バングラデシュのゴメスさん
日本では北朝鮮のミサイル騒動でワールドカップどころじゃなくなっていそうですね。私も今夜はCNNで関連のニュースを見てました。バングラデシュ国営テレビのニュースでも映像入りで報道されていたので、明日事務所に行ったらスタッフたちが何か言ってきそう。明朝予定されていた小嶋駐在員が登場するはずの「めざましテレビ」のコーナーも、この騒動で1週間延期になってしまったそうで...。
さて、ここしばらくワールドカップ熱に浮かされていたわがダッカ事務所のスタッフたち。大半はブラジルが負けた時点でがっくり。ベンガル語で終わることを「シェーシュ」死んでしまうことを「マラゲセ」(注:バングラデシュ訛り)というのですが、みんな「俺たちはもうシェーシュ」「マラゲセ」などとぼやいており、ちょっと笑っちゃいます。
2人ほど隠れドイツサポーターがいましたが、彼らも昨夜涙を飲んでおしまい。今夜はポルトガルとフランスの対戦ですが、この2つの国のサポーターはバングラデシュにはあまりいない模様。
でも実はバングラデシュにはポルトガル人みたいな名前を持つ人がけっこういるんですよね。それはクリスチャンの人たち。人口の1%にも満たないのですが、NGOで仕事をしている人はクリスチャンの比率が高く、わが事務所にも受付1人、ドライバー2人の3人がクリスチャンです。彼らの名前はゴメスさんとかロザリオさんとか、ポルトガル系の姓をもつ人がほとんど。とくにゴメスさんは多いようで、うちの事務所にもブラジルが負けて「シェーシュ」のゴメスさんが1人います。今日たまたま会ったNGOの研修機関の人もそういえばゴメスさん。
バングラデシュに来てすぐ、ベンガル語を習っていた学校の先生の中にもゴメスさんがいました。なんでゴメスさんなのか聞いたら、彼の出身の村は全員ゴメスさんだそう。ゴメスさんというポルトガル人の商人が、数百年前に村に来て教会をつくりそこにキリスト教を広めたそうで、彼の名前をもらったという話です。
でも、バングラデシュのゴメスさんたち、あんまりポルトガルのサポーターはいないみたいですね。名前のルーツとサッカーのごひいきチームとは関係ないのか...。
数百年前にキリスト教が伝わったバングラデシュのクリスチャンの村の暮らし、というのも興味深いもの。教会はどんななのか、クリスマスはどんな風にお祝いするのかなどぜひ見てみたいものです。
うちの事務所のゴメス氏も「アパ、クリスマスにはうちの村に来て」などと言ってくれるのですが、特定のスタッフの田舎を訪ねてご馳走になったりするのは所長としてはちょっとまずいしなあ。
遊びにいくなら別のゴメスさんの村にしたほうがよさそうですね。せっかくだけど。