみてくださいね。


追記(1月21日):今日、ノルシンディ県のPAPRIナラヤンプール事務所にラジオ・トゥデイを聴きながら行ったら、事務所の前までちゃんと聴けました。ノルシンディ県ダメ、というのは間違いでした。


| | コメント (0) | トラックバック (0)
坂口事務局長のブログ
藤崎駐在員のブログ

小嶋駐在員のブログ



ストリートチルドレン支援に
ご協力を【詳細はこちら
ノースウエスト航空エアケアチャリティープログラム
バングラデシュ駐在員のブログ
 
 
©2006 Shapla Neer. All rights reserved 
| 個人情報の取り扱いについて | トップページ | 問い合わせ |