合宿終了
2泊3日の合宿が今日で終了。ダッカからシレット方面へ向かう街道ではバスがすごい勢いで飛ばすので冷や冷やしましたが、私のお腹も復活したし、具合が悪くなる人もなく全員無事帰ってこられたのはなにより。
今回泊まったのはHEED BANGLADESHというNGOが経営するゲストハウス。
ここはバングラデシュ独立前にパキスタン政府が運営するハンセン病患者の病院があったところで、独立後にHEEDがバングラデシュ政府からその運営を委託され、土地をほとんど無期限で借り受けたところ。今はここには病院はありませんが、広大な土地の中に離れのようなゲストハウスや集会所があって合宿には最適です。建物は古いしお湯が出るような設備もありませんが、わたしらNGOには十分。
ここで各パートナー団体が現在力を入れている活動や、来年度に向けての計画、今抱えている問題などについてディスカッションしたわけですが、やっぱり面白かったのは夜のかくし芸大会。いやー、みんななかなか芸達者なんです。
劇の一場面を演じて見せる人あり、歌う人あり、ジョークを披露する人あり。

中でも一番感心したのは、Pで始まるあるパートナー団体の代表による即興の歌。
スタッフたちのコーラスつきで「予算が削られて困ったよ~、新しい団体なんかやめちゃって、うちにもっと予算をつけてよ~」というような意味の歌を、面白く節をつけて歌うのでみんな大うけ。
お酒が入らなくてもこれだけ楽しめるとは。学校のお楽しみ会をちょっと思い出しました。
私も一応、ハルモニウムを弾きながらTHE BOOMの「島唄」を披露してみたところ、それなりに評価されたかな?という感じ。
それから興味深かったのは、この地域に住む先住民の人たちの暮らし。今回はモニプリとカシという民族のコミュニティーを訪問しました。
モニプリもカシも、モンゴロイド系で独自の言語や文化をもつ人たち。おとなはだいたいベンガル語が話せますが、家では母語を使って育つ子どもたちが、小学校でいきなりベンガル語で授業を受けなければなりません。今回訪ねたモニプリのコミュニティーのリーダーは、小学校5年生まではせめてモニプリの言葉で授業を受けられるよう、ロビー活動をしているとのことでした。
カシの人たちはここがバングラデシュ?と思うような丘陵地に階段状に家をつくって住んでいます。おもな収入源は南アジアの人たちが大好きなパーンの葉の栽培。

彼らが住んでいる土地は今はバングラデシュ政府から借りているという形になっているようですが、不定期な契約期限を更新しながらなんとか住み続けているようです。
小さな子どもたちはベンガル語はよくわからないようでしたが、習ったばかりのカシの言葉で「コブライ(こんにちは)」と声をかけると、はにかんだ笑顔を見せてくれました。

(2006年1月29日)