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ACP(Association
for Craft Producers)
ACP(Association
for Craft Producers)は、1984年に手工芸品生産を通じて女性の収入向上をめざし設立されたNGO団体です。ネパール国内の17地方に籠や織物、銅細工などの生産者グループを持ち、総生産者数は1,000人以上にのぼります。地方の生産者グループと取引することで、現金収入を得る機会の少ない遠隔地に住む人々に雇用の機会を与えるとともに、生産指導や販路の提供などの支援を行っています。首都カトマンズに事務所と生産工房を持ち、生産工房では地方で生産された製品の仕上げや加工を行っています。ACPで働く生産者の女性たちには福利基金やカウンセリングサービスの提供、生産者の子どもへの学費援助などが行われています。
シャプラニールで紹介しているタルークッションカバー(¥1,600)はACPの生産者グループの1つであるタルー・シルパ・カラで生産されています。現在、タルー・シルパ・カラのメンバーは30名。メンバーは全てネパール南西部の先住民であるタルー族の女性たちです。彼女達の住む村はネパール南西部カイラリ郡のジャングルの中にあります。カトマンズからバスを乗り継ぎ約5時間。大きな川を歩いて渡りジャングルを抜けると彼女達の住む村にたどり着きます。
タルー族は独自の言葉と文化を持つモンゴロイド系の顔立ちの人々です。主に農業で生計を立て、淡水の魚や貝類を食し、キノコなどジャングルからの自然の恵みを採取する豊かな食文化を持っています。屋根には瓦やわらを使い、もみ殻などを混ぜ込んだ白い土壁の住居に暮らします。住居内には同じく土で作った穀物を保存するための背丈ほどの壷が置かれており、この白い土壁の家と白い大きな穀物貯蔵壷は、タルー族の村の生活でよく見かける光景です。
タルークッションカバーに施されているアップリケは女性の間で代々継承されてきた技術であり、タバコ入れや伝統的な女性の衣類の装飾として使われてきました。ジャングルの中に住む昆虫や動物が古くから使われてきたアップリケのモチーフです。日本ではあまり見られないサソリも伝統的なモチーフの1つになっていて、彼らの生活では身近な存在です。
現在は伝統的な衣類を着る人はほとんどいなくなり廃れつつあったアップリケの技術ですが、ACPを通じて新しいデザインが提供され技術が維持されるようになりました。グループは手工芸品生産を行う他にも、地元の福祉団体と協力してヘルスキャンプの実施やトイレ建設などを行い村の生活向上に努めています。彼女たちは自分たちの伝統のアップリケ技術をとても誇りに思っており、この技術をもっとたくさんの人々に紹介したいと思っています。
タルーの人々が作るアップリケは、豊かな自然の暮らしが描かれた製品です。2004年春夏のシャプラニールのカタログ「クラフトリンク南風」ではタルー枕カバー(\1,600)も登場しました。ナチュラルな色がどんなインテリアにも似合うお薦め商品です。2004年春夏のシャプラニールのカタログ「クラフトリンク南風」または「楽天市場」http://www.rakuten.co.jp/craftlinkからもご購入いただけます。ぜひご覧下さい。
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