僕の名前はマニク、14歳。バングラデシュの首都ダッカから車で約5時間のイショルゴンジ郡にお母さん(推定35歳)、妹(7歳)と一緒に暮らしている。6歳の時にお父さんが急に心臓発作で死んじゃってから、僕が一家を支えてきたんだよ。
ダッカの茶店で働いたり、使用人として住み込みで働いてその家の子どもの学校の送り迎えなどをしていたこともあったけど、やっぱりお母さんたちと一緒に暮らしたくて故郷に戻ってきたんだ。それからは、家の近くのバザールで食堂のお手伝いをしていたけど、貯めたお金で3カ月前に自分の雑貨屋さんを開くことができたんだ。毎日朝7時から夜10時ぐらいまで働いている。週末(金、土曜日)が稼ぎ時で、売上は1日600タカ(約1,000円)ぐらいさ。
休みがない毎日だけど、お店を閉めて「ワーキングチルドレンセンター」に行っている2時間が僕の休み時間かな。2年半ほど前、センターのホック先生に誘われて通うようになったんだ。最初、センターに通う意味がよくわからなかったんだけど、だんだん計算や文字の書けることの大切さがわかってきたよ。
先生は、ぼくたちが集中力をなくしていたら、やる気を引き出してくれるんだ。勉強以外に仕事とか生活の相談もできるのがいいな。
「お店をもっと大きくして、今、ワーキングチルドレンセンターで学んでいる妹を、公立の学校に行かせたいんだ。」 |