シャプラニール=市民による海外協力の会
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シャプラニールについて

藤岡ダッカ事務所長のブログ1998年から3年弱インドに住んだのをきっかけに南アジアとの縁ができ、引き寄せられるようにシャプラニールへ…。そして2005年5月からダッカへやってきました。最近の趣味は、そぞろ歩きを楽しむダッカ市民に混じり、サルワール・カミーズにスニーカーを履いて夕方の公園でウォーキングすること。バングラデシュの村や都市で今起こりつつある変化をなるべくコマメにお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしく。

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シャプラニール=
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2007年01月22日

COLI(マイメンシン)での毛布配布

今日は1月16日と17日の2日間にわたって行われた、マイメンシン県イショルゴンジ郡の私たちの活動地での寒波救援の写真をご紹介。配布を行ったのは、シャプラニールから2005年に独立した現地パートナーNGOのCOLIです。3つの事務所で、もっとも困難な状況にある寡婦グループの女性たちと障がい者の人たちに毛布を配布しました。

DSC00865.jpgイショルゴンジ1事務所にて。視覚障がいのある男性に毛布を渡しているのは、COLI代表のヌルル・イスラム

DSC00873.jpg毛布をもらっているのは、寡婦グループのメンバー。

DSC00904.jpgこちらはイショルゴンジ2事務所。

DSC00916.jpgこの人も寡婦グループのメンバーですね。

Isw3.jpgこちらはイショルゴンジ3事務所。

DSC00903.jpg渡しているのは、白っぽくてタオルみたいに見えますけど、フリースの毛布です。

DSC00886.jpg障がいのある人たちに。喜んでくれてるみたいです。

マイメンシン県のイショルゴンジ郡は私たちの活動地の中でももっとも保守的で生活状況も悪い、というのはかねてからわかっていることなんですが、こうして見ると、つくづくこの地域はブルカをかぶっている女性が多いですね。とくに貧しい寡婦グループ、となるとその率が上がるみたいです。

全国的にそういう傾向はあるんですが、この地域ではとくにマドラサと呼ばれるイスラム宗教学校が急増していて、貧しい親たちは子どもを政府の学校へ行かせずにマドラサに送って安心してしまうことが多いです。マドラサの中にも教育要項にのっとったカリキュラムを実施しているところもありますが、大半はコーランの暗誦や宗教教育が中心で、何年も通っても読み書きや簡単な計算すらできない、という子どもも多いのです。COLIはこの地域の貧しい子どもたちが政府の学校に通うよう親に促し、入学後はドロップアウトしないよう、補習教室を運営しています。

ブルカをかぶる女性は全国的にこの5年ぐらいで目に見えて増えた、と誰もが言います。原理主義的な勢力が強まっていることも大きな要因としてありますが、あながち宗教だけが理由とは言えないようです。ほかの理由にどんなことがあるかというと、

・暴力や性的嫌がらせから身を守るため(若い女性に多い理由。最近、Acid Violenceと言われる酸を顔などに投げつける暴力が益々ひどくなっていることも背景にあります)
・服があまり要らない(ブルカをかぶってしまえばいつも同じ服を着ていてもわからない。しかも中の服が傷まない)
・ファッションとして(真っ黒なブルカはあまりファッショナブルとは思えませんが、上流階級には華やかな模様の入ったブルカを着ている人も見ます)

あと、今の季節ならブルカを着ていたほうが暖かい、ということもあるかもしれませんね。

話がちょっと逸れましたが、以上、COLIでの寒波救援報告でした。


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2007年01月18日

ガイバンダでの衣料配布

今日は1月14日に実施したガイバンダでの衣料配布の写真をご紹介します。毛布や衣類を持って一軒一軒周るのは大変なので、前日までに引換券を配り、会場にとりに来てもらう形で配布を行いました。

