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ダッカウィーブズ(Dhaka
Weaves Ltd.)
伝統の中に洗練さというスパイスを
皆さんは「ダッカ織」というネパールの伝統的な織物をご存知ですか?ダッカ織の特徴は菱形や六角形といった幾何学の織模様とその模様の間にできる透かしのように見える空きにあります。古くから男性のトゥピ(つばのない帽子)やベスト、女性のチョロ(寒い時期にサリーの下に着る長袖のブラウス)などの日常衣料としてネパールの人々に親しまれてきました。けれども手間がかかる作業であることに加え、より安価な機械織りの生地が出回り、現在ダッカ織はそれらに取って代わられつつあります。
ダッカウイーブズはこのダッカ織の伝統を守り、かつ女性の雇用機会の拡大と生活向上を目的として1990年に複数の女性企業家たちによって設立されました。ダッカ織の伝統的な透かしを活かしながらも、洗練された色使いと斬新なデザインに挑戦し、数多くの個性的な作品を生産しています。ダッカウィーブズの製品は国内外で高い評価を受け、ダッカ織の伝統を存続させると共に、新たに多くの女性の雇用を生み出しました。
ダッカウィーブズのダッカ織生産者は、現在45名います。以前は、はたを織る工房をカトマンズ市内に置いていました。けれども、多くの生産者が住むサトゥンガル村から通勤に時間がかかることや、日が暮れると長時間歩くのは危険だということから、カトマンズ市郊外にあるサトゥンガル村に工房を移しました。工房の開所時間を長くし、生産者の家事や育児の合間など都合のいい時間を有効に使えるような配慮も行っています。
このサトゥンガル村に住むダッカウィーブズの織り手の一人であるヤムナ・ラージバグさん(21歳)は、ダッカウィーブズで働き始めたきっかけについて次のように答えています。
「私は5年前の16歳の時、友人に誘われて姉と一緒にダッカウィーブズで働き始めました。学校には3年生まで行きましたが、7人家族だったためお金に余裕がなくてそれ以降は学校に行けませんでした。父と兄は大工としてカトマンズで働いています。その仕事も月に半分程あればいいほうです。」
ヤムナさんの父と兄のニ人が、月半分の仕事を得られれば3600ルピー(1ルピー=約1.5円)程度の収入になるそうです。(因みにネパールでは公務員の大卒初任給が4000〜5000ルピー程度、お米1キロが20〜30ルピー前後です。)
また、織りの作業については、「だいたい1枚の大判ショールを織り上げるのに、1日8時間働いて4〜5日必要です。細かい柄などはとても難しく、もっと時間がかかります。給料の半分は親に渡して家計にあてています。」と答えてくれました。
ダッカウィーブズでは1枚の大判ショールを作って250ルピー程度を賃金として渡しています。ヤムナさんの場合、月に1000〜1600ルピーを受け取っているとのことです。
「私はダッカウィーブズでダッカ織を習って仕事を始めました。私が仕事をすることに対して兄も賛成してくれているし、私自身も結婚してもこの仕事は続けたいと思っているんですよ。子どもにも織りは教えたいですね。」とも語ってくれました。
シャプラニールは、このダッカウィーブズで生産されたダッカ織のスカーフやストールなどをご紹介しています。ダッカ織の独特の透け感がとても素敵な商品ばかりです。特に新作「ダッカ織スカーフ 青」(特別価格¥2,610)は涼しげでこれからの季節にぴったりです。「2004年 春・夏生活素材カタログ Craft
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