|
BCP(Bhaktapur
Craft Printers)
古来の伝統を守り、女性の自立を助ける
皆さんは「ネパール」と聞いて何を思い浮かべますか?登山が好きな方でしたら「ヒマラヤンブルー」と呼ばれる青い花を思い浮かべる方もいるかもしれません。この花はネパール、ブータン、そして中国の一部でしか見られない美しい花で、幻の花として珍重されています。
シャプラニールでは、BCP(Bhaktapur
Craft Printers)という手工芸品団体が生産している、この青い花が描かれた「手すき紙はがき 青い花」を2004年春・夏カタログでご紹介しています。ロクタから作られた生成りの手すき紙に青い花がとても映えて綺麗です。
BCPは1981年に地域社会の活性化、低収入の人々の生活向上を目的としてユニセフの支援を受けて設立された手すき紙の生産団体です。
現在では、ネパールの中心部にあるバクタプール(Bhaktapur)を中心に中西部の5つの地域、3,000人を超える人々がロクタ(沈丁花)の樹皮を使った手すき紙のカードやレターセットを生産しています。
今回はそのBCPがあるバクタプールの街やそこで生産されている手すき紙についてご紹介します。
ネパールの「京都!?」 Bhaktapur
BCPがあるバクタプールは、カトマンズより東に約14kmの低い丘陵の上にある古都です。この街はカトマンズ盆地にある三都の中で一番昔の面影を残す街で古い木造の建物がとても素晴らしく、中世の面影がまだ残っています。
また、バクタプールはサンスクリット語で「信心深い者の町」の意味を持ち、街の至る所に寺院や仏像、神像があふれています。BCPはこのバクタプールで古来の伝統を守りながら、一枚一枚手作業による紙の生産をしています。
仏教の経典にも使われたロクタ
BCPの手すき紙の原料はロクタ(沈丁花の一種)と呼ばれる潅木の皮です。ロクタはネパールの標高1,200〜3,000mの丘陵地帯に育ち、1000年以上も昔から最も重要な紙の原料として利用されてきました。ロクタから作られる手すき紙は、質感が優れているだけでなく丈夫で耐久性、防虫性に優れ、古くから高く評価されています。そのため何世紀もの間、ネパールで日常的に使用される紙はロクタを原料としていました。また、ヒンズー教や仏教の経典、王室の記録などにも使われてきました。
BCPは、古来の文化や伝統技術を反映しながら、近代のデザインも上手に取りいれた商品作りをしています。これらの手すき紙は全て手作業で作られ、生産者のうち約半分は女性です。BCPは生産者を選ぶ際にも、本当に仕事が必要なのかを話し合ったり、生産者を1家族から1名のみ採用することで、より多くの家庭の生活向上を目指しています。また、売上の約40%を地域社会開発のためのプログラムに役立て、生産者のみならずその家族や社会全体の発展を目指しています。具体的には、学校や保育所、保健衛生のプログラム等を、特に苦しい状況に置かれている女性や子供を優先に行っています。
先に紹介したシャプラニールの2004年春・夏カタログの「手すき紙はがき 青い花」(6枚組 \800)も自立を目指す女性たちが、一枚一枚丁寧に作った商品です。その他にも様々なカードやはがきをご紹介しています。2004年春・夏カタログ「クラフトリンク南風」や「楽天市場」からご購入頂けます。是非ご覧下さい。
|