停電、停電、また停電。
暑い。いやとにかく暑くなってきました。本日のダッカの最高気温は36度。最高気温が45度を超えるインドのデリーなどに比べればマイルドな暑さなのですが、ダッカには都市熱がこもっていて、夜になってもなかなか涼しくなりません。
そんな中で毎日ひどくなる一方の停電。今年はとくに異常で、今日は各1時間程度の停電がなんと6回もありました。人々の不満は募る一方。昨日政府は電力大臣(Power Minister)を交代させることを発表しましたが、大臣が交代しようが需要と供給のバランスが変わるわけでもなく、この状況は当分改善されないでしょう。
倹約を志すわが事務所でもついにジェネレーター(発電機)の購入を検討していますが、ガソリン代も高いのであまり長時間使うようだとまたその費用がかかってしまうし、大型バッテリーを備えた蓄電装置IPSを増やすのがいいか、いやバッテリーも3ヶ月おきに交換するバッテリー液が高いし、1日に何度も停電したら蓄電する暇がないぞ、ああでもない、こうでもない、と試算しながら悩んでおります。
ダッカのみならず電力不足はバングラデシュ全体の大問題。繊維工場だって、野菜の貯蔵庫だって、病院だって電気がなければ本当に困るのです。電気をたくさん食うエアコンや冷蔵庫はバングラデシュではぜいたく品。とくにエアコンは日本で買うよりずっと値段が高く、新品だと1台6万円、7万円するのは普通です。そんな状況のせいもあるのでしょうが、ダッカで事故や事件に遭った人が運び込まれるダッカ・メディカル・カレッジ病院で、検屍室にエアコンがないと新聞で読んだときは本当にびっくりしました。遺体を入れる冷蔵庫もひとつこわれているそうで、この暑さでは壮絶な状況が想像されます。しかも動いている冷蔵庫も果たしてジェネレーターにつながっているんだろうか。

暑い暑いと言っていても涼しくならないので、今日はちょっと涼しげな写真を載せましょう。これは夕方の国会議事堂前の水辺で語らうカップルを遠くから撮ったもの。
暑いときはやはり水辺が恋しくなりますね。そう言いつつ明日から私はバングラデシュ南東部の港町、チッタゴンに出張してきます。チッタゴンはダッカに次ぐバングラデシュ第二の都市。港がありながら内陸は丘陵地帯。バングラの大阪というべきか神戸というべきか。とにかく海が見られるのは楽しみです。