止まらぬ食べもの談義
バングラデシュに赴任してきてすぐの頃、昼食をとりながら魚や野菜、果物の味や値段について、えんえんと熱心に語り合うダッカ事務所のスタッフたちを見て、「なんとまあこの人たちは飽きずに食べものの話ばかり毎日することよ」と思っていたものです。
しかし、滞在が3年を超え、その間平日は毎日事務所でベンガル料理を食べながらバングラデシュ人スタッフたちと世間話をする生活を続けていたら、私もすっかり「えんえんと熱心に食べものの話をする人」になってしまいました。そうなっていたことに今日気がつきました。
大使館やODA関係者、ビジネス関係者などダッカ在住の日本人の方々と夕食をご一緒する機会が時々あるのですが、今夜もそういった夕食会にお招きを受けていました。日本からみえたお客さんも交えての食事の席で、私がもっとも熱心に語っていたテーマはなんだったか。それは「今出回っているマンゴーの種類と味の違いの見分け方」というものでした。
あとになって「ああ、もうちょっとほかに話すべきことがあっただろうに...」と思うのですが、とくにマンゴーについては、「バングラデシュでマンゴーをこうして毎日食べられるのも今年のシーズンが最後かも...」という思いがあって、様々なマンゴーの個性をことさら心して味わい、市場価格にも目を光らせているので、つい語りたくなってしまうのですね。
そろそろシーズンが終わりかけているヒムシャゴルという赤みがかった果肉のマンゴーが私は大好きなんですが、そろそろこれに代わってラングラーという身が黄色くてクセの強い種類が旬になりつつあります。そのあと1個で1キロとか大きいのは2キロぐらいもあるフォジリーという種類が出てきます。(そのあともいろいろ続きます)
「藤岡さんて食べ物の話になると乗り出してくる人だよね~」と言われているかも(実際そうなんですが)。バングラデシュの人たちと世間話するきっかけとしては、食べ物の話題は階層問わずみんな乗ってくれるのでいいんですけどね。
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1998年から3年弱インドに住んだのをきっかけに南アジアとの縁ができ、引き寄せられるようにシャプラニールへ…。そして2005年5月からダッカへやってきました。最近の趣味は、そぞろ歩きを楽しむダッカ市民に混じり、サルワール・カミーズにスニーカーを履いて夕方の公園でウォーキングすること。バングラデシュの村や都市で今起こりつつある変化をなるべくコマメにお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしく。
5月半ばはリチュー(ライチ)の季節。原産は中国福建省だそうですが、バングラデシュでもすっかり季節の果物として定着しています。とくにマンゴーも有名なラッシャヒのものが美味しいと言われています。プルンとした果肉が甘く瑞々しいこの果物、楊貴妃も好きだったそうな。
...と思って、買ってきました。今年最初のリチュー。美味しそうでしょう?果物屋の兄ちゃんが、「ラッシャヒのリチューだよ、間違いなく全部甘いよ」というので買ってきたところ、確かに甘い。極上。品質は文句なし。んーーやっぱり初物はいいな。美味しいし、季節が感じられるし。
今年はマンゴーの生り年みたいで、ダッカ市内で見かけるマンゴーの木にも、青い実がいっぱい生っています。この季節の楽しみは、ダール豆のスープに青いマンゴーを入れて煮込んだもの。煮込まれて透明になったマンゴー、梅干並に酸っぱいですが、夏バテ防止に効果がありそう。我がダッカ事務所でも私が美味しい美味しいと言うせいか、3日続けてこれが出てきました。

















