シャプラニール=市民による海外協力の会
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シャプラニールについて

藤岡ダッカ事務所長のブログ1998年から3年弱インドに住んだのをきっかけに南アジアとの縁ができ、引き寄せられるようにシャプラニールへ…。そして2005年5月からダッカへやってきました。最近の趣味は、そぞろ歩きを楽しむダッカ市民に混じり、サルワール・カミーズにスニーカーを履いて夕方の公園でウォーキングすること。バングラデシュの村や都市で今起こりつつある変化をなるべくコマメにお伝えしていきたいと思っています。どうぞよろしく。

特定非営利活動法人
シャプラニール=
市民による海外協力の会(地図・住所
〒169-8611
東京都新宿区西早稲田2-3-1
早稲田奉仕園内
TEL:03-3202-7863
FAX:03-3202-4593
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2008年9月30日

 夜の事務所で

今日はイード前の最終勤務日。すでに休みに入っている事務所も多いため、朝の通勤時も人通りは少なく、閑散とした雰囲気でした。

そんな中でも出勤してきたスタッフたちは(私も含め)、休暇前にやりかけの仕事を終わらせようといつになく黙々とがんばり、みんな夕方にはなんとかキリをつけて、「よいお休みをー」「イード・ムバーラク」などと言いながら、ひとりまたひとりと帰っていきました。

キリをつけられずにまだ事務所にいる私ひとり。ブログなんて書いてる場合じゃないんけど、ちょうどイフタールを食べて戻ってきたトゥトゥールがお茶を入れてくれたのでちょっと気分転換。

今日はプログラム・アシスタントのイルシャトの勤務最終日でもありました。イタリア外務省の奨学金に受かり、イタリアの大学で4ヶ月間「人類学と開発」について学ぶそう。本人は辞めたくなかったようですが、ダッカ事務所に勉強のための休職制度はないし(ゆくゆく作ろうという話はあります)、勤務してまだ2年ということもあり、勤務年数の長いベテランスタッフの手前など諸事情考えた結果、結局辞めて行ってもらうしかない、と判断したもの。若いだけに休職しても4ヶ月海外で勉強したあと、本当に戻ってくるかどうかもわからないですしね。もっと勉強しようという気になるかもしれないし、この経験を元にもっと給料やポジションのよい職場を探そうと思うかもしれないし。まあ仕方ない...。

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写真:イルシャト(中央)とダッカ事務所の女性スタッフたち。プログラムオフィサーのハビバ(右)、最近入ったアシスタント・アカウンツ・オフィサーのジョセフィン(左)もなかなか優秀。

断食月中なのでみんなでフェアウェル・ランチというわけにもいかなかったけれど、誰かが辞めるときにいつもそうするように、みんなでお金を出し合って(もちろん私が一番多めに)ちょっとしたプレゼントとお花を買い、一言ずつメッセージを伝え、事務所の前で記念撮影。すでに休みをとっていたスタッフ2人は参加できなかったけど。

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イルシャトは私が来てから採用したスタッフ。期待していたし、もうちょっと長くいてほしかったけんだけどね。でも若いうちに勉強するのもまたよし。4ヶ月といえども若いバングラデシュ女性が結婚1年の夫を置いて海外に勉強しにいくというのはなかなか勇気のいることでしょう。同居のお姑さんの理解も得られてよかったね。

まあがんばって行ってきなされ。身体に気をつけてしっかり勉強してくるべし。




投稿者: shaplaneer 日 時: 21:34 | | コメ ント (0) | トラッ クバック (0)

2008年9月28日

 もうすぐイード休み

ラマダン月ももう残りわずか。バングラデシュの週末は金・土ですが、今週末はそれにショベ・カダールというイスラム教の祝日(今日がそれ)が加わって、3連休です。明日からあと2日出勤すれば待ちに待ったイード休み!駐在員に夏休みはありませんから、ようやっと遅い夏休みがとれるようなものです。ダッカ事務所のスタッフも数人はすでに29、30と有給をとってこの連休から帰省しています。ダッカから農村部へ向かう帰省ラッシュも金曜日から始まっていて、前回写真でご紹介したショドル・ガットのローンチ乗り場や駅、バスターミナルなどは大混雑している模様です。

