暑い。雨降らない。下痢蔓延。
今年はなんだか早くから暑いです。わずか1ヶ月前、農村出張の際にフリースを着込んで、夜は厚い布団をかぶって寝てたなんて嘘みたいです。まだ朝晩は多少涼しいので窓を開けてファンを回していればそれなりに凌げますが、日中の炎天下や風通しの悪い室内の暑さはもうかなりキツくなってきたな、という感じです。
それに雨が降らないんですよね。もう何ヶ月もまとまった雨は降っていません。2月の半ばにちょっとパラッときてすぐ上がったことが1~2回あった程度です。ダッカも乾ききって空気に粉ボコリが混ざって白っぽくなってる感じ。外を少し歩いただけで鼻の穴が黒くなり、目がチカチカします。農村部の舗装していない道の脇の草木は土ぼこりを浴びて真っ白で苦しそう。おまけに電気不足が日に日にひどくなってきて、停電が頻発。そのせいで水の供給にも支障が出て、ダッカ市内でもとくにミルプールあたりはかなり水事情が悪くなっているようです。
先ほど、災害発生時にいつもSituation Reportを送ってくれるDisaster ForumというNGOから「Situation Report #1」と題するメールが届きました。まだ洪水の季節でもないのに何のSituation Reportだろ?と思って見てみたら...「下痢が蔓延、平年の3倍」という内容でした。
3~4月ごろの急に暑くなる時期、バングラデシュでは下痢が蔓延し、ダッカにあるバングラデシュ国際保健人口研究センター(旧名国際下痢性疾病研究センター:略称ICDDR,B)の入院病棟が満杯になっている写真が毎年新聞に載るんですが、今年は下痢の蔓延の時期がいつもより相当早いらしいんです。送られてきたSituation Reportに載っていたICDDR,Bの医師の談話によると、昨年の今頃は毎日の新規入院患者数が1日250人ぐらいだったのが今年は700人を超えているそう。通常下痢蔓延のピークは4月後半なんだそうですが、そのピーク並みの状況が今年はもう来てしまっているのだそうです。
昨年の3月の1ヶ月間の総入院患者数が7890人、おととしは6765人だったそうですが、今年は3月11日から14日までのたった4日間でもう2792人になってしまったとのこと。その多くは小さな子ども、それもスラムや都市周辺の住環境の悪いところに住む貧しい人たちです。こういったところに住む人たちは汚れた水を飲まざるを得ず、暑さで腐りかけた食べ物を口にすることも多いからです。
シャプラニールの2つのダッカでのプロジェクト、「ストリートチルドレン支援プロジェクト」と「家事使用人として働く少女支援プロジェクト」で支援する子どもたちにも、下痢や体調不良がかなり出始めているようです。子どもたちがセンターやスラムの家などで口にする水や食べ物によくよく気をつけるよう、各プロジェクトの現場を受け持つパートナー団体のスタッフには例年以上に気を配ってもらわないといけません。
私も今朝から風邪を引きました。朝、目が覚めたとき、暑いと思って寝ながら天井のファンを回したら、5分で喉が痛くなりました。鼻水ポタポタでツライです。お腹は元気ですが...。
いよいよ、しんどくて長ーい、バングラデシュの暑い夏の始まりです。

砂の地面に穴を掘って入り込んでいるニワトリ。時々盛大に羽を広げてバタバタして砂を浴びる。そんなことして気持ちイイのかい、トリよ?
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1998年から3年弱インドに住んだのをきっかけに南アジアとの縁ができ、引き寄せられるようにシャプラニールへ…。そして2005年5月からダッカへやってきました。最近の趣味は、そぞろ歩きを楽しむダッカ市民に混じり、サルワール・カミーズにスニーカーを履いて夕方の公園でウォーキングすること。バングラデシュの村や都市で今起こりつつある変化をなるべくコマメにお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしく。
ちょっとご無沙汰している間、インド西ベンガル州のコルカタへ出張しておりました。
この宿、1階、2階がゲストハウスで、3階がオーナーの自宅。私たちが緊急に泊めてもらった部屋も、それぞれオーナー一家の私室だったのでした。私が泊めてもらった部屋は、数年前に亡くなったオーナーのおばあちゃんの部屋だったそうで、50~60年前のものと思われるセピア色の写真が壁にいくつも飾られ、壁際には古い足踏みのシンガー・ミシン。緑地に白い花のモチーフが入った床のタイルも、アンティークな感じで、雰囲気のあるお部屋でした。
出張中毎日雨が降り続き、二日目の夜からは私も同行のダッカ事務所のスタッフも熱を出してフラフラ。頭が痛い、関節が痛い、と二人してグチリつつ、雨の中パソコンを背負ってよろよろとパートナー団体ポリチティ(家政婦として働く女性たちを支援)とのミーティングに向かったのでした。4月に開所したばかりのポリチティのドロップイン・センター兼事務所も浸水しているのでは...と心配したのですが、なんとか無事。しかしスタッフたちの家にも水が入って大変、とのことでした。最終日の夜いっしょに食事したもうひとつのパートナー団体、DRCSC(環境教育活動を実施)代表のオルデンドゥさんは、「6月末と今回の雨と洪水で活動地の農民の多くが田植えの時期を逃した」と心配されていました。
今年はマンゴーの生り年みたいで、ダッカ市内で見かけるマンゴーの木にも、青い実がいっぱい生っています。この季節の楽しみは、ダール豆のスープに青いマンゴーを入れて煮込んだもの。煮込まれて透明になったマンゴー、梅干並に酸っぱいですが、夏バテ防止に効果がありそう。我がダッカ事務所でも私が美味しい美味しいと言うせいか、3日続けてこれが出てきました。
ベンガル新年を祝ってちょうど1週間、今年初めてのスコールがやってきました。21日、出張先のノルシンディ県のパートナー団体、PAPRIの事務所で、風が強くなってきたなあ、と思ったら、空がにわかにかき曇り、バケツをひっくり返したような雨が降ってきました。写真は大雨のさなかPAPRIのナラヤンプール事務所の中庭を撮ったもの。屋根から滝のような水が流れ落ちているのがわかるでしょうか。
暑いときは睡眠時間をしっかりとらないとバテるんですよね。頭で考えなくてもちゃんと気候に反応する身体はエライ。それともただ怠けグセがついてきただけかしら。
昨夜インドからダッカへ帰ってきました。
気温も24~25度とだいぶ涼しくなってきて、インド・西ベンガル州の農村では、牛もご覧のようなジュートのコート?を着せられていました。


