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SHILLEIKON(シレイコン)
モニプリ族の伝統と誇りを現代に伝える
バングラデシュは人口の約9割がベンガル人によって占められ、そのため割合の低い少数民族は社会的に弱い立場に立たされがちです。今回はバングラデシュの少数民族であるモニプリ族の伝統技術を守りつつ、モニプリクッションカバーなど常に新しい商品に挑戦している生産団体、シレイコンを紹介します。
モニプリ族はバングラデシュ北東部シレット地方を中心に、現在5〜6万人の人々が暮らしています。日本人とも顔立ちが似ているモンゴロイド系の民族で、独自の文化と宗教を持ち、今なお彼らの間では民族の言語であるモニプリ語が話されています。団体名のシレイコンはモニプリ族の言葉で「創造センター」を意味します。
シレイコンは1987年に農村に根ざした産業の活性化と雇用の促進を目指し、地域の人々の社会的経済的地位向上を目的として、モニプリ族のトーレム・ロビンさんによって設立されました。廃れつつあったモニプリ族の伝統織物を復興させ、その収益により人々の生活を改善することに努めています。設立当時は10機の織機と12人の生産者の小さな団体でしたが、現在は首都のダッカに事務所とショールームを置き、バングラデシュ北東部のシレット県スリモンゴルに生産センターを持つ団体に成長しました。センターには常勤の生産者6名の他、75名の生産者が家庭で布を織りセンターに収めています。
生産者は経済的必要性のある人や仕事に興味のある人を優先し、モニプリ族の女性が多くの割合を占めています。近年ではベンガル人の女性の雇用もすすみ、同じくバングラデシュの少数民族であるラカイン族の伝統織物の生産も始められました。またシレイコンでは技術向上のために生産者との話し合いや技術訓練を行っており、この他に医療サービスの提供や常勤の生産者には貯蓄援助が行われています。製品の多くが海外に輸出されますが、発注数の減少により生産者への継続的な仕事の提供が難しい現状です。生産者自らも市場へ織物を販売するなど生計を支える努力を行っています。
生産者の一人であるションダラニ・ショルマさん(33歳)は、センター近くのフメルジャン村に夫と7歳と12歳の2人の息子と暮らしています。シレイコンで働き始めたのは10年前。夫がションダラニさんの技術を活かせるシレイコンで働くことを勧めてくれました。「織物を始めたのは10歳の頃です。母や近所のおばさんの作業を見て技術を覚えました。今では織るのが簡単な化繊のサリーを織ることが多くなりましたが、私が好きなのは綿のサリーです。綿は糸が細くて織るのに時間がかかりますが、着心地は快適です。自分で柄を考えることもあります。」と、シレイコンで培ってきた技術者としての経験を聞かせてくれました。
ラカイン族の伝統柄をあしらったリバーシブル帽子(\3,200)は、型紙製作者のボランティアの方との共同開発によって誕生しました。しっかりとした縫製が評判を頂いておりシャプラニールのお勧め商品の一つです。冬の装いにも似合うシックな色合いの帽子をお出かけのお供にぜひお使いください。シャプラニールのカタログ「クラフトリンク南風」(資料請求はこちら)または「楽天市場」からもご購入いただけます。
(インターン:鵜月円)
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