3連休とはいえ、私はこのイード休み中に一時帰国することもあって、休み前にあれもやらなきゃこれもやらなきゃと「連休中に家で片付ける仕事リスト」はすごいことになってます。おとといから家でずっとパソコンの前に座ってはいるものの、こうやってブログを書いたり、気を散らしてばかりでちっとも仕事が進みません。ヤバイぞこれは。

インターネットは便利だけど、気を散らすようなものがいろいろ見れちゃうのが困ったところ。もうすぐ一時帰国だと思うと、実家の近くのウナギ屋のサイトだの、箱根の温泉旅館のサイトだの、真鶴の寿司屋のサイトだの、帰ったら見ようかと思ってる映画のサイトだの、ダッカに持って帰るための本を注文しにアマゾンのサイトだの...といろいろ見てる間にああっ今日ももう昼になっちゃう。仕事せんか仕事を。ボカボカ(自分の頭をたたく音)という状況。いかん。

手弁当で村に住み込んでいた昔の駐在員に比べれば、ダッカのフラットに住む私たち現在の駐在員の生活は極楽みたいなもんですが、それでも数ヶ月ぶりに家族に会えるし(私は単身赴任)、入浴剤を入れたお風呂に入れる!(ダッカの家に浴槽はない)とか、生ビールが飲める!(缶ビールは入手可能だが生はない)とか、日本の秋が楽しめる!(ダッカはまだ暑い)とか、おいしいお寿司やお刺身が食べられる!(ダッカに食べさせる店がまったくないわけじゃないがやっぱり...)とかいうのはとっても楽しみです。生卵を炊きたてのご飯にかけて食べたい!(ダッカの卵は生で食べたら危険)...とか、柿が食べたい(ダッカに柿はない)、とか、我ながら他愛ない望みもあったりして。ユッケとかもええなあ。あと枇杷とか。

ただし、10日~2週間程度の帰国でも、一度このダッカ仕事モードから離れて日本でホケッとすると、戻ってきたときになんというかスピードが鈍るんですよね。元のアタマに戻ってフルにエンジンがかかるまで3日~1週間ぐらいかかってしまいます。それが困ったところ。任期が終わって帰国したときは脱力してボケないかと今から心配...。そのときは全国キャラバンがあるから大丈夫か?

一時帰国中の11日(土)の午後に、「ダッカで家事使用人として働く少女支援事業」について報告会をします。お時間のある方はぜひいらしてくださいね。場所は早稲田奉仕園です。(ってその準備を今しないといけないんですけど。自分にプレッシャーをかけてがんばる作戦。)

さて今日こそちゃんと仕事するぞ。明日、あさってもがんばろう...。あと2日...。




投稿者: shaplaneer 日 時: 13:46 | | コメ ント (2) | トラッ クバック (0)

2008年9月26日

 ショドルガットの風景

今週久しぶりにショドル・ガットに行ったので、写真をご紹介。ショドル・ガットはオールドダッカを流れるブリゴンガ川に面した港、というか船着場です。

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向こう岸に渡るには、こんなごちゃっとした船着き場から渡し舟(ノウカ)に乗ります。

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左に停泊中の船はボリシャル方面行きのローンチ。

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ノウカを漕ぐのは力仕事。日差しが強いので傘をさして乗ってる人が多いです。

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ちょっとお兄さん、あなたを撮ろうとしてたんじゃありませんてば。

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向こう岸は衣料品の問屋街。

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問屋から衣料品を運ぶ人たち。この服たちはどこで売られるのかな。

今回のショドル・ガット訪問はここで行われているストリートチルドレンのための青空教室(これはシャプラニールのプロジェクトではありませんが、パートナー団体のオポロジェヨ・バングラデシュが独自に実施しているもの)の子どもたちへのインタビューが目的でした。

そのとき同行した内山駐在員がせっせと子どもたちの写真を撮っていたんですが、痛恨のコピーミスで消えてしまったそう(事務所で「ああっ消えた!」という声と共に内山さん机に突っ伏してました)。うーん、残念だったね、内山さん。元広報担当もたまにはね(笑)。猿も木から落ちる、ということで。

このときのインタビューのことなどはまた別途書きます。




投稿者: shaplaneer 日 時: 16:44 | | コメ ント (11) | トラッ クバック (0)

