|
【はじめに】
シャプラニールは、1972年に設立された民間の海外協力団体で、現在バングラデシュとネパールで支援活動を実施しています。南北問題解決への取組として現地活動だけでなく国内活動にも力を入れています。バングラデシュやネパールの経済的・社会的に厳しい状況を伝えるだけでなく、それぞれの文化や暮らしを日本の人々に広く知っていただきたいと考えています。日本とは異なる文化、生活の中で暮らしている人々がいることを知り、受け入れることは、偏見や差別をなくし世界の人々が平和に暮らすことの第一歩になると考えるからです。
昨年度はその一歩として日本とバングラデシュの子どもの絵画交流および日本の子どもがバングラデシュの村で一緒に遊ぶという直接交流ツアーを行いました。「言葉が通じなくても遊べたよ」、「バングラデシュは優しかった」などの感想を子どもたちは寄せています。
同じ時代に同じ地球で異なる文化、習慣、言葉、肌、目、髪の色を持った人々が暮らしていることを知り、その違いを受け入れるという「共生」のタネを子どもたちの心にまく企画を今回も小学生対象に実施します。
【企画の目的】
日本、バングラデシュ両国の子どもになじみの深いカレーを通じて同年代の子どもたちが交流をし、お互いの暮らしを知り、違うこと同じことがあることに気づくことを期待します。そして、その違いを受け入れるという共生の礎を子どもたちの心に築くことを目的としています。
【バングラデシュについて】
バングラデシュは、1971年にパキスタンから分離してできた国で、日本の約4割(北海道と九州と四国を合せたくらい)の面積に約1億2千万人が住む世界有数の人口過密国です。バングラデシュでは1年は雨期と乾期に分かれ、雨期には国土の半分近くが水に覆われます。土地は非常に肥沃で稲作を中心に栄えてきましたが、農業以外に目立った産業がない上に洪水などの自然災害が多いこともあり、経済的に苦しい状態にあります。バングラデシュの人口の約7割が農村地帯で伝統的な生活を営んでいます。また、子どもたちは、90%以上が小学校へ入学しますが、5年間の小学校期間を修了するのは半分足らずで、約100万人のこどもが義務教育を受けられていない状況にあります。
|