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作り手の想い

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ソリタ・オディカリさん(34歳・女性)
WSDP(ネパール)のポーチの縫製を担当

物静かな彼女は息子2人、娘2人と賃貸アパートの1階の6畳ほどの一部屋に暮らしています。6〜7年前に夫が女の人を作って逃げていってしまい、子育てのため縫製の仕事をしていたのですが、子ども4人を育てていくには賃金が充分ではありませんでした。それを3年前にWSDPで働いていた友人に相談したところ、「(私に言うのではなく)自分でカドカさん(WSDPの責任者)に自分の状態を説明しなさい。」と言われたそうです。内気な彼女は勇気を出してカドカさんに働きたい気持ちを訴えました。もともと縫製の技術を身につけていたので10日ほどの研修を受けただけで今のポーチを縫製する仕事に就きました。

現在では、まだ小学生の子どももいるので、自宅に布を持ち帰って家にあるミシンで縫製して仕事をしています。ミシンは近所の人にお金を借りて購入したそうです。今では、既に代金の支払いは済んでいるそうです。(取材の最中も友人の方々はずっとほほえんでソリタさんを見守っていました。)

ソリタさんの収入は月で約3,000〜3,500ルピー(1ルピー=約2円)でその約半分が家賃となり、残りは食費と子どもたちの教育費に使われています。手工芸品生産の仕事をするようになって「円滑に生活ができるようになりました。また、自分に自信が持てるようになりました。」と彼女は言います。注文がなくて仕事がなくなるのが一番不安だから、お客様に喜んでもらえるように丁寧に仕事をするのと彼女は真剣にミシンへ向かっていました。

とても静かに話しをするソリタさん。でも、自分の腕で子どもを育てていくんだ!という強い意志が瞳に映し出されていました。

きっと、今日もヒマラヤの麓、ポカラの街で彼女は一生懸命にミシンへ向かっていることでしょう。

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