2008年9月13日

 カレダ・ジア前首相仮釈放

日本でもテレビニュースなどで報道されたようですが、おととい11日、汚職事件で拘留されていた前与党BNPの党首カレダ・ジア前首相が仮釈放されました。昨年9月に逮捕されてから1年ぶり。自由の身になったジア前首相は党事務所のバルコニーから支持者の声援に応え、夫の故ジアウル・ラーマン元大統領の墓に詣で、入院中の長男でBNP幹事長のタリク・ラーマンを見舞い、母と息子の病室での再会や涙するジア前首相の様子が報道されました。母との再会を果たした息子タリクは治療のためロンドンへ行き、当分政治からは遠ざかるとのこと。

カレダ・ジア前首相の長年のライバル、アワミ連盟の党首シェイク・ハシナ元首相も、病気治療のためひと足先に6月に仮釈放され、今はアメリカに滞在中です。近いうちに帰ってくるという話。

今朝の新聞によれば、ジア前首相は「党内から悪い要素を廃し、シェイク・ハシナ元首相と共に公正な選挙に向けた話し合いのテーブルに着く」ことに同意した、とのこと。

非常事態宣言下、軍をバックにした暫定政権がバングラデシュを支配していたこの18ヶ月間、二大政党の2人の女性党首を国外に追い出そうとする動きや、グラミン銀行のユヌスさんが新党をつくろうとした動きなどいろいろあったけど、結局のところ、新たなリーダーも現れなかったし、二大政党なしには選挙も成立しないということで元の状態に戻ったような感じ。

汚職一掃を掲げていたこの暫定政権の期間中、いったい何が変わったんだろう?と思います。大物政治家はどんどん逮捕されたけど、結局一番の大物たちは出てきたし、巷の役所などの汚職はちょっとよくなっていたのは最初だけ。そのうち前よりもっと酷くなって元の木阿弥でした。そして公正な裁きもないまま逮捕された人は数万人に及び、治安部隊に命を奪われた人は少なくとも279人、と人権団体が発表しています。物価上昇は甚だしく、とくに食品の物価上昇率は12%以上。昨年から今年にかけてあらたに40万人が貧困線以下に落ちたと言われます。物価高騰は暫定政権のせいだけではなく、世界的な動きではあるけれど。

よかったことといえば何があるんだろう?思い出せるのはサイクロンSIDRの来襲時に軍がよく動いたこと、昨年の冬季灌漑米のシーズンの稲作促進策がそこそこ効果を現したことぐらいか...。ああ、そうか、選挙人名簿とIDカードの作成、というのがあった。これが現政権のやった仕事としては一番大きいですかね。これが出来る前は人によっては2つも3つもダブって投票権持ってたりして滅茶苦茶でしたもんね。

当地の新聞などもこの二大政党両党主仮釈放の動きを歓迎しています。これでやっと選挙ができる、と。結局暫定政権がやったことは最悪の事態を回避して約2年間、時間稼ぎをしたに過ぎなかったのか。これでテープを巻き戻すみたいに、2年前の状況に戻るのかな。

選挙後もあまり変化は期待できないけど、国民に選ばれたのでもない暫定政権が国を治め続けるのはもう限界が来ていると皆が感じています。とにかく平和裏に選挙を実現してもらいたい。そして選ばれた政党は痛い目にあったことを薬としてこれまでより賢い政治をしてもらいたいものです。

選挙実施予定の12月に向け、今後バングラデシュはどうなっていくのでしょう。あんまりぐちゃぐちゃになりませんように。




投稿者: shaplaneer 日 時: 14:46 | | コメ ント (4) | トラッ クバック (0)

2008年9月 7日

 残暑のラマダン

日本の知人から「残暑お見舞い申し上げます」のメールが届きました。バングラデシュも長ーい残暑の中にあります。3月後半ぐらいから「夏」なので、もう半年ほど暑い夏が続いているわけですが、10月にかけて暑さの最後のもうひと山が来るので体力を温存しておかないといけません。

ちょうど今頃の時期というのは、長い夏の暑さでただでさえだんだんバテてくる時期なのですが、今年はちょうどそんな時期にラマダンが重なり、みんなよくやってるよなあ...と思います。2006年の自分のブログを見てみたら、ラマダンは9月後半から10月後半で、イフタールの時刻は5時40分前後でした。今日のイフタールは6時15分ごろなので、断食している人は一昨年より朝晩30分ずつ、計1時間は長く我慢していることになります。ラマダンはイスラム暦にもとづいていて、毎年10日ぐらいずつ前にずれていくので、今はだんだん日が長い時期に向かってズレつつあるわけです。