いざ出発.jpg荷物を積んで、いざ出発。

牛.jpg牛も寒そう。

ウリア配布会場.jpgウリア・ユニオンの配布会場

家族は左、毛布は右.jpg家族セットの人は左、毛布の人は右

毛布を渡す.jpg受け取りは名簿の横に拇印をもらいます

巻いてみて.jpgちょっと毛布を巻いてみて

家族セットを開ける.jpgもらった「家族セット」を早速開ける人

コンチパラ会場.jpgこちらはコンチパラ・ユニオン会場

コンチパラ配布会場.jpg昨日紹介した人たちもこの中にいます

マイ毛布.jpgマイ毛布。


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2007年01月17日

寒さに震えるお年寄り

13(土)~14日(日)にガイバンダに出張に行ってきて寒かったー、とこの前ブログに書きましたが、何をしに行っていたかというと、寒波の救援で衣料配布をしに行っていました。より正確に言うと、シャプラニールが寒波救援の衣料配布をすることを決めまして、まず第一弾として北部のガイバンダのNGOであるGUKと、マイメンシンのNGOのCOLIと一緒に配布活動をすることになったんですね。それで、ガイバンダではシャプラニールの資金でGUKが衣類や毛布を購入して、誰に配るかをリストアップして、スタンバイしてくれたところに私たちも行って、配布をしてきた、ということです。

シャプラニールのウェブサイトに寒波救援の特設ページができたので、概要についてはにそちらをご覧いただきたいのですが、今年のバングラデシュの冬、例年になく寒いんです。全体的に寒いんですが、とくに北部は朝晩冷え込みがきつくて、とくに貧しい人たち、その中でもお年寄りや病人、小さな子どもたちを直撃しています。

ガイバンダ県はダッカから北西方向に車で5時間ぐらい。この県の中でもとくにジョムナ河の侵食の影響が大きいフルチョリ郡というところで、とくに困窮した状況の人たちに、衣類と毛布の配布を行いました。夫婦と子ども、といった家族向けにはサリー1枚・ルンギ(腰巻)1枚・子どものセーター1枚の「家族セット」を計400世帯に。お年寄りや病人などには毛布を350世帯に。サリーやルンギでは寒さがしのげないのではないかと思ったのですが、GUKのスタッフによると、極貧層にはそういう基本的な衣類もまともに買えない人が多いので、寒いときだけでなく夏も使えるサリーやルンギが案外喜ばれるのだそうです。もちろん重ね着したり、くるまったりもできます。

配布は14日に会場を決めて行ったのですが、その対象者のうち数人の家を13日の夕方に訪問しました。

以下は、その人たちの写真です。

ニルワラさん.jpg

片目が見えないニルワラさん。夫と息子に死なれ、息子の妻とその子どもと暮らしています。毛布を配布。

ニルワラさんの寝床.jpg

ニルワラさんの寝床。土間に直接藁を敷いて、そこに布を敷いて寝ています。床から冷気が直接伝わってとても寒いはずです。タオルなどあるものをかき集めてかけているみたい。

サッタルさん.jpg

サッタルさん。河の浸食で家を失い、15年ぐらいこの小屋にひとりで住み、物乞いをしてなんとか食べています。毛布を配布。

ベンギさん.jpg

ベンギさん。背中を丸めて外で料理をしていました。毛布を配布。

ベンギさんの寝床.jpg

ベンギさんの寝床。木の寝台にかろうじて薄いカタ(古いサリーをはぎ合わせて刺し子したもの)が1枚ありました。でも壁はジュートの芯を束ねただけで風入り放題。

歩けない男の子たち.jpg

二人の息子が二人とも足に障がいがあって歩けない一家。栄養失調が原因なのか。家族セットを配布。

侵食する川岸.jpg

どんどん崩れていく川岸。乾期の今は川の水が引いていますが、雨季にはこのぎりぎりのところまで水が来ます。洪水のときはこの上まで。

私が訪ねたこの地域は川の浸食で家を失って移住してきた人がほとんどなのですが、女性だけの世帯が多く、一人暮らしのお年寄りも少なくなかったです。夫はダッカに出稼ぎに行ってそこで死んでしまった、とか、息子がいたけど、結婚して寄りつかなくなった、とか。

一人暮らしのお爺さん、お婆さんたちの様子には特に心が痛みました。冷たい風の入る小屋の中、ひとりきりで寒さと必死で戦っている、という感じでした。

寒さで困っている極貧状態の人はこの国にはあまりにたくさんいて、それに比べると配れるのはがんばってもごくわずか、ということになってしまいますが、それでも寒さで命を落としたり、病気になってしまう人をひとりでも減らし、この寒波を乗り切ってもらえたらと思います。

この救援配布活動に皆様の募金をお願いしています。クレジットカードでも募金できるようになりましたので、どうぞご協力ください。千円で、家族セットなら2世帯分、毛布なら4枚が買えます。

明日は、配布会場で撮った写真をアップします。


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