布団屋さん

「どかっとくつろいで本が読める安楽椅子みたいのが欲しいんですよねー」と何かの弾みにダッカ在住会員のIさんご夫妻に話したら、「あ、それならちょうどいいのがあるからあげるよ。最近使ってないし。相当年期入ってるけど」とアンティークな籐の寝椅子をくださいました。Iさん、これ、まさしくこれですよ!私が欲しかったのは!!うれしいっ。
「これに敷くのはスポンジのマットじゃなくて『布団』のほうが断然いいよ」というI夫人のアドバイスに従って、家にあった普通のシングルサイズの布団をはめ込むように敷いてみたのですが、いくらバティックのカバーなど敷いてみても、なんだか居間に介護用ベッドを半分起こしたやつが置いてあるような感じになってしまいました。(写真)
うーん、座り心地はいいけど、ちょっとこれじゃあなあ。やっぱり椅子にぴったりサイズのやや薄めのお布団を作ろう!と今日は仕事から帰るやリキシャに乗って近所の布団屋さんに直行。
サイズを伝え、布を選んで布団を注文しながら、イスラム帽の似合うおじいちゃんの布団屋さんとよもやま話。もう暗くなってしまって写真も暗くて残念ですが、おじいちゃんなかなかいい顔してます。

「いつからここで商売してるんですか?」
「この店はわりと最近だよ。まだ1年ぐらいかな。でもわたしゃ布団屋の商売は67年からやってるよ。」
「67年?それって独立の前ですよね」
「そうだよ。ニューマーケットの中に店があってね。そこでずっと商売してきたのよ。」
「あ、あとずっと聞きたかったことがあるんですけど、バングラデシュの掛け布団てどうしてみんな赤なんですか?」
「そりゃあんた、赤が一番汚れが目立たないからだよ。バングラデシュはホコリが多いし汚れるでしょう。布団は洗えないからね。今はまあ昔よりはずいぶんよくなったけどね。これに白い綿のカバーをかけたらきれいでしょ」
「なるほど...(たしかに垢汚れなんかは青より赤のほうが目立たないかも、と納得)」
「で、いつできます?私のオーダー布団?」
「明日にはできるよ」
「え?1日でできちゃうの?」
「できるさ。夕方とりにおいで」
というわけで、私の特注椅子用布団は明日には仕上がってくる予定です。楽しみ。