ダッカ事務所のスタッフの一人が胆石で近々手術すると言いつつ断食しています。(バングラデシュは暑さのせいか飲み水のせいか、胆石とか尿結石とか、「石」ができる人が多いです。これは長期滞在の日本人も同様)。「なんともない」と本人は言うのですが、この暑さの中、長時間水を飲まないでいて身体にいいわけないよなあ、と気になります。

そういう彼の目の前で悠々と食後のお茶を飲んでいる不信心者かつ非情な私。「目の前でワルイねえ」というと、「いや、これも欲望に負けず自分を節するための修行になるからいいんです。気にしないで飲んでください」とのこと。うーん、とても私には真似できません。




投稿者: shaplaneer 日 時: 17:09 | | コメ ント (7) | トラッ クバック (0)

2008年9月 5日

 6時10分の差し入れ

夕方自宅でパソコンに向かい、会報の特集原稿書きに苦しんでいたら、ジリリン、と家のベルが鳴りました。出てみたら昨夜私が家に招きいれもせずに追い返してしてしまったお隣さんちのお手伝いさんが、お皿に乗せたイフタールを持って立っていました。ちょうど6時10分、あと数分で断食明けを知らせる日没のアザーンが聞こえる、そんな時間です。

私が住んでいるフラットは1フロアに向かい合わせで2軒ずつ、4世帯が入っているつくりで、うちの向かいの家が以前このブログにも書いたお手伝いの少女ナシマがいたアメリカ帰りの若いビジネスマン夫妻の家、今回のこのお隣さんは玄関を出て左の隣です。30代前半ぐらいのご夫婦と6歳、4歳、1歳の女の子3人。旦那さんはテキスタイル・デザイナー、奥さんのファテマは今のところ主婦だけど、いつかNGOで仕事をしたい、という気持ちを持ち続けている人です。きのう私が「明日も家で原稿書きしなきゃいけない」と言ったから、ファテマは気をつかってイフタールだけ届けてくれたようです。そういえばファテマはショベ・バーラトの日にも差し入れしてくれたんだった。

ファテマのイフタールは2種類の揚げ物とターメリックで黄色く色づけたご飯、豆、わずかにご飯でとろみをつけたダールのスープ。ピンクの花模様のお皿に乗せたイフタールはとてもきれいでおいしく(せっかくなのでアザーンが聞こえるのを待って食べました)、食べ終わってしまってから「写真を撮っておくんだった」と後悔。

しばらくしてから、洗ったお皿を返すのと一緒に、買い置きしていたりんごジュース1パックと絵が可愛いと思って前に買った「ラマダンの祝福」という英語の絵本を持ってお礼に行きました。玄関から玄関へは7歩の距離。

「ゆうべはごめん」と謝ったら、「そんなのいいのよー。うちの子がどうしてもあなたんちに行くんだってうるさかったもんだからね」と気さくなファテマ。ジュースと絵本を渡したら「こんなことしないでいいのに...」と言いつつ喜んでくれました。

ファテマのお連れあいも出てきて彼らの居間でお喋り。「今どんな仕事してるの?」と彼に聞かれて説明していたら、使用人として働く少女のプロジェクトに興味を持ってくれました。「何か女の子たちに手仕事を教えられるといいよね。ぼくはテキスタイル・デザイナーだから、役に立てることがあったら言ってね」と真っ直ぐこちらを見て言ってくれました。「夕方家にいるときはうちにイフタール食べにおいでよ。きっとだよ。」とファテマ。

ロクに家にもおらず、あまりつきあいのよくないガイジンの私に親切にしてくれる隣人たち。本当にありがとう。あなたの家庭にますます幸せが来ますように。




投稿者: shaplaneer 日 時: 22:30 | | コメ ント (0) | トラッ クバック (0)


 ラマダン4日目

9月2日からラマダン(断食月)に入り、今日が最初の金曜日。本当だったら今頃バンドルボン出張に行っているはずだったのですが、この仕事の担当スタッフの家族が入院したため、急きょ延期に。実現していたら18日間連続勤務、その間週末を潰して2~4泊の出張3回、というヤケクソみたいなスケジュールになるところだったので(ってこういう日程を立ててるのは自分だけど)、家で休めてちょっとほっとしています。でもこれでバンドルボン行きが遠のいてしまったなあ...。

去年の今頃、「今回はきっと駐在中最後のラマダンだからちっとは断食してみるか...」などと書いていたのですが、なんのことはない、またラマダンが巡ってきました。この時期、夕方6時すぎごろウロウロしていると、住んでいるフラットの管理人さんやご近所さんも「イフタール(断食明けの食事)食べていきなさいよ~」と誘ってくれます。実にオープン。

昨夜、8時ごろひとりで夕食を作って食べていたら、「ジリリン」と家のベルの音がして、玄関に出たら同じフロアの家の小さな女の子が。ドアの隙間から家の中に入って来ようとします。その子のお母さんも一緒に来て、「今日イフタールの時間にいるかなと思ってベル押したんだけど帰ってなかったよね?うちの子あなたとお話したいんだって」と。

バングラデシュ人だったら疲れていようが、寝巻き姿だろうが、「どうぞどうぞ」と招きいれて、お茶のひとつも出したでしょう。ラマダン中なのだから尚さら好意的に。

でも、昨夜の私はダメでした。先週末もボリシャル出張で休んでなかったし、疲れて早くひとりで休みたかったんです。で、「ごめん、また今度...」と迷惑そうな顔をしてしまいました。

その後ひとしきり自己嫌悪。わたしゃーなんて冷たいんだ。せめて子どもには愛想のいい一言でもかけてあげるんだった...。でも東京育ちの私としては、ようやく明日は久々の休みという疲れた夜、寝巻き姿でテレビ見ながらご飯食べてるときに、自分のプライベートな領域にいきなり入って来られるのはやっぱり辛かったりします。余裕がある日ならいいんですけどね。

バングラデシュの人だったら、疲れてたって、玄関口で迷惑そうな顔なんかまずしないでしょう。寝巻き姿だろうがご近所さんなんだから気にせず、「まあ入ってよ~、こんな格好でごめんね~。今ご飯食べてたとこだけど」と招きいれるでしょう。

こういうとき、底抜けにオープンなバングラデシュの人たちのホスピタリティには到底、「かなわない...」と自分の度量の限界を感じます。




投稿者: shaplaneer 日 時: 19:14 | | コメ ント (0) | トラッ クバック (0)

2008年9月 1日

 水位上昇中

ニューオーリンズに接近中のハリケーン「グスタフ」のニュースが日本でも大きくとりあげられているようですが、こちらインド亜大陸は洪水の季節。インドでは広い範囲で人々が洪水の被害を受け、約300万人が移住を余儀なくされているということです。中でもインドでもっとも貧しい州のひとつといわれるビハール州では50年に一度という大洪水に見舞われています。インドではガンジス川の水も危険水位を超え、あちこちで氾濫中。そうなると下流にあるバングラデシュも当然影響を受けます。

29日にポッダ(ガンジス)川をフェリーで渡って南西部のボリシャルに行き、昨日また川を渡ってダッカに帰ってきたのですが、行きの水位より帰りの水位のほうが明らかに上昇しているのが見てわかりました。ポッダ川のダッカ寄りの河畔であるマニックゴンジ県あたりでは、もう相当水が溢れており、ダッカ-アリチャロードの両側も道路の際までひたひたと水が押し寄せていました。緊急救援を検討しなければならないような洪水になるかどうかは、ここ数日の状況次第で見当がつくでしょう。

程度が過ぎると大変なことになる洪水ですが、ある程度まではバングラデシュの人々は「いつものこと」で慣れています。一面水浸しになった野の上を小舟で行き来したり、胸まで水に浸かりながら腐らせたジュートの茎から繊維を取り出す作業をしたりする人々の表情はまだゆったりしていました。とくにジュートの栽培をする人々にとっては、水の量が少なければ少ないでこれもまた困ります。収穫したジュートを浸して腐らせたり、それを洗って繊維を取り出したりする仕事はたっぷりした水がなければできないからです。

北部のクリグラム、ガイバンダあたりではアモンと呼ばれるこの季節に栽培される米がかなり水にやられてしまい、被害が深刻になりつつあるようで、北部のNGOから被害報告が届き始めています。ブラフマプトラ川やガンジス川の上流からひたひたと押し寄せてくる水。今年はほどほどのところで留まってくれるといいのですが...。




投稿者: shaplaneer 日 時: 23:13 | | コメ ント (0) | トラッ クバック (0